日光白根山    平成22年3月22日     TOP  BACK

コースタイム
丸沼高原スキー場8;50=9;00山頂駅9;10〜七色平分岐10;40〜12;30撤退地点12;50〜14;15山頂駅

 
ロープウエーで
正面に日光白根を仰ぎながら
 三連休の中日、天候が荒れるというので唐松岳をあきらめた。御一緒する予定だった平野さんを誘って日光白根山に行くことになった。冬の日光白根山へは4年前の3月に湯元スキー場から挑戦したが悪天候で撤退している。今回は丸沼高原スキー場からの挑戦です。ロープウエーを使って日帰りと気軽に考えていたが誤算でした。前日の夕方、川越駅で平野さんの車に乗せてもらい、関越自動車道に入った。沼田ICで下り、白沢道の駅の温泉に立ち寄ってお風呂と食事を済ませて丸沼高原スキー場に行った。センターハウスの駐車場についたころは本格的な雪降りになった。テントはあきらめて車内に寝ることにした。ハウスは時間でクローズされているがトイレは利用できる。暖かい洋式トイレは洗浄機つきでトテモきれいで助かりました。翌朝、15cmの新雪が積もっていた。
 
二荒山神社の鳥居
平野さんが雪の駐車場で、風のなか苦労して 朝食用のお湯を沸かしてくれた。レストランが7時半から開いているのを後で知ったのでした。スキー場がこんなにもサービスがいいとは知りませんでした。8時半にロープウエーが運行されるとのこと、5分前に行ったら一番だったが動き出したのは8時50分だった。出だしからの遅れは気分的に良くない。山頂駅に降りると3つのピークがきれいに並ぶ、まさに山という字のイメージ通りの日光白根山が聳えている。中央に切れ込む谷筋、森林限界の上部の岩稜帯が厳しさを示している。2人ほど先行していった。歩き出すとすぐに赤い鳥居をくぐり、まだ新しい二荒山神社の社の前を通り過ぎた。しばらくすると選考のトレースが左に曲がっていたが周遊の遊歩道r差椎野でわれわれは直進した。途中、小用をしているとき単独のスキーヤーが追い越していった。このトレースに惑わされることになるのでした。
 
武尊山の展望
 スキーヤーのトレースを行くと左方向に白根山の標識が見えるが、先で一緒になるのだろうと気軽にトレースを追うと藪に突入した。七色平への分岐で登山道に復帰するまで30分ほどのロスだった。ここからはスキーヤーは七色平に向かったので先頭に出て登山道をたどる。昨夜の新雪でトレースはほとんどない。周りの木々に降り積もった雪は重く枝を垂れ歩きにくいところもあるが気持ちよい雪の林間コースです。山腹の道は高度をゆるく挙げながらトラバースしている。
少し開けてところで燧ヶ岳ー至仏山ー武尊山の展望を楽しむ。危険の標識がつく直登コースを過ぎると一旦谷に下りるが新雪が吹き溜まりのようになって深くなっている。立ち木につけられた赤いペンキを目印に時々急登、またトラバースを繰り返す。2箇所、谷の横断があるが滑り出したらとまりそうになく気を使うところだった。スノーシューはこのトラバースが一番苦手で、アイゼンに履き替えることにした。

下山時
日光白根山を背景にして
 
 本格的な急登が始まるようになったところで、単独の下山者が下りてきた。昨日避難小屋に泊まったが風が強くあれたそうです。少し高度を上げたところで昼食休憩をしながら先に進むか検討した。われわれの足ではトテモ山頂まで行けないし帰りのロープウエーの時間も考えここで撤退を決めた。下山は順調に快適に下る。振り返って、シラビソの林間から日光白根山を見上げ、今回も雪の日光白根山は遠かった。厳しいがゆえに又挑みたくなるのでした。登山道を拾って朝に間違った場所をしっかりとチェックして下った。やっぱり下りは楽です余裕でロープウエーに間に合った。再度日光白根山を仰いでロープウエーに乗った。車道に出たところで登山者が歩いてた、避難小屋を使って下りてきた人だろうがバスがあるのだろうか?白根温泉露天風呂でお風呂に立ち寄ったときバス停があったので見ると、シーズン中は1日に5便が運行されているのを知った。温泉で汗を流して沼田駅まで送っていただき駅前で軽く食事をして解散した。