浅草岳    平成22年10月24日     TOP  BACK

コースタイム
田子倉駅17;30〜17;45田子倉登山口5;55〜熊合せ7;50〜9:00山頂9:35〜桜曽根登山口10;45〜ムジナ沢橋12;30〜12;45浅草山14;10〜=〜15;00大白川駅16;58


田子倉登山口
 
大人の休日倶楽部のウイークエンドパスを使い、浅草岳に行ってきました。前夜の土曜日に14時ころ出て、新幹線で浦佐駅で乗り換えて小出まで行き、ここで只見線に乗り換えた。只見線に小出から乗るのは初めてです。越後須原くらいはまだ田園地帯が感じられるがその先はい一気に山間の谷間に電車は進む。大白川駅で上り電車と交換するため停車時間がありホームに下りてみた。向かいのホームには明日の帰りに乗る予定の電車が止まっていた。長いトンネルを過ぎると田子倉駅に着く。降りたのはたった一人でした。階段を登って駅前の国道に出ると5時半だがもう真っ暗でした。ヘッデンを付けて国道を左に行くと登山口があるわけだが心細くなる。橋の手前で右に入る道が出てきて、角に浅草岳登山口の大きな看板を見つけ安心した。100mも行くと広い駐車場で車が3台止まっていて、うち2台はまもなく出て行った。適当によさそうな場所を見つけてテントを張った。早速お湯を沸かして焼酎のお湯割りを飲む。買ってきた弁当をつまみにして夕食とした。薄雲はあるが星も見えている。川の音が快く眠気を誘う。国道が近いため時々騒音が飛び込むのが難点だった。翌朝、テント内は結露していた。起きだしてみると息が白くなるほど冷え込んでいました。
ペヤングの焼きそばとコーヒーで軽く朝食を済ませた。正面には浅草岳が見えている。10人ほどの団体さんが準備体操をしていた、挨拶をして先に歩き出す。
 
 
谷間の紅葉
怪しげな橋を2回ほど渡りる。早朝でやや暗いがトチノキやブナノキの巨木が多く歩きやすい、こんな道は大好きです。 高度を上げ、振り返ると田子倉湖と奥の山並みの中間部に定規で引いたかのようにまっすぐに雲がたなびいている。田子倉湖は高度を上げ一休みする度、景観がすこしずつ変化して最後まで楽しめた。剣が峰と思われるところに出ると前方に全山紅葉の浅草岳がどっしりと姿を現してきた。この先は紅葉のオンパレード、カメラを構える時間が多く、前に進めません。鬼ヶ面の景観は徐々にその全容を見せてきて鬼ヶ面眺めと書かれたところで最高潮に達する。絶壁にはやや茶色の潅木が張り付くが、谷底に向かって赤,黄、の濃淡が鮮やかさを増して吸い込まれるような感じがする。熊合わせと書かれた札だブナの根元にある。この付近はブナが薄緑から黄色の葉がすけるように明るく清ましたように立つ姿が爽やかです。ブナの白い幹が印象的だった。
山頂の手前で左側に木道が見えてきた。たくさんお人が歩いている。ネズモチ平から登ってきた人たちだろうか?山頂にはたくさんの人でいっぱいでしたので右の高みでおにぎりと味噌汁で腹ごしらえをしながら展望を楽しんだ。9月に登った越後三山が見える。双子峰の燧ケ岳、日光白根山、田子倉湖の先の付近には那須連山と続く。さらに東には会津磐梯山と吾妻連峰がそして8月に行った飯豊連峰が見える。浅草岳山頂に移動すると、今度登ってみたいと思う守門岳がかっこよく見える。次々と登って来る人でいっぱいで30分ほどで山頂を後にした。
 
もみじと
鬼ヶ面
 
山頂

桜曽根登山口の
釣鐘
 
前岳の十字路で桜曽根登山口に向かう。木道を下る、越後三山が山頂で見たときと角度を変えて見えてきた。若干遅いのか山肌の紅葉は茶色が目立つがまだまだ楽しめる。ネズモチ平の駐車場が見えるようになった。どこからか鐘の音が聞こえてきた。それは桜曽根登山口にある釣鐘でした。一回たたいてリンドウに降りた。ススキの穂が風に揺れちょっと寂しげです。2人が駐車場に向かっていった。ヤジマナ沢付近スズメバチに注意と張り紙がされている道に入る。急下降の道だがしっかりと刈り払いされた歩くには支障はない。ナラノキの大木が枯れているのが目立つ、ほかのところでも目に付いたので全国的にやられているかと心配になる。高度を下げたのか鮮やかな紅葉になってきた。特にタカノツメの黄色い葉が目立っていた。地形図の道より南側でヤジマナ沢を渡りそのまま南側を通って林道に出た。右に下ると大自然館へと行くらしい。ここは直進して登山道を登った。
 
下山口
ムジナ沢橋
湿地帯を通ってムジナ沢橋に出た。
 車道を赤い大きな浅草橋まで歩き、ここで左折して道なりにすこし登ると浅草山荘という立派な施設に着いた。600円でお風呂に入れてもらう。以前はここまで村営バスが来たそうですが現在は着ませんとのこと、大白川駅まで歩くしかない。温泉の休憩室で残りのおにぎりを食べてから歩き出す。しばらく歩いたところで中年のおばさんが拾ってくれた、柏崎から来てエコミュウジアムに行った帰りだそうです。駅と思って降りたところ、大白川 本村でまだ駅までは2km手前だった。2時間歩く予定で浅草山荘を出たので電車の時間には早すぎるくらいノンビリ歩いて30分、大白川駅についてしまった。2時間弱の待ち時間を駅の蕎麦屋さんで時間いっぱいいさせてもらった。お土産にどぶろく大白川を買って16時48分の小出行きに乗った。
思いのほか乗客が多い、ウイークエンドパス使用の中高年がほとんどです。電車の接続が悪いので長岡に行って新幹線に乗り換えた。これのほうが1時間以上早く帰れるのです。