西岳ー編笠岳     平成22年7月25日     TOP  BACK


コースタイム
信濃境駅=富士見高原ゴルフ場18;45〜19:10不動清水(泊)
不動清水5:15〜7;25西岳7;40〜8;50編笠岳9:30〜富士見高原ゴルフ11;55〜12;10八峰苑13;00〜14;55小淵沢駅

 
富士見高原ゴルフ場
登山口
土曜日の午後、仕事が終了を待って、新宿駅から中央線で信濃境駅に下りた。駅前の農協スーパーで買出しをして駅前のタクシーで富士見高原ゴルフ場まで行ってもらう。編笠山、西岳、不動清水遊歩道の標識に従って松林に道に入る。
造林小屋からの道が合流して、その先五差路分岐で杯流しの道を右に分けてまもなく不動清水に着いた。清水はパイプから勢いよく流れ出している。 すっかり暗くなってしまったのでベンチのある平地に急いでテントを張り、駅弁と先ほど買った漬物で寝酒を飲む。静かな暗闇に清水の流れだけがかすかにする。
翌朝、5時15分出発した。杯流しを回る道があるが直接西岳への道を登る。唐松林の中を行くと3本の林道を横断した。白いオダマキとタムラソウが多く見られる。道は直線の急登になる。読み取れないような古い標識を見ると最近は歩く人も少ないと感じる。足元には小さなリンネソウが林床に可憐な姿を見せてくれ元気が出てくる。樹林が切れるとガレ場に出て見晴らしが良くなる。一休みしながら展望を楽しむ。編笠山の緩やかな裾とその先に小さく富士山がくっきりと見える。ガレ場と樹林を急登すると西岳の山頂です。

静かな西岳山頂
 
 
西岳山頂から
編笠岳と富士山
岩地の山頂は小さいながら広場になっている。阿弥陀岳、赤岳、ギボシ、権現岳と八ヶ岳の主峰が近い。編笠岳の鞍部には青年小屋も見える。南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳の主峰が並ぶ。中央アルプスの北には御嶽山がそして樹林に邪魔をされるが乗鞍岳も見える。豪華な眺めが楽しめた。ノビネチドリ、イブキジャコウソウ、ミヤマオトギリソウ、ウスユキソウ、ツリガネニンジンなど花も多く咲いていました。ここまで誰にも合うこともなく静かな山頂を堪能しました。
山頂を後にして網笠に向かう、タカネバラの見ながら下る。緩やかなくだりになると水量豊かな乙女の水に着いた。ここで初めて登山者に会った。僅かで青年小屋のテン場に飛び出すと、ゴーロ岩の積み重なりその上は緑の樹林の帽子を被った編笠岳だ。
小屋の脇にはクルマユリがたくさん咲いていた。
 

青年小屋と
編笠岳
 
 
編笠岳山頂
小屋前で小休憩をしてゴーロを登り樹林帯へとほぼ直線的に山頂まで登る。振り返るとノロシバと権現岳の鞍部に権現小屋が見えていた。山頂は溶岩広ばで人もたくさんいます。西岳のときより雲が出てきて富士山は見えにくくなったが南アルプスの眺めは圧巻だ。日差しが強く日陰がほしいところだがにいので、岩陰で昨日、新宿駅で買った駅弁「深川めし」を広げる。この弁当は日持ちがするのでこの時期でも安心して食べられます。美味でした。
食後、赤岳周辺の好景色を再度楽しんで下山を開始した。不動清水に降りる人は少ないようです。ペンキ印を頼って巨岩帯を下る。中央アルプスを正面に景観は最高です。樹林に入る手前での5人のグループが登ってきました。この後杯流しまで誰にも会いませんでした。シラビソ、コメツガ、ダケカンバ、カラマツと高度を下げるにしたがってv樹林も変化するが薄暗いのは同じでした。
杯流しとは良く分からないがナメに小滝がいくつか続いてあり、釜が杯のように見えるからなのか?ここまでくるとハイキングの人が何人かいました。
 

深川めし
 

不動清水へ巨岩帯を下る
 
ホテル八峰苑でお風呂に入って、鉢巻道路を歩くが暑いです。温泉でさっぱりしたのに又、汗まみれになりそうです。途中から棒道遊歩道があり助かった。観音平からの道が合うところで右に曲がる予定が、手前でまがったらしい。この辺が怪しい道になって近所の人に聞きながら下った。小海線、高速道路と 中央線を横切って小淵沢駅に着いた。