光岳   平成22年11月21日ー22日    TOP  BACK


コースタイム
1日目 易老渡駐車場6;30〜面平8;05〜易老岳11;00〜14;15イザルヶ岳15;35〜光小屋15;00〜光岳15;30〜16;00小屋
2日目 小屋〜イザルヶ岳〜面平〜駐車場

 
易老渡の駐車場
下山時に撮影
21日〜23日と三連休が取れた。どこに行こうかな?先週、大東岳に行ったとき蔵王がまだ雪がないと聞いていたので蔵王の北側を縦走するか光岳〜茶臼に行くか迷った。光岳はアプローチが長く、時間に余裕があるときがチャンスとこちらに行くことにした。久しぶりに車で出かける。前日の夕方家を出て関越自動車道〜圏央道〜中央高速道で松川インターで下りた。
国道153号沿いのコンビニで買出しをして矢筈トンネルを抜けて国道152号に出た。すれ違うのに苦労するような道が急に立派な2車線になったり運転がしにくい道です。上島トンネル手前を右に入りトンネルの上を越えて林道のクネクネ道に入るが民家があったりもして生活道路のようです。人家がなくなり発電所を過ぎると一部ダート道も出てくるがおおむね舗装道路でした。易老渡の駐車場に着いたのは10時半ころだった。2台の止まっていた。
翌朝5時半におきて朝食の準備をしていたら2台やってきた。富士吉田と東京の人でした。6時半に明るくなったのを待って、富士吉田の2人と一緒に歩きです。
 
 
易老岳山頂
すぐ橋を渡り、いきなり杉林の急登です。出だしで急ぎすぎる癖があるので出来るだけゆっくりと歩く。動物の捕獲用の檻があるところで休憩する。風もなく歩くには丁度良い温度です。面平の広場で2回目の休憩をする。倒木の目立つところを通過する。相変わらず急登の連続です。昨日光小屋に止まった3人の若者が下りてきた。ようやく易老岳の山頂に着いた時はばてばてでした。山頂にはヤレヤレ峠から登って、夕べ光小屋に泊まり、これから横窪沢小屋まで降りる単独の若者がいてしばらく話し込んだ。白樺荘のところで崩落があってそこから林道を歩いたそうです。
単独者と別れ光岳に向かうと、しばらく下ったところが開けて中央アルプスの眺めが良いカヤトの広場があったのでここで食事休憩を取った。小春日和の陽だまりで1時間ほどお昼寝タイムと贅沢な時間を過ごした。
 

 
イザルヶ岳で
時折出てくる窪地には水はなく氷だけが張って寒々しいものだ。僅かなアップダウンのあと道は沢の中を通るようになり、うっすらと雪が張り付いている。ゴーロを上りきると静高平です。水場には一滴の水も流れていません。
こんなことだろうと3Lの水とペットボトル、テルモスで約4Lを背負ってきた。
まもなく木道と小屋が正面に見えてきてイザルヶ岳の分岐に着く。ベンチにザックを置いてイザルヶ岳に向かう。イザルの山頂は遮るものがない360度の展望が出来、最高の眺めでした。まず、富士山の晴れ姿が眼に入る、富士山のすっきりした姿は久しぶりのように思う。茶臼岳ー上河内岳ー聖岳の山並みが大きい、中央アルプスと御嶽山、すこし霞んでいるが乗鞍岳も見える。南の大無限ー小無限の稜線は歩いてみたくなる尾根です。展望をゆっくりと楽しんで光小屋に向かった。小屋に荷物を置いて光岳に行く。山頂はあまり展望がないがすぐ先に展望台の岩峰があり展望も楽しめる。小屋は二階から出入りするようになっていて中はびっくりするほどきれいでした。部屋から富士山も見えます。テン場には一張りありました。小屋の泊まりは4人でした。水場は15分ほど下ると取れたと富士吉田の人が言ってました。
 
 
光岳
 
雨で霞む
遠山川の紅葉
翌朝、天気予報は午後から雨で荒れそうな予報でした。予定では茶臼の小屋に泊まって、翌日、易老岳に戻り下山でしたがこのまま下りることにした。皆さんが出た後ゆっくりと7時に小屋を後にした。暖かでガスがかかっているので先は見えません。昨日イザルヶ岳で展望を満喫しておいて良かった。涸れ沢に入ると氷ついたところが多く気を使いながら歩く。先に出た東京の人を抜き、樹林に入ると早くも雨が降り出してきた。易老岳に着いたころは本降りになってしまった。一休みして雨具を付けて下った。茶臼に行くといって早く出て行った富士吉田のお二人さんに追いつく。天気が悪くなったので下りることにしたようです。
昨日は登りで息が上がっていたところも、やっぱり下りは楽です。面平で小休憩して一気に駐車場まで降りてしまった。便ガ島の聖光小屋に寄ってみた。キャンプ場、小屋、駐車場と設備の整ったところで快適そうな感じでした。
遠山川の渓谷は紅葉がきれいで時々車を停めて写真をb撮りながら国道に戻った。すこし南に下って道の駅「とうやま郷」のかぐらの湯に浸かり汗を流して帰路に着いた。