磐梯山    平成22年3月28日   TOP  BACK

コースタイム
猪苗代駅9:20=ミネロ第1リフト9:55=第2リフト終点10;5〜赤埴山11;00〜撤退地点12;15
〜中央ゲレンデ最上部13;40〜14:05センターハウス15;00=猪苗代駅

 
リフトを下りると
いきなりの急登
手軽に雪山を楽しむのにはスキー場のリフトを使うのが便利だと知る。ネットで調べたら猪苗代スキー場のミネロというリフトが3月28日最終日 と知り、早速出かけることにした。先週、日光白根で撤退しているのでリベンジしたい気もある。7;30大宮駅でやまびこ43号に乗り、郡山で磐越西線に乗り換える。猪苗代駅に近づくと磐梯山と猪苗代スキー場が見えてきた。スキー場の上部には雲がかかり、少し切れ間もあるものの頂上はガスが覆っているあいにくの天気だ。天気予報は昼ころから小雪といっていた。
猪苗代駅にはスキー場行きのシャトルバスが待っていた。スキーもしないのにただで乗せていただく有難いことこの上ない。岡山から来て、昨日丹沢山に登ったという、100名山を目指している40代の人が行き先コースも同じなのでご同行を願った。
ミネロ第1、ミネロ第2と2本のリフトを乗り継ぎ1250mに上げてもらう、リフトを降りると監視員の方が登山届けの用紙を持ってきた。今日の天気は午前中、何とか持ちそうだがその後早い段階で雪になるだろう教えてくれた。昨日は午後、大荒れだったそうです。無理をしないようにと送り出してくれた。
先行者1名あり、いきなり急斜面の直登から始まる。
 
沼ノ平の雪原
 中腹にてアイゼンをつける。振り返ると猪苗代湖がガスの中に黒い水面を見せている。天気が良いと一休みしたくなるところだろう。左から登って来た夏道に合流すると一登りで赤埴山着いた。ツエルトを張った二人が休憩中だった。櫛ヶ峰は見えているが磐梯山は雲の中でした。休憩していた2人がなぜかシャベルを持って下りていった。後を追うように下りにかかる。
巻き道と合流する付近は雪も深い。赤埴林道からの道に合流して少し下ると開けた雪原になる。沼ノ平だ。平原を前の二人のトレースを追うが方向が少し違うようだ。スコップを持って歩いているから雪洞でも掘るのだろうか。コースを修正して本来の道に出るとしっかりとトレースがあった。斜面の中腹に2人が登っているのが見える。

雪原で
 
 夏道より手前で斜面に取り付いているようだがラッセルするのも嫌なので先行のトレースを使って登り小尾根に乗った。この付近でガスが立ち込め始めた、先行組みが見え隠れするようになった。しばらくすると先行していた2人が下りてきた。ホワイトアウトでこれ以上登っても面白くないといって下山していった。私はもう少し先に行ってみようと黄金清水の付近まで進んでみたが雪も降り出し、まったく見通しが利かない状態で一人の心細さもあって、引き返すことにした。途中、バスで一緒だった岡山の人すれ違った、この人も同じように下山した。沼ノ平の風もなくただ白一色の雪原がすべてを包み込むようだ。しばらく歩くことを止め、ザックに腰をおろしておもむろにテルモスのふたを開ける。マグカップの暖かさが両手に伝わる。

磐梯熱海温泉
きらくや
 
 赤埴山に登り返し、夏道を下って中央ゲレンデの上部に下りた。監視小屋によって下山報告をし、ゲレンデの脇を歩かせてもらいセンターハウスにたどり着いた。観光ホテルのお風呂は時間で入れませんでした。バスを待っていると岡山の御仁が下りてきた。
一緒のシャトルバスに乗り、猪苗代駅に着く。二人は温泉目指して磐梯熱海温泉で途中下車し、駅前の紅葉館きらくや(800円)の温泉で汗を流した。岡山の御仁とは郡山駅で別れた。彼は明日、蔵王に行きたいらしいが天候が良くないので迷っていた。
薄皮饅頭とビールを買って新幹線に乗り込む。大人の休日の割引でツーデイパス4000円と新幹線も30%割引で合計7250円で往復できるトテモお得な山行でしたが、先週に引き続いて撤退劇は残念でした。