前川 大滝沢    平成22年8月29日

 コースタイム
峠駅4;35〜5;25滑川橋5;40〜6;30大滝下6;45〜潜滝11;05〜12;45滑川温泉14;30〜5;30峠の茶屋〜峠駅16;26=16;44米沢

 
出だしの2段ノ滝
先週、ヌクビ沢のコースで 巻機山に登った。やっぱり沢がいい、来週は沢に行こうと思いながら帰った。電車利用のできて単独でもよい沢で思いついたのは大滝沢だった。前夜、7時半過ぎころ峠駅に降りたのは一人だったが駅のシェルターには先客の3パーテーが宴会中だった。いずれも車利用らしい。早速テントを張って駅弁をつつきながらビールを飲み早めに寝るが宴会組みが遅くまで盛り上がって、ややうるさかった。翌朝、4時半にはテントをデポして薄暗い中を歩き出す。峠の茶屋の水をペットボトルに詰めて車道を歩く。昨年来たときは虫が多くて悩まされたが今回は少なくて助かりました。
滑川橋から踏み後を下り、河原で沢の支度に変身した。沢靴とヘルをつけると気持ちは沢モードに変わる。歩き出すとすぐに3人組に追い越された。その後このグループと前後しながら歩きました。出だしの2段滝の下段は左をヘツルようにトラバースしたが、いつか泳いで取り付こうと思うが今回も泳ぎなしだった。
先行組みも左をトラバースした、上段は左の斜面に取り付いたのを見て、私は定石どおり右のカンテを登った。左は見た目よりいやらしいく、やっぱりザイルを出していた。

大滝を見上げながら朝食
 
滝上は赤茶けた舗装道路状でをヒタヒタとどこでも歩けるのがよい。右の斜面より絞れ出る水を飲んでいたら先ほどのパーテーが抜いていった。鉱山が上流にあるため水は良くないと思うが味に変りはなく普通だったので、いっぱい飲んでしまった。大滝下で先行組みみ追いついた。朝食を食べながら滝を見物する。広がりがあり、いろんな方向にいく筋かに分かれて流れ落ちているため、全体を撮るのが難しい滝だ。水量があると迫力が倍増するだろうと眺める。
左のルンゼから巻くが登山道のように踏まれている、滝上あたりまで直登して右にトラバースするがここだけは草付きでいやなところです。 大滝の上に出るとナメ滝の連続です。
その形もねじれ、横向き、樋状といろいろ楽しめます。
 
最後の連漠帯
幅広堰堤状の滝は右側の倒木が立てかけてあるのを利用して強引に上がるか、泥付きの壁をブッシュ頼りにこれも腕力で這い上がるかです。今回は泥付き壁にしました。残るは連漠帯の最後にある左壁に甌穴を持つ滝です。通常は泳いで水線お右に取り付くのですが左壁をトラバース気味に斜上して越える。最後の2歩くらいがいやらしい。今度はもっと下をヘツリでかわしてみようと思うがドボンかもしれない。落ちても釜の中で濡れるだけです。
超えてところで先行隊がウオータースライダーで楽しんでいました。 ナメが終了するとゴーロになって鉱山の名残の釣り橋をくぐる。右側に赤黒い崩壊地と硫黄くさい滝が出てきてその先で左に枝沢が出会うといつもの終了地点です。
休憩の後、今回は潜り滝まで進むことにしました。大岩に行く手をさいぎられ藪の中を巻いたりであまり快適ではありません。1:1の二股に着いた。先ほどの枝沢よりつめるのは楽そうに見えた。
 
潜滝
大岩のゴーロは続くがすぐに赤ペンキのしるしが見えてきて登山道に出た。右に行くと明月荘だ、いつかは泊まってみたいいい名前です。ザックをおいて5分も行くと潜滝の下についた。円筒に近い垂直滝だった。
引き返して滑川温泉に下った。枝沢をひとつ渡ると、姥湯温泉への道が分かれていた。その先でいつも終了して詰めるコケの多い枝沢を渡った。崩壊地から連漠帯を見下ろし、河口を続けると大滝の展望台に到着です。カメラマンが独りいました。
急斜面につけられたジグザグなハイキング道を15分も下ると温泉裏の吊橋に出て、大風呂の脇を通り過ぎて駐車場に出ると、途中まで前後しながら歩いた3人組が風呂から出てきたところだった。
時間は十分あるのでのんびりと風呂に入った。(入浴料500円)風呂上り、恒例のビールで締めて、峠駅に戻った。峠の茶屋でお蕎麦を食べながら電車を待った。鉄道関係の小物や写真が雑多に置かれている中、水量の豊富な大滝の写真が目に付いた。御主人が言うにはもっと多いときがあるそうです。上り電車はないので米沢駅に出て、「元祖牛肉弁当」を買って新幹線で帰郷した。やっぱり沢はいいが感想です。