前川 大滝沢       平成21年8月6日

コースタイム 峠駅5;30〜6;40滑川橋6;45〜大滝下7;45〜吊橋10;55〜枝沢12;20
〜大滝展望台13;55〜14;10滑川温泉15;10〜16;10峠駅


峠駅
8月8日、沢の仲間が大滝沢に行くという情報を聞き、急に大滝沢に行きたくなった。週末は天気が悪いので早めに単独で行く事にした。前夜、11時ころ峠駅に下りると去年は沢山の資材が置かれていたシェルターないが綺麗になっていた。駅寝には最適な構内に早速テントを張って寝酒で寛いでから眠る。暖かくシュラフも入らない。
翌朝、5時半に出発する。どんよりとした雲が立ち込め思いのほか天気が悪い。駅前から坂を登りしばらくするとアブの大群に付きまとわれるようになった。ネットを被るが中に入る輩もいて始末が悪い。峠を越えるころからその数が減ってきた。
1時間強歩いて滑川橋に着いた。右の踏み後で大滝沢の出会いに下って沢の支度をする。入渓して最初にゴーロを少しだけ超えると3段20mの滝になる。釜が大きい、泳いで取り付くのも容易いがここは左をヘツリ1段目の上で対岸に渡り、上の2段は右を登ると簡単だ。

最初の滝
3段20m

大滝
この滝上に出ると、一面赤茶色のナメ床に変わり明るくなっていつも感激するところだ。車道のようなナメをヒタヒタと歩く、実に気持ちが良い。泳ぎたくなるような釜が出てくるが巻く。やがて左側に赤テープと、残地ロープがあるところに着く。展望台から大滝見物の踏み跡です。正面に大滝が見えてきてだんだんと近づくとその大きさに感動する。
滝下で写真を撮るが全景を入れるの無理だった。しばらく休憩をして、左側のルンゼから巻き道に入る、急登だがしっかりとしたステップがあるのでゆっくり登ると問題がない。滝上より少し登った辺りで右にトラバーする。草つきを2度渡ところは雨のときなどはいやらしい。

左側を駆け登った滝

右側の流木で登った滝
左にネコノ沢が3mナメ滝で入り、右にホラ貝沢がナメで入る。ホラ貝沢の出会で休憩する。滝が多いので分からなくなってしまう。5mのナメ滝はやや急だが左斜面を駆け登ってみると、フリクションがいいので思い切ると登れてしまった。8m幅広の滝は右側に流木が立てかけてあり、それを利用して登った。5m釜深ノ滝、通常は泳いで取り付くが左壁が何とか登れそうなので挑戦すると以外に簡単に上部の潅木にたどり着き、泳ぐことなく超えてしまった。鉱山の名残の吊橋が見えてくるとゴーロに変わってしまった。
急に霧が立ち込めてきて視界が悪くなり、潜滝まで行くつもりだったがテンションが落ちてしまい手前の枝沢を詰めて登山道に出た。姥湯温泉に寄る予定も諦めて滑川温泉下りて、温泉に浸かって汗を流す。峠駅までアブに悩まされるかと心配しながら歩くが、朝よりずっと少なく助かった。大滝沢は車を利用しなくてアプローチできるのと、ナメと滝が綺麗で良い沢です。温泉も楽しめるので秋にも来て見ようかな。

通常は泳ぐ滝
振り返って登った岩を見る