安倍峠ーバラの段ー大光山ー十枚山ー下十枚山  平成23年1月9日10日  TOP  BACK

コースタイム
静岡駅7;02=梅ヶ島温泉9;05〜安倍峠11;30〜バラの段12;30〜ワサビ沢の頭13;15〜奥大光山14;40〜15;05テン場
テン場7;00〜大光山7;15〜9;35十枚山10;15〜下十枚山11;10〜13;30六郎木バス停13;47=15;05美肌の湯=静岡駅

 
車道歩きでみた鯉ヶ滝
写真より急です
2年前の3月に挑戦したが予想外の雪でワラビ沢の頭手前で撤退した。そのときは雪が多かったが今年は冬型の気候が安定していて日本海側は大雪ですが太平洋側は寒いだけで雪は少ないようなので、連休を使ってリベンジをしてみました。前回は青春18切符で前日に清水の安宿に宿泊したが今回は乗り換え時間が厳しいが新横浜を6;00発のひかりに乗ると静岡でバス7時02分発の梅ヶ島温泉行きバスにちょうど間に合うのです。
新幹線代を支払っても18切符で前夜泊より安くすみます。梅ヶ島温泉まで乗ったのは一人だけでした。前回は登山道でショートカットして駐車場まで行ったが今回は車道を歩いてみる。これが思いのほか遠回りで30分以上余分にかかってしまった。道路も日陰は雪があり歩きにくかった。鯉ヶ滝の氷漠が見られたのがせめてもの慰めでした。
駐車場のところで休憩後、車道を緩やかに登り安倍峠への旧道の標識で沢沿いの道に入る。小川は一部凍結していたりもするが靴を僅かにぬらす程度で通過できた。安倍峠のオオモミジの大木の下で休憩をしながらアイゼンを付ける。前回はここからの深雪と急登に苦戦したことを思い出す。
 
安倍峠から尾根に取り付く道
以外に急です

ワサビ沢頭付近
こんな感じです
 
10cmほどの積雪で歩きやすい。林越えに富士山が見えてくるとうれしい気分になる。残地ロープのある岩場を過ぎると笊ヶ岳が見えてきた。安倍川の右岸の山伏から南に伸びる尾根もいい感じです。バラの段では富士山もすっきりと姿を見せてくれ新春にふさわしい眺めです。前回はここからトレースがなかったが今日はしっかりと踏み跡があり心強く安心です。
暗部に下り、崩壊地の脇を上り返すとワサビ沢の頭です。切り開きのような雑木の尾根道は明るく日当たりもよく快適です。
雲ひとつない富士山がいつも見られる富士山展望の旅です。大笹の頭の広場を通過する。その先開けて所からは大光山、十枚山、奥十枚山が見渡せるようになった。奥大光山を通過するあたりからテン場を探しながら歩いた。
大光山へ下る手前に日当たりのよい平地を見つけてテントを張った。雪が少ない、水を3.5l背負ってきて正解でした。夜はあまり冷え込みもなく助かりました。

雪の切れた山道の平地
 

朝日に光る大光山
 
翌朝は7時ころ藪のとjころから日の出が輝くのと同時に歩き出した。急下降して登り返すと大光山の山頂に着く。藪の間から赤石岳、聖岳の先端だけが朝日に光って見えるが展望は悪い。草木集落に降りる人が多いのか少し踏み跡が薄くなった。黒崩の崩壊地を注意して通過する。今日も富士山は雲ひとつなく絶好の日和です。北西の眺めがいいところを過ぎると十枚の山頂に着いた。誰もいません、これから向かう下十枚山を眺めながら食事休憩をした。
十枚峠に下りると2人が休憩していた。昨日バスを降りてから初めて人に会いました。出来たら青笹山までと思っていましたが正月の疲れと冬のテント泊の荷物はじわじわと体力を奪うのと気力が失せてきたため下十枚にピストンして下山することにした。ザックをデポして出かけた。結構な急坂道を登り、開けたところにでた。ここからの展望は今回のコースでは最もよかった。しばらくは写真を撮りながら眺めた。
 
十枚山頂で
下十枚山とその先南に延びる尾根、
 
手前、十枚山、その奥に笊ヶ岳、布引岳
さらに奥には荒沢岳
もう少し登って下十枚山のピークを踏んだ。天津山と書かれた標識もありました。展望はなく、先ほどのところに戻ってもう一度い眺望を楽しんだ。白根三山、荒沢岳、赤石岳、聖岳の真っ白な稜線に魅せられる。十枚山の背後の笊ヶ岳、布引山も魅力的です。去年の晩秋に登った光岳も感慨深く眺めた。その時、気になった小無限山、大無限山が今回も気になる。
 十枚峠に戻り、前回下った道を下山しました。途中、登ってくる人に5〜6人会いました。車道に出て、茶畑を眺めると静岡にいる実感がわきます。茶畑の間を抜け曲がりくねる車道をショートカットするように登山道を下る。 六郎木バス停には20分前に到着でき、荷物の整理とコーヒーを飲んでいるとバスがやってきました。静岡温泉、美肌の湯に立ち寄り汗を流してさっぱりしてから静岡駅に向かった。ウナギパイと安倍川餅をお土産に新幹線意乗り込んだ。
 
左奥に
昨年の晩秋に登った大光岳