穂高小屋  平成23年8月12日  TOP  BACK

コースタイム
駐車場4;55〜白出沢登山口7;00〜荷継沢9;50〜13;20穂高小屋6;25〜がんばれ岩7;20〜白出沢登山口10;20〜11;50駐車場

 
要注意
車幅いっぱいです
8月のお盆休暇が始まり夏山の最盛期になった。8月の17日から北海道に遠征するためあまりハードな山行は自重したいところ、義弟から奥穂高に行こうと誘われ前夜、車で出かけた。
帰省ラッシュの前だったので高速道路は比較的スムーズだったがそこまでの首都高のラッシュのはまってしまった。松本ICで降りて。コンビニで買出しを済ませた。釜トンネル手前は最近崩壊したとニュースにもなっていたが問題なく通過できた。安房トンネルは有料に逆戻りしていた。新穂高温泉の無料温泉の広場は工事中、その奥の駐車場は朝にならないとあきません。戻って公営の駐車場に行ったところ真夜中なのに整備員がいた。超満車でしたが下山後に温泉に入る約束で深山荘の駐車場の端に止めさせて貰った。 
仮眠をして明るくなるのを待って歩き出すと右俣林道を歩くが工事用トラックが頻繁に走る、今日は平日でまだ仕事をしているのだ。それにしてもずいぶんと早朝から働くものだ。

重太郎橋をわたると
2段梯子
 
穂高平小屋で一休み、あまり利用価値がないような小屋ですが営業してました。ショートカット道は見送って車道を歩き白出沢登山口に到着です。軽トラが止まっていた。一休みして登山道に入った。
しばらくはコメツガの樹林を歩く、曇りの天気で薄暗い道だが歩きやすい。前方が少し明るくなると白出沢の流れを見るようになった。角材を4本並べた重太郎橋を渡ったところで降りてきた若者2人組みに会った。冷たい沢水で喉を潤して2連の梯子を上り、岩肌につけられたトラバース道を歩く。岩場にはシモツケソウ、ミソガワソウ、ニッコウキスゲなどの花が咲いていた。ストックが時折邪魔になるがそのまま進んだ。 

トラバース道を行く
 

休憩地の荷継沢
 
崩壊した岩のゴーロ沢を眺めながらトラバース道を行き、終わったところで比較的大きな枝沢を対岸に渡る。水はまったくないので濡れることもないのです。 石積の小屋跡を見るとすぐに荷継沢の標識に着く、ここは一休みにいい場所です。ここで対岸に渡り後はひたすらゴーロの急登を登るだけです。右に比較的大き目の雪渓が見える。左の小さな雪渓の左部分に夏道が見える。一月くらい前だとアイゼンが必要かな?
あと130分と書かれた大岩で小休止をする。振り返っても笠ヶ岳は雲の中です。

あと130分岩
120分かかった
 

穂高小屋のテン場
 
テント用具一式を背負ってもらったので軽いはずだが足取りは遅くなる一方です。今日は日差しがなく涼しいので助かった。鞍部に小屋が見えるころになると冷たいガスがかかり時折吹く風は涼しさを超えて寒くなった。よくわからなかった道も最後はしっかりとしたジグザグ道になっていた。ようやく小屋に到着した。寒いためか小屋の前は人もまばらでお盆の時期と言うのに?ここまで予想通りのハードな登りでした。
まだ時間も早く、テンバは空きが多かった。下から2段目、歩きの少ない場所に、テント設営を済ませるとほっとする。見下ろすと涸沢のテン場に色とりどりのテントが見える。
 

翌朝の小屋前で
前穂高岳
 
夕食には早いのでしばらくテントで休憩をして、程よい時間を見計らってからビールで無事の登山を祝す。今回は白出沢ルートを登ることがメインで明日は天気もよさそうもない、奥穂高に登るか迷ったが、北海道に向けて体力温存を優先してここで下山と決め、適当に夕食を済ませて早々と就寝した。翌朝は思いのほか雲もなくすっきりとした空だった。小屋前から前穂高岳の荒々しい稜線とその後に南アルプス、富士山?を眺めて予定通り同じ道を下山した。
ゴーロの下りでいやな道だが登りよりやはり楽ですが足腰への負担はのぼりより大きい。重太郎橋まで下ると難所は終了です。冷たい水で顔を洗い歯を磨いてすっきりしてから樹林の中に入った。
登りに使う人は少ないが下山道として、特に西穂高〜奥穂高のマイナールートの帰りに多く使われている感じだ。
前日も下る人にはたくさん会ったが登る人は極端に少なく感じた。もう一度登ろうといわれてもちょっと考えてしまう。
北海道のために楽チン登山と思ったが疲れを残す山行でした。
約束どおり、深山荘の露天風呂で汗を流して無事帰路に着いた。 

深山荘
露天風呂に入った