八ヶ岳 峰ノ松目   平成23年11月20日 TOP  BACK

コースタイム
桜平10;50〜夏沢鉱泉11;15〜オーレン小屋12;05〜13;15山頂13;30〜15;15桜平

 
八ヶ岳SAで
八ヶ岳は雲の中です
 最近、日曜日の天気が悪いため行き先に苦慮します。今回も全般に雨模様で比較的よいのが八ヶ岳方面だった。八ヶ岳は一番登っている山域だが夏沢鉱泉からは入ったことがありません。バス便が悪く公共交通機関ではアプローチが不便だったため行くことがありませんでした。今回は車を出すことにしたので初めてのルートに行ってみました。
峰ノ松目も初めてです。駐車場から3時間と短時間でいいためゆっくりと出発した。中央高速を走ると初狩付近から山腹の紅葉がいい感じです。韮崎を過ぎた付近まで十分楽しめる。八ヶ岳SEで休憩、八ヶ岳の山頂は厚い雲の中で期待できない。諏訪南ICで中央高速を下り上槻木の集落を目指して走った。上槻木バス停でて時刻を確認すると、4月1日より定期路線バス廃止、デマンド運行、登録予約制に変わったと案内されていました。これでバスによるアプローチはなくなったことになります。山バスではない生活路線も縮小されますます不便になります。市営バスのビーナちゃんが3便ほどあるようです。さて、ここまで夏沢鉱泉への案内板がなく、鹿島南蓼科ゴルフ場に入り込んでしまいました。。上槻木に戻り、洗車をしていた地元の人に教えてもらいフォレストクラブ三井の森ゴルフクラブへの道を行き、唐沢鉱泉との分岐で初めて夏沢鉱泉の案内を見つけました。ここから荒れたデコボコ林道をどんどん登り、ゲートが出てくるとそこが桜平の駐車場でした。予想外に沢山の車が止まっています。路肩に駐車して、出発の準備をしているともう1台やってきた
ました。夏沢鉱泉のお風呂に行くといってすぐ歩き出してゆきました。

桜平駐車場のゲート
 
 
夏沢鉱泉
 ゲートの先も夏沢鉱泉までは車道を歩きます。30分も歩くと鉱泉着きました。通年営業とのこと、こぎれいな建物で表には冬越しのため薪が沢山積み上げられいました。この先も林道のような登山道は終始、沢の音を聞きながら緩やかに登ると、立派なオーレン小屋に着きました。小屋はもう営業してませんが右側の一棟が冬季用に開放されています。小川が流れていて水には不自由ないところです。中を覗くと2人尾若者が休憩中でした。とてもきれいで広い部屋は快適な避難小屋です。裏には薪が積まれていて雪の多いときの出入り用梯子が架けられています。今度使ってみたいと思います。直進は夏沢峠、右に曲がり橋を渡るのが硫黄岳、峰ノ松目への道です。橋を渡り、テン場を横切ると登山道はコメツガの原生林です。硫黄から下山してきた2人が硫黄は強風で大変だったと話してくれました。峰ノ松目は樹林帯で風の心配はなさそうです。車を運転してきてすぐ歩いたためかどうも調子がよくありません。足が重い。
やっぱりいつものパターンで登山口で仮眠してから歩き出すのが私には合っているようです。
 
オーレン小屋の冬季開放棟
雪の多いと黄葉まきを踏み台に窓から出入り
 
峰ノ松目直下で
阿弥陀岳、編笠岳、西岳が見えた
 シラビソ、コメツガの原生林は八ヶ岳らしい雰囲気が強く、なんともいい感じです。こんな道は赤岩ノ頭、硫黄岳の道を分けると、道も狭くなり小鳥の鳴き声が妙に気になるほどに静かな山道となりました。尾根に出ると右の峰ノ松目へは踏み跡も薄く、訪れる人が少ないことがわかります。平坦な鞍部を過ぎると、急登になり、途中、樹林が薄いところで阿弥陀岳、編笠岳、西岳が一瞬見られ、ラッキーでした。木の根をつかんで一登りすると山頂標識の立つ峰ノ松目です。樹林に囲まれ展望はありません。晴れていたら樹間から少しは見えるのかな?三角点があり、そこの腰掛けて熱いコーヒーと温めたピザパンで食事休憩をする。とにかく暖かい物がうまい。

  樹林に囲まれた山頂
 
接近しても逃げないカモシカ君
休憩後は来た道を戻るだけ、オーレン小屋の冬季開放の部屋を再度覗いてみると先ほどの2人の若者が鍋料理で宴会中でした。今日はここで泊まって明日は帰るとのことです。余裕の山旅を楽しんでいました。
オーレン小屋の先、橋を渡ったところでカモシカに出会いました。人なれしてるのか逃げるそぶりはなくカメラのシャッターを押すまで見つめていました。夏沢鉱泉はパスして三井の森を過ぎた集落に立つ河原の湯に立ち寄りました。立派な施設できれいでした。
原村のJAスーパーで今晩と明日の買出しをして、双葉JCから富士川に沿って南下、身延線の井出駅の近くの「道の駅、とみさわ」で車泊しました。買い込んだおでんを温めビールで乾杯、アルミ鍋の鍋焼きうどんに野菜をたっぷり追加して夕食にする。峰ノ松目も八ヶ岳ではマイナーな山でした。明日は篠井山はどんなところだろう。 
 
河原の湯