岩櫃山ー観音山(瀧我山)         平成21年3月8日


コースタイム 郷原駅8;30〜古谷T字路8;50〜密岩登山口9;00〜9;45山頂10;20〜東峰〜平沢登山口11;20〜
不動の滝11;45〜12;00観音山12;20〜12;50岩櫃城温泉14;05〜14;10群馬原町駅


舟窪の名水付近で見た
岩櫃の岸壁
青春18キップ第2弾、3日前に引き続き、また上越方面です。吾妻線の郷原駅で下車したのは2人だけでした。駅舎の外に出て岩櫃山登山道観光案内図を眺め岩櫃山への行き方を見ていると、もう一人降りた方はホームを歩いて踏み切りに向かった。なるほどこれは近道だとその後を追った。岩櫃山への標識に従って行くと舟窪の名水と書かれた東屋があったが水らしきものは無い。炭焼きの煙がたなびく田園に岩櫃山の特異な山容が絵になっている。先行した方に追いつき、岩密通りを登り、沢通りに下り岩櫃城温泉に寄るのが面白いと教えていただいた。古谷T字路までご一緒して、お勧めの岩密通りに向かった。

天狗に架け橋
密岩登山口は農家裏の杉林に付けられていて、薄暗い道を登る。杉林を抜けると、岩交じりの落ち葉の積もる急斜面に変わった。尾根に乗ると今度は岩稜が現れなかなか変化のあるルートです。天狗の架け橋の案内が出てきて右には迂回路の道が出来ていた。ここは天狗に架け橋を通ることにして左に曲がった。すぐに馬の背がありここが架け橋らしい、幅50cm、長さ5mほどだが切り立った岩で緊張をする。雪のときは渡る気がしない。後は巻き道と合流して鎖場を登る切ると一気に視界が開けた。展望はいいが足元が不安です。正面に山頂のトンガリが見えるのでそちらに急ぐ。

山頂から浅間山、左に浅間隠
鷹ノ巣遺跡の案内まで少し下って登りかえし、鎖場で肩の部分に登る。山頂の岩を巻くようにして反対側から山頂直下の垂直岩場を鎖で登ると最後に鉄柱と鎖で囲まれた半径2mほどの岩の上が山頂でした。まさに360度の展望で期待以上のすごさに感動した。幸い誰もいないのでのんびりと山頂を独占して、写真を撮り展望を楽しんだ。東峰で先ほど分かれた人が手を振るのが見えたのでそちらに移動してしばらく話し込んでしまった。風もなく居座るのには絶好の日和でこの付近の山について沢山教えてもらった。5人パーティーが登って来たのをきっかけに沢通りに向かって下山した。

観音堂この先に不動滝がある
平沢登山口には休憩小屋と駐車場があり、2台停まっていた。小屋内には岩櫃城の説明が書かれたりして、とても綺麗に管理された休憩所でした。貯水池に出て左に下りてゆくと車道に出た。群馬原町に向かって歩いてゆくと不動の滝、観音山の標識が出てきた。先ほど話し込んだとき不動の滝と何とか山に登って帰ると良いと言われたことを思い出し立ち寄った。観音堂の奥の不動滝を見てから観音山(瀧我山)に登ってみた。奇岩の並ぶ道を登ると、ピークには石の祠が祭られていた。西峰と東峰があるようで、こちらは東峰のようです。展望は良くないが町並みを眺めながら昼食休憩をした。教えられたとおり、群馬原町駅の手前の岩櫃城温泉で汗を流して帰路に着いた。電車の駅から歩いてゆける上に、この展望のよさは、すばらしい山だった