七面山ー八紘嶺        平成22年5月16日      TOP  BACK


コースタイム
身延駅17;10=17;58七面山登山口4;30〜栃の木安住坊6;00〜敬慎院8;00〜8:45七面山8:55〜インクライン跡10;55〜
八紘嶺11;45〜13;20梅が島温泉13;25=13;33黄金の湯15;58=新静岡


裏参道の入り口
テン場はこの右奥でした
 
先週、ゴーデンウイークに大峯奥駆 に行き、長距離に体が慣れたのか今週も長距離に行きたくなった。以前から八紘嶺 を通るたび七面山に縦走したいと思っていた。日も長くなっていい機会だと出かけてみた。アプローチのバスがどちら側からも便が少ない。土曜日の仕事の終了して急いで電車に飛び乗り、甲府経由で身延駅に着いた、コンビニでおにぎりと弁当を調達しようと行ってみたが、ご飯類は売り切れで仕方なくペヤングの焼きそばとパンとコロッケ、メンチカツを仕入れた。
奈良田行きのバスに乗り七面山登山口で降りた。小学校の向側の神通坊という寺の奥が登山口で鳥居にはヤマヒル防止の塩水入りスプレーが置いてあった。鳥居の右側にテントを張るスペースがあり、早速張らせてもらった。水はお寺の水道水をもらう、トイレもお寺のトイレを使わせてもらった。前にお墓、ヒルも出そうで気分は良くないが水もトイレもあるのには勝てない。
 
奥の院
御影石
七面山〜 八紘嶺がどんな道か時間も分からないので明るくなるのを待って歩き出すと4時半だった。薄暗い杉林をジグザグと登る。何丁目という石標が出てくるが最後は敬慎院の50丁目まで在った。信者さんのためになのか時々教訓が書かれたりもする。登山道というより信者道の趣が強く歩かされている気持ちになる。栃の木安住坊に着く。立派な栃の巨木、幹は空洞だがまだ樹勢は活発だ。太い注連縄の巻かれた巨岩が鎮座する奥の院に着く、読経の音がするがテープを流しているように聞こえた。
ここからは平坦な道で敬慎院に着く。建物は大きく立派だが誰も居ないひっそりとしていた。
山門越しに富士山を見たいと期待したがガスで半身の富士山を写真に撮った。
 
敬慎院
 
七面山
遥拝所からの展望もガスのためなし、通過して七面山へ向かう。崩壊が激しいのか旧道にはロープが張られ内側に新しい道が出来ていた。山頂は切り開かれているが樹林で展望はない。方位盤があるが見られるのか疑問だった。
八紘嶺まで4時間と手書きがされている。希望峰と思われるピークではうまい具合に雲が取れて南アルプスが展望できた。今回展望できたのはここだけで曇りの一日でした。
この先もしっかりと刈り払いがされ、よく手入れがされた道で拍子抜けした。
ツガや白樺の道は七面山までのものより山歩きの気分になれる。インクライン跡の広場に出た。第四ノ池の祠が祭られていて七面山への講の旗が立てられていた。テン場にも良いところです。小さなアップダウンを繰り返して八紘嶺に着いた。七面山から3時間でついてしまった。予定より早いので梅が島のバス時間をチェックすると、急ぐと13;25のバスに間に合いそうだ。
早足で下山をすると5分前に着いた。朝方まで雨が降ったそうで路面がぬれていた。山梨は降らなくてラッキー!黄金の湯まで降りて、2時間温泉でのんびりと汗を流した。15;57のバスで新静岡に出た。
 
希望峰で
中央に笊ヶ岳と布引山
奥の雪山は右が悪沢岳、左が聖岳