矢沢落合橋ー熊倉山ー井戸       平成22年2月7日    TOP  BACK

コースタイム 落合橋9;40〜11:45軍荼利山12;40〜13;50井戸バス停14;08=上野原駅=藤野駅15;05=16;20やまなみ温泉

 
落合橋 
通行止めです
このところ2回ほど雪が降った。天気予報はあまり芳しくなく出かけるのをためらう週末だったがとりあえずは早起きをして電車に乗った。武蔵五日市駅で天候によっては三頭山か数馬の湯にでもと思いながらバスを待つ。何とか持ちそうな気配なので今年の沢初山行に軍刀利沢に行ってみることに決めた。というのも3月7日、日曜日に仲間と行く予定でその下見を兼ねての山行です。南郷バス停で降り、矢沢林道を行く。落合橋で通行止めになっていた。熊倉沢への道も止められている。 雪道になり橋から10分ほど歩くと倒木が道をふさいでいた。その先でも倒木が見られた。目印の作業小屋を過ぎると今度は山側が崩壊して一部道路に押し出されていたが、これは車で乗り越えられる。軍刀利沢出会いで沢を覗くと、かなり雪が残っている。沢支度に替えて雪の斜面を滑り降りて沢に立った。このころになると風が強まりいやな感じになってきた。

尾根の上部
予想外の雪だった
 
雪の着く石や岩は凍りついている。とにかく水に落ちないように進んだが入り口のミニゴルジェ で両方の壁が凍り付いていてどこに足を置いても滑り落ちてしまう。この寒さで濡れるのは駄目だし先ほどからの風が突風となって吹き抜ける。通常、沢の中は風が穏やかですが今日は谷間にも強風が吹き込み冷たいのです。ドボンしないうちに引き上げるのが賢明とスタコラと林道に這い上がった。さてどうしたものか思案する。以前、熊倉沢と軍刀利沢の中間尾根を下って途中支尾根に引き込まれたことを思い出した。そこで、落合橋まで戻り末端部から登って見ることにした。落合橋の下に降り飛び石で渡るとき片足が水に浸かってしまった。これが後で痛い目の元になるのです。取り付いてすぐ急登になりアイゼンをつけた。尾根が仕事道らしくなって844mの小高いピークに出てさらに歩きやすくなった。前回下降して間違ったピークらしい。強風が吹き荒れるうえ、足首くらいまでだった雪もひざ下くらいまで潜る様になってきた。沢靴は雪の冷たさが直に感じる、出だしで水に浸かったた足がしびれるように痛む。南郷共益会の立て札が出てくるとさらに道は広くいなった。最後はわずか急登になり、縦走路に出た、そこは軍荼利山の標識がつけられた山頂でした。
 
この景色を見ながら
食事タイム
 富士山が正面に見える倒木を腰掛にして、シートを広げる。天気も良くなってきたので、しびれた足の回復もかね昼食の大休憩をした。今日も鍋焼きうどんだが、てんぷらと野菜を少々持ってきたので豪勢な料理になった。食後のインスタントコーヒーが定番だがおいしい。何人かが通り過ぎていった。足も少し良くなったところで下山を開始する。一旦、下降した道を登り返すと熊倉山に着く。ここは丹沢山塊の眺めが良い。熊倉山を後にして下り始めてまもなく適当に藪の薄いところを拾って左の斜面をトラバースして南西に延びる尾根に乗った。一人の登った足跡があった。910m付近の尾根の分岐、足跡は758m尾根から登ってきているがここで南の尾根を下って軍刀利神社を目指した。急下降が少しで植樹林に入って沢を渡ると神社の社務所のところに出た。沢靴にアイゼンの難点は急な下降に不向きだとわかった。柔らかな沢靴にアイゼンの紐が食い込んで痛いのです。アイゼンを取りほっとする。今日は足には受難の日だった。神社に寄ってみようと鳥居のところまで行ってみたがその先の急な石段を見て引き返した。車道からも富士山が良く見える。山で見たものより近くに見えるような感じだ。井戸のバス停で休憩していると昨日三頭山非難小屋に泊まり縦走してきた人が降りてきた。上野原駅に出て、電車で藤野駅で降り、やまなみ温泉に立ち寄った。初めてよってみたがバスも1時間に1本はあってアクセスもよく、施設も温泉も感じがよかった。