川入ー三国山ー飯豊山ー大日岳ー北俣岳ー飯豊山荘    8月8日ー11日

コースタイム
1日目 山都駅8;45=9;30川入バス停9;15=10;00栗ノ沢登山口10;15~地蔵清水12;30~三国小屋14;45~15;25切合小屋(泊)
2日目 切合小屋5;20~飯豊山7;15~8;30御西小屋9;30~11;30大日岳12;30~14;10御西小屋(泊)
3日目 御西小屋5;20~梅花皮小屋8;25~門内小屋10;05~梶川峰11;05~14;15飯豊山荘(泊)
4日目 飯豊山荘9;00=10;05小国駅=米沢=東京

 
このバスで川入へ
前夜、1日目
何回も計画倒れで宿題になっていた飯豊山に挑戦です。先ず、入山を川入 か飯豊山荘か迷ったが前回飯豊山荘から梶川尾根で入って門内小屋で2日停滞した。これが気になっていたのと下山して温泉に入れることを思うと川入からで飯豊山荘に下って温泉につかることにしました。前夜、会津若松のワシントンホテルに泊まった。(5100円)駅の近くの日帰り温泉「富士の湯」へ行ってみたが雑然とした雰囲気で落ち着かないお風呂だった(入浴料390円)翌朝、7時ころの電車で山都に行くと、バスの時間まで1時間あまり待った。夕べ高速バスで来た若者が一人待っていた。8時45分発のバスに乗ったのは2人だけでした。川入まで行くのは季節運行でこの時期だけでアプローチが不便です。
川入バス停で荷物の整理をして歩き出そうとしたらバスの運転手さんが「栗ノ沢登山口まで行く車があるが乗ってゆきますか?」と声をかけてくれた。切合小屋の管理人さんのご両親で小屋の食料が不足したので登山口に引き渡しに行くところだそうです。以前計画したときここに下山しようと考えたところです。渡りに船、よろしくお願いしますと軽トラの荷台に乗り込んだ。
 
地蔵清水
登山口に着くと、管理人さんがちょうど下りてきたところでした。すぐに荷物を背負って上り返すのですから大変です。私は管理人さんの後を追うように歩いて行く。 縦走路に出たところでバスで一緒だった若者と会った,
1時間20分のショートカットは早くも追いつかれてしまった。地蔵清水で湧き水をたっぷりと飲み、補充をし、大休憩の管理人さんを後にして歩き出す。剣ヶ峰の岩稜部を登る、途中、水場へ下りるトラロープがあったが水取りは大変そうです。三国小屋に着いた。予定はここで泊まりだったがまだ早いし、ここには水場がないので先に進む。一段下って上り返すと、雄大な大日岳~飯豊山の稜線が見渡せるようになった。しかし、東北の山はこんなにも暑いのかと、うんざりしながら歩く。種蒔に着くともう切合小屋はすぐです。小屋から会津磐梯山の2峰が目立つ。ここに連泊して飯豊本山と大日にピストンする人が多いため超満員です。炊事小屋にも泊り客がいたが、割り込ませてもらい、ご飯を炊いて炊き立てご飯にパック入りのうなぎの蒲焼を乗せて食べた。美味しかった。
 
種蒔付近で見る
飯豊山
 
飯豊山山頂
2日目
出発したときは西吾妻連峰から蔵王連峰が見えたがまもなくガスで見えなくなった。御秘所付近から雨が落ちてきて雨具をつける。岩場を過ぎる、一王子の鞍部にテントが一張り、風に飛ばされそうだった。本山小屋はすっかり ガスの中だったが飯豊本山に着き、写真を撮るときだけ北俣岳が姿を見せてくれた。御西小屋に着いたときは小雨だったので、小屋で1時間ほど休憩をしながら様子を見た。ラッキーにも日が差してきたので外に出ると新潟平野、トキメッセのタワーとその先には佐渡島も見えた。大日岳の肩には越後三山も見えている。天気が悪いのでパスしようかと思った大日岳に行くことにした。
お花畑の緩やかな尾根を登る。大日岳が飯豊山塊の最高峰だが縦走路からは外れている。
山頂で360度の展望を1時間以上も楽しんだ後、御西小屋に戻り、時間が早いが、泊まりの申し込みをした。水場は小屋の下へ3分も下るとおいしい水が流れていた。管理人さんはそんなに混まないからゆっくりできると言ったが、とんでもない、45cmに一人と超満員でした。
 
大日岳に向かう

烏帽子岳で本山と御西と
来た道を振り返る
 
3日目
今日はお天気もよさそうです。これから向かう烏帽子岳~北俣岳の稜線が朝日に照らされ、気分良く歩き出す。天狗の庭と御手洗池と小池を眺めながら烏帽子岳に着く。梅花皮岳に着くと下に梅花皮小屋が見えた。梶川尾根も見渡せる。梅花皮小屋の手前で左に少し3分ほど下って水を補給した。塩ビ管からどんどんと流れ出しポリの枠に溜まっていた。
小屋の管理人さんが望遠鏡で石転び沢を観察していた。挨拶だけして通り過ぎた。少し上ると石転び沢を見下ろる。雪渓はだいぶ小さくゴーロが見えている。いつか登りたいルートなので興味深く眺めた。おういんの尾根への分岐標が出てきて鳥居がたつ、北俣岳に着いた。疲れも溜まってきたがお花畑の花たちに励まされ門内岳を過ぎ、門内小屋に着いた。
3年前に松井さんと2日間停滞した思い出の小屋です。ここで飯豊山も朳差岳まで繋がりました。今日の行動予定は頼母木小屋で泊まって丸森尾根を下るつもりだったが。10時半と時間も早いし明日は天気が下り坂と聞いていたので梶川尾根を下って飯豊山荘でのんびり温泉でも入ることにした。
門内小屋の水場によってみたテン場を通り5分ほど下ると塩ビ管に細い流れの水場だった。縦走路に戻り、扇ノ紙地から梶川尾根を下った。五郎清水の水場は前回のときより下まで降りないと取れないらしい。途中まで行ってみたが諦めて戻った。
飯豊山荘に宿泊の申し込みをして、まず、洗濯をしてからゆっくりと温泉につかり汗を流した。
何回も計画しては流れていた念願の飯豊連峰の縦走ができた後の、ビールは最高においしかった。

石転び沢
 
 
温身平
梅花皮岳
4日目
朝食の前に気になっている石転び沢の登山口まで散歩してみた。ブナの林のハイキング道を行き、温身平に着く。ダムがありその前方に梅花皮岳が正面に見え、右の鞍部に梅花皮小屋がかすかに見えていた。ここから沢に沿って林道を歩く。キノコ取りの人が自転車でたくさん入っている。戻ってきた人に聞くとトンビマイタケが目当てだそうです。林道終点はダムサイトの広場でベンチとテーブルがあった。石転び沢を登る人が休憩中で少し話をした。7月中がいいそうです。ダムの横の階段が登山口で登ると倒木、流木の歩きにくそうな道になったので引き返して、温泉に入って、朝食をいただいた。