蓼科山    平成21年2月22日

佐久IC=乙女茶屋登山口7;00〜9;35山頂10:10〜11:30登山口


明るくなったカラマツ林
私の手軽に行ける冬山の代表は蓼科山です。蓼科は車が便利でいつも車になってしまう。高速道路のの深夜割引になるのを利用するため、前夜の10時半頃家を出る。佐久サービスエリアで時間調整をして1時過ぎたところでICを出ると半額だった。女神湖を過ぎた付近から周辺も雪が見られるが例年の半分くらいでした。乙女茶屋の登山口の駐車広場に着くと、先着3台と、2張りのテントがありました。すぐに仮眠した。寒さもいつもより緩やかで快適に眠ることが出来た。翌朝、準備をしていると隣に神戸ナンバーの車が到着し挨拶を交わした。アイゼンをつけ、ワカンを背負って出発する。

森林限界手前
縞枯れ帯、風強まる
林の中に付けられたトレースをたどり小高い丘に登り、雪原なる。唐松林に変わると朝日が昇り始めて、いっそう明るさを増す。気持ちよく遊んだことが伺えるスノーシューが奔放な跡も、やがてひとつに纏まると急登の斜面になる。ブッシュががちらりと見えたりして雪の少なさを知る。登りになると汗をかくようになり、山シャツ一枚になってちょうどいいくらいです。樹林が切れると、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスのすばらしい展望が疲れを忘れさせてくれる。2120m標識の平地まで立ち止まっては振り返りを繰り返しながら登り、平地で休憩をしていると神戸から来た人が追いついた。この先ほんの僅か下ると一本道の急登がまっているので長めに休憩をして歩き出す。

山頂標識につかまって
立ち止まる回数も増え、呼吸を整えながら登る。見上げるともう少しで樹林が切れるのが見えてきた。心配していた風が吹き抜ける様になった。目だし帽、フリース、と防寒具を早めに着込んだ。案の定、森林限界の岩場に出ると強風の見舞いを受けた。北西の風で後からが幸いです。いつもはもう少し雪がつきステップがしっかりしているが露岩の部分は足元が安定しない。時々吹き抜ける風をやり過ごしながら頂上ヒュッテにたどり着いた。北アルプス、中央アルプス方面はまったく展望は出来ません。浅間山、奥秩父方向はよく見えています。風のため写真を撮るのも一苦労です。

山頂ヒュッテ
陰で休憩
山頂から山頂ヒュッテに戻り、蓼科山荘に下りようと向かった見ると、急斜面の雪原にはトレースはなく、いつもは見られたポールもありませんでした。小屋は見えるので、まっすぐに下りたらいいのですが一人ではと、自重して、ヒュッテの裏で風をよけ、パンをかじりコーヒーを飲んで暖を取りながら誰かこないかと待ってみた。寒いのであまり待つことも出来ず引き返すことにした。向かい風を覚悟して歩き出すと意外とスムースに歩けた。風にも波があるようです。樹林に入る手前辺りに来ると続々と登ってくる人たちとすれ違うようになった。もう少し待ったら、ご同行がいたかもしれないと思いながら一気に下ってしまった。帰りの高速道路も渋滞なし、前夜発のお陰で渋滞にも遭遇することなく帰った。