縞枯山ー高見石小屋ー中山ー稲子温泉ーリエックススキー場       平成23年1月4日ー5日   TOP  BACK

コースタイム
1日目 茅野駅10;25=11;20ピラタスロープウエー=山頂駅12;10〜茶臼山13;25〜麦草峠14:00〜15;20高見石小屋(泊)
2日目 高見石小屋7:20〜8:25中山8:40〜中山峠9;20〜稲子湯11;10〜12;35リエックススキー場13;53=14:20小海駅

 
縞枯山荘
昨日、3日はテニスの初打ちと新年会でちょっと疲れ気味ですが、4日ー5日と北八ツをのんびりと初山行です。青春18切符を使用して鈍行で茅野駅に行き、10時25分のピラタスロープウエー行きのバスに乗った。スキー場はお正月の家族ずれが多く、ロープウエーは超満員だった。山頂駅で昼食を済ませて歩き出す。例年より雪が多い気がする。山頂駅を過ぎると静かです。ひっそりとした縞枯山荘を通過して雨池峠でアイゼンを付ける。直登の急斜面を登りきると、6人ほどのパーテーが休憩中の縞枯山に着いた。ここからは平坦な道になる。曇りがちで展望はなかった。今年は寒さが厳しく立ち枯れの木にえびの尻尾が成長し、いい感じだ。茶臼山からは下りで、中小場に着く。中央アルプス、南アルプスが眺められるところだが富士見スキー場が見えただけだった。大石峠で五辻への道を分ける。こちらもしっかりとトレースがある。
 
麦草ヒュッテ
国道299号を横断すると麦草ヒュッテに到着です。小屋の周りには誰もいませんでした。休みたいが風がでてきて立ち止まると寒いので、その先の東屋で小休憩をしてすぐに歩き出した。白駒池への道を分けてから丸山までが意外ときついが山頂を過ぎるとすぐ高見石小屋に到着です。3時少し過ぎた、丁度よい時間に到着できました。受付を済ませて2階に上がると4人の先客がいました。本日は8人だけなのでどこでも適当に寝てくださいといわれたのでコタツのすぐ傍を寝場所として、まずはコタツに入って持ってきた焼酎のお湯割りで暖を取った。
自炊をするのは私一人だったので皆さんの食事前に一階のストーブのところで夕食を済ませた。
山小屋にしては毛布も布団もきれいで気持ちよく寝られました。
 
 
中山山頂
奥に蓼科山
翌朝も皆さんより一足先に朝食を作った。八ヶ岳はやっぱり寒いです。水筒の水を沸かそうとコッヘルに移すとすぐにシャーベットになってしまった。これは氷点下の状態がゆっくりと続くとなるらしい。過冷水というそうです。
7時20分過ぎ、ようやく明るくなったところで歩き出した。樹林帯を歩いているときはさほど感じなかった風が中山のゴーロの広場に出たら地吹雪で強烈に寒かった。デジカメは電池切れのマークになってしまった。まだ十分余裕があるはずだがと思いながら新しいのに交換してみたが3枚ほどでダウンした。電池をポケットに入れ樹林の中にしばらく逃げ込み回復を待って撮影をした。寒く、展望も悪いので、早々に先に進んだ。

 
 
ミドリ池越しの天狗岳
中山から少し樹林帯を進み、下りに架かるところか風もなく穏やかで展望もよかったのでしばらく休憩をした。天狗岳や甲武信岳、秩父山塊の眺めがよかった。下りきると先月ニュウから歩いた道が合流して中山峠に到着です。今日は天狗岳はパスしてここからしらびそ小屋に向かって下山です。出だしいきなりの急下降でしり込みをするが少し下るとトレースもはっきりしてきました。本沢温泉への道を分ける。こちらの道のほうが多く歩かれている。まもなくしらびそ小屋に着く。ミドリ池越しの天狗岳はいつ見ても絵のようです。餌付けをしているのかゴジュウカラが頻繁やってくるベンチでパンを食べながら彼らにもお裾分けをする。カラマツが目立つようになると車道に出て、ゲートのところでしゃくなげ尾根を確認するとこちらもしっかりとトレースがありました。わずかで稲子湯に到着しました。
 
 車道に出て
ニュウを振り返る
この時期、バスはありません。稲子湯のおばさんにお風呂に入ったら駅まで送ってくれるサービスはありませんかと聞いてみたがやっていませんと言われ、当然だと思う。親切なおばさんで用事があるときなら車に乗せてあげるが今日は下る予定がないのでと申し訳なさそうに話してくれた。歩くと2時間ほどだと教えてくれた。
地図を見るとここからリエックススキー場方向に道があるのでスキー場まで行くと小海町営バスが走っている。これは先月リエックススキー場からニュウに行った時研究済みでバス時間も知っている。距離的には十分間に合う。
このルートに挑戦することにした。温泉の横から北東よりに適当に仕事道らしきものをたどると沢に下りるところで消えてしまった。倒木を使って小沢を渡りその先はカラマツの笹薮の小尾根を左につめると 間単に車道に飛び出した。ここまで温泉から40分ほどだった。車道から振り返るとニュウ、東天狗岳、根石岳、夏沢峠、硫黄岳の稜線が実にいい感じで眺められなんだか得をした気分になった。サラサドダンツツジ群生地前というバス停のところを通った。ここから白駒池への道が左に分かれていて薄いがトレースがあった。きれいな小屋が建つT字路にぶつかる。右、141号線、左299号線の標識のを右松原湖に従って進むと正面に御座山が見えてきた。堂々たる風格のある山だ。
 
御座山
 

リフトの下
浅間山を見ながら
スキー場のリフトが見えたところで10mほど藪を通過してリフトの下を歩いた。左手には浅間山がきれいだった。
スキー場に着きバス停で時間を確認する。心配だった正月運行は昨日で終わり通常運行だった。それだけが心配だった。バス時間まで1時間以上あるので「星空の湯りえっくす」で汗を流した。なかなっか立派な施設で温泉もよかった。帰りに乗ったバスの運転手さんに教えてもらったのですが、すぐ下の町営の八峰の湯から分泉しているそうで49度の掛け流しとのことです。正月の八ヶ岳は賑やかだろうと思ってきたがこのコースはほとんど人に会うこともなく静かでした。さらにリエックススキー場へのルートも開拓でき思いがけないいい温泉にも巡り会え、いい初山行になりました。
帰りは鈍行に乗る気力なく、佐久平から新幹線で帰りました。