蔵王       平成22年6月6日      TOP  BACK


コースタイム
白石蔵王駅9;30=刈田岳山頂バス停11;20〜12;00熊野岳12;20〜イロハ沼13;15〜スキー場連絡路〜祓川堰堤14;15
〜15;05大露天風呂16;00〜16;15蔵王温泉バスターミナル16:20=17;05山形駅

 
お釜
6月の日曜日から小出駅〜枝折峠のバスが運行するとネットで知ったので越後駒ケ岳に行ってみようと、前夜長岡に泊まって6時半のバスに乗る予定を立てた。前日何気なくバス会社に問い合わせてみたところ今年は雪が多く明日は運行中止といわれた。あわてて、宿のキャンセルをした。電話をしなかったら知らないで出かけるところでした。
代替地としてバスを使って行ける蔵王に変更した。白石蔵王駅を9時半の バスが山頂まで行く、新幹線を使うと普段の山行よりかなりゆっくりと出かけられるが行動時間が少なく物足りないコースになってしまった。福島駅で安達太良山塊と吾妻連峰を眺めるが頂上付近は雲がかかる。一切経山の煙ははっきりと見えた。
白石蔵王駅で乗ったのは5人ほど、白石駅でも5人ほど乗った。遠刈田温泉ではお祭りが行われていて渋滞になったが15分ほど遅れてロイヤルホテルに着いた。ここで8人ほど乗った。蔵王エコーラインに入り滝見台で三階滝を眺めるため止まってくれた。昨日は荒れて何も見えなかったが今日は快晴でよく見えると運転手さんが説明してくれた。

 
熊野岳 山頂神社
刈田峠からほんの少し有料道路を通り山頂に着くが観光客でにぎやかなこと、出しですっかり嫌気がさしてしまった。天気もよく、爽やかな空気を肌に感じながらお釜の縁を写真を撮りながら登る。雪渓もまだ残る南蔵王の稜線のほうが意欲をそそる。熊野岳山頂の神社まで来るとハイキングの人が多くなった。吾妻連峰は雪がほとんどないが飯豊連峰は真っ白でした。朝日岳も雲の切れ間から少しだけ、鳥海山は山頂が雲と間違うように見えた。山頂にいたボランテアの人に、下山しようと思う自然園から蔵王ダムへ道を尋ねたら、行ったことがないので分からないが行かないほうがいいとのアドバイスだった。
お勧めはイロハ沼〜観松平〜樹氷高原駅のハイキングコースだった。スキー場を横切る祓川コースも高原駅までしか使ったことがないとのことで参考にならなかった。
 

イロハ沼手前で
熊野岳を望む
 
ワサ小屋跡で祓川コースが分かれる。ほとんどの人が地蔵山頂駅に行くので一人になった。コミネザクラが満開、ミネズオウも日当たりの良いところはきれいに咲いていた。御田神でイロハ沼 への道に入ると踏み跡は薄くなり潅木が生茂る道になって雪渓も出てきた。 イロハ沼は10個ほど池塘がある小さな湿地だった。池越しに見ると尖った熊野岳の姿がいい。観松平には自然に出来た盆栽のような松があるようだ、少しだけ歩いたが引き返して樹氷高原駅へ下るリフト乗り場に着いた。リフトは運行していたが、スキー場の管理道路で祓川コースに復帰することにした。車道のような管理道は以外に見晴らしもよく、新緑の若葉と、目覚めるような青空は快適な散歩道だった。誰に会うこともありませんでした。残雪の脇にたくさんのフキノトウを見つける。まだ薄黄色の柔らかなものだけを採って帰った。
オオカメノキ、タムシバもまだ白い花をのこしていた。祓川コースとの合流部を見落として車道に出てしまったので少し車道をくだったところで祓川コースに復帰した。姥神という石像が小川の中に祭られたところで食事休憩をした。
 
祓川の堰堤を渡る
祓川の堰堤上を渡渉して、ぬかるみの登山道を下る。硫黄の臭いが感じられるよういになってきたて小川を小橋で渡る。白濁した流れは見るからに温泉です。橋を渡ったところから上流に行ってみた。手を入れてみると、ちょうどいい湯加減でした。
元に戻るとまもなく温泉管理小屋があり、スキー場と宿泊施設が立ち並ぶところでした。
蔵王温泉名物の大露天風呂によって行くことにした。急な車道を15分ほど歩くと露天風呂に着いた。さっき渡った川の下流に囲いをして風呂場にしただけのものだった。硫黄分が強い白濁の温泉でした。石鹸を使えないので汗だけを流してバス停に下った。16;20発のバスで山形駅に向かった。具合良く、
17;49の臨時のつばさ号に乗ることが出来た。蔵王日帰りがこんなに楽に出来るとは思いませんでしたがハイキングコースだけでつまらない。次回は事前準備して山歩きコースを歩いてみたい。