四十八瀬川 ミズヒ沢〜鍋割山          平成21年12月13日

コースタイム 大倉バス停8;10〜ミズヒ沢出会9;45〜2段12mチョっクストン滝11;40〜鍋割山13;25
〜小丸山14;20〜林道15;20〜16;20大倉バス停


林道の残り少ない紅葉
青春18キップ冬の使用期間です。身延線内船駅から思親山に行こうとキップを購入したが、なんとなく沢に入りたくなり、この時期でも大丈夫だろうと丹沢のミズヒ沢に行くことにした。夕べは忘年会遅かったため早起きが辛い、頑張って5時前に起きた。まだ暗い中、電車に乗り、渋沢駅に下りた。駅北口にあったコンビニがなくなっていた。渋沢駅に下りたのは2年半ほど前だった。いつも食料はここで調達してたので不便になった。幸い今日は思親山の予定だったので主食を持っていたので助かった。7;50のバスに乗る、立ち客が出るほどの乗客だった。さすがに丹沢は人気がある、この時期寒いところを避けて集中するのかも知れない。大倉バス停で水の補給をして歩き出すと、庭先のユズの黄色に熟した実、ドウダンツツジの赤色とが目に飛び込み気分良く出発できた。キャベツ、白菜の畑を見ながら行くと先日高尾山で見た皇帝ダリアがここにも咲いていた。林道はほとんど落ちてしまっているが、中には何本かは黄色い葉をつけた木もあった。

大滝を巻く途中から見る
三廻部からの林道を横断して少し登ると尾関廣翁の像と登山訓練所の建物が見えると二俣に着いた。暫くぶりにこの林道を歩いたが長く感じた。勘七沢を渡り針金をまたいでほんの僅かで小丸山への分岐になる。広い林道は本谷を越えると終点になってそこにミズヒが出会、大きくミズヒの沢と書いてある。ここから仕事道で堰堤を2個越えたところで沢の支度に替えて仕事道を行き入渓するとすぐにF125m大滝の下に着いた。垂直滝で中間のテラスでで勢い良く水を飛ばしてた。右の小尾根に這い上がると赤テープがあった。滝口より少し登ったところ更に上に踏み後があったが適当に潅木を使って戻るとF2、7m滝下に下りた。踏み跡はF2も一緒に巻いているものだった。F2は左を越えた。

F3、2段12mのチョっクストン滝
流れは穏やかになって左に滝を持つ枝沢が入る。小滝があるが問題なく超えた。左に10m滝が枝沢で落ちていて、本流には4m滝が垂直にかかるところとなった。この滝は右のコーナーを登ると書いてあったが水を被りそうなので左から巻いた。振り返ると栗ノ木洞と思われる尖がりが見えた。右に3段20m滝の枝沢が入る。その先にF3、2段12m滝が見える。下段4mの一条滝は右を越えた。上段のチョっクストンは左から超えた。この上の伏流になったところで、持ってきた天ぷらソバとおにぎりで昼食にした。F4の涸れ滝2段12mは右から巻いた。

小丸山手前で、樹間に蛭ヶ岳を望む
ガレ沢の二俣を左に入った。沢筋が急になってきて歩きにくくなったところで右の尾根に乗ってそのまま詰めたら鍋割の山頂に出た。最後のところはこの時期、凍ったことを考えるとアイゼンが必要だと思った。ガスがかかり急に寒くなってきたので急いで靴だけ履き替え雨具の上着を着て歩き出した。ブナの原生林が綺麗な尾根道はいつ来ても快適ですが小丸山まで思った以上に登りがきつかった。二俣への下山道に入ると箱根連山、駿河湾がかすんで見えた。天気が良かったら一休みしたいところです。ジグザグの急下降を一気に下り朝通った林道に合流した。ここから退屈な林道を歩いて大倉バス停に着くと、ちょうどバスが発車するところで飛び乗った。渋沢駅で着替えをしてさっぱりとしてから缶ビールを片手に電車に乗った。今年最後の沢になるのかななどと思いながら、残りのおにぎりを食べながらビールを飲む。