平漂山     平成22年3月20日    TOP  BACK

コースタイム
駐車場6;10〜ヤカイ沢分岐6;35〜主稜線8;45〜9;05山頂10;15〜非難小屋手前10;25〜登山口11;20〜12;20駐車場


ヤカイ沢に入る
右奥が平漂山だが 、見えない
先月21日に権現岳以来一ヶ月ぶりの山行です。土日が雨が多く、さらにパソコンがダウンしたためその復旧に休日返上となったためです。20日−21日で平野さんのグループに ご一緒させてもらい、八方尾根〜唐松岳の予定だったが22日が大荒れの天気予報で中止になった。三連休にして楽しみにしていたのに残念だが安全のためとあきらめる。三連休の前後は良いというので21日(土曜日)に平漂山に行ってみた。日付の変わるのを待つようにして高速道路に乗った。谷川PAにて仮眠をする。大きなポリタンを持つ人が多いのでなんだろうと注意していると谷川の名水を汲んでいた。翌朝暗いうちに走り出して越後湯沢のインターで下りる。17号国道を左に曲がると、国コンビニがあったので弁当を買い朝食にした。暖かいご飯がうれしい。スキー客が多く、スキー用品が売られていてめがねの曇り止めを買ってしまった。一路、17号国道を南下して元橋の町営駐車場についた。先客は7〜8台があり、ボウーダー2人が準備中だった。
ボーダーのあとを追うようにして出発した。小学校の先の施設までは除雪されていた。雪道に入るとボーダーとスキーヤーのトレースが入り乱れてつけられていて歩きにくい。ゲートの手前で地形図を確認する、ここからヤカイ沢に沿うように冬道は登っているはずだがボーダーの2人は林道を進んでいってしまった。少し迷ったがせっかく雪のときに登るので冬道を登ってみることにした。
 
夏道に合流
大源太への稜線
 トレースは薄いがありそうだ、アイゼンをつけて歩くことにした。大きな送電線の下を通りすぎるとなだらかな雪原が沢に沿って広がり、左手から正面に松手山からの緩やかな尾根が伸びている。右手の奥には目指す平漂山が隠れているのだろう。その稜線から落ち込む谷筋の雪は少なくところどころに露岩が見えている。1350m付近まで緩やかに谷筋を進んでこの辺から急な斜面に変わってきたので休憩をした。単独のスキーヤーが登ってくるのが見えたのでスキーヤーが追いつくのを待って一緒に登った。スキーにはアイゼンとさらにかかとが挙げられる装置があり見た目にも楽そうに登っていく。振り返ると特徴ある苗場山が見える。1750mで支尾根の稜線に乗るがまだ険しい急登が続き、ブッシュが出てきて避けるように回り込むと1850mで主稜線に出た。スキーヤー4人が休憩中だった。笹穴沢の源頭部がきれいに伸び広がっている、ここを滑走するのだろうか。平漂山の家とその先に大源太への稜線が伸びているのが見下ろせる。高度を上げたが南斜面になり軟雪に変わって歩きにくくなった。

苗場山をバックに
 
緩やかな登りに見えるが歩いてみると存外な急斜面だった。一緒だったスキーヤーは仙ノ倉からシッケイ沢を下りるとのこと別れて、ここでトラバースして いった。山頂には二人のスキーヤーがいた。明日が大荒れの天気は本当だろうか、温かく、春山のようです。展望は360度見渡せる。スキーヤー3人が西ゼンの谷を滑り降りていった。途中まで行って戻ってくるそうです。西ゼンを遡行したときは笹薮だったが今は雪の斜面に変わり別のところにたっている感じです。しばらく独り占めだった山頂に続々と登ってきた。登山口にテントを張ったという中高年グループが着くと一気ににぎやかになってしまった。仙ノ倉に向かうことも考えたがここでゆっくりして下山することにした。一持間ほど山頂ですごし下山した。帰りは右側に先ほど喘ぎながら上った斜面に何人かがゆっくりと移動している姿を見ながらくだり、山の家の手前あたりから適当に下った。結構な急斜面と軟雪に足を滑らせながらの下山だった。途中の日当たりの良い緩斜面で食事とコーヒーの大休憩をした。
 
仙ノ倉岳
 
下山した尾根
 登山口の手前の林間にテントがあった。先ほど山頂であったグループのものだろう。林道の雪は柔らかく歩きにくい、ワカンをはいたほうがいいと思うが面倒なのでそのままアイゼンで歩き通してしまった。駐車場に戻ると満車の状態でした。帰りは二居の宿場の湯に浸かって汗を流しが風呂上りにビールが飲めないのが車での山行のつらいところです。首の周りが日焼けでヒリヒリと痛い。日焼け止めを塗るべきだった。いろいろと勉強になります。早めに高速道路に乗ったつもりでしたが最後に所沢から大渋滞でした。所沢で下りたらよかったと思ったが後の祭りだった。車でアプローチすると手軽に登れる冬山だと分かったのは大収穫だった。