多摩川 小中沢        平成21年4月26日

コースタイム 奥多摩駅=境橋バス停9:30〜入渓広場9:50〜(12;00)650m作業道12:35〜引き返し点13:10
〜650m作業道13:40〜14:30三ノ木戸車道終点14;50〜16;00奥多摩駅


境集落
小河内ダム建設時の鉄道
前日は雨降りで、山はやめようと思っていたが朝起きるといい天気になりそうなので急いで出かけた。以前六ツ石山から下山のとき降りようとした小中沢に行く。奥多摩駅でタイミングよく奥多摩湖行きの臨時便が出るところだったので乗った。境橋で降りてむかし道を少し戻ると集落の先に深い切れ込みが見えてきた。目指す小中沢だ。淡い緑色の山肌は春の色だ。小中沢入口の立派なトイレ付き駐車広場で足周りの準備をしていると2台の軽トラが来た、釣り人かと心配したら山菜取りに人でした。先に鎌のようなものが付いた長い棒を持っていたのでタラノメ取りのようだ。正面の支沢に8mの滝が垂直に落ちているのを眺めて沢にはいる。ミニゴルジェに釜もちの小滝が出てきてその先の3mナメ滝も一緒に右から巻いた。すぐに昔、小河内ダム建設時の鉄道の橋梁が出てきた。見上げると藤が絡まった線路が違和感なく存在している。

下流部
こんな滝がいくつかある
右に枝沢が落ちるとワサビ田が出てくる。作業小屋もあり現在も栽培中です。この先ずっとワサビ田と付き合う。コンクリートの取水堰を超えると丸太橋が横切る。小滝を2個ほど越える。右の切り立った壁から細い幾筋もの水が落ちていたので湧き水かと思い飲んでみたがおいしくない。右に6mの垂直滝が落ちる。小滝がいくつか出てくるが問題なく超える。大岩の下をくぐりぬけるところが2箇所出てくるが2個目は水を被るので右の岩を越えた。650mのところで作業道が横切る。ワサビ田でお仕事中の方に挨拶をして作業道に上がる。運搬用のモノレールが設置されていた。丸太の腰掛、ワサビ田を眺めながら昼食休憩をした。

ミニゴルジェ
休憩後、先に進むが両側がネットで巻くことが出来ません、先ほどのおじさんがネットは邪魔しているのを気にして謝ってくれる。水線を行く。取水のコンクリートの樋を超えるとミニゴルジェになってほっとするがすぐにワサビ田が出てくる。750m付近で引き返して先ほどの林道に戻り、モノレールに沿って行くとやがて植林地の斜面を急登する様になり踏み跡はなくなった。しばらくする左から作業道が登ってきて安心した。ひとつ尾根を巻き終えると民家が出てくる。居住はしていない模様、民家の脇を更に登ると股民家がある。ここも住んでいない。更に登ったところで三ノ木戸集落の車道に出た。駐車広場から御前山、鋸山の眺めが良いので休憩をする。しばらく車道を下り、途中から車道を外して歩き道が付けられていた。いくらかのショートカットで車道に戻り奥多摩駅にたどり着いた。
ワサビ田にうんざりする沢だが中途半端に終わったので後日、六ツ石山まで詰めたいと思う。