羅臼岳   平成23年8月18日   TOP  BACK

コースタイム
木下小屋5;10〜弥三吉水6;30〜大沢入口7;30〜岩清水8;25〜9:00山頂9;10〜12;00木下小屋

 
摩周湖ダー
今期、北海道は2度目ですが、6日間連続山登りという無謀に近い計画を立てた。遠い北海道まで行くためできるだけ多く登りたいと考えてしまう。楽天とラベルのANA飛行機代+宿泊+レンタカーのセットでその内の1日だけホテルを予約するとあとはフリープランの個人ツアーとなり、お得なプランだと思い利用した。レンタカーは車泊するためちょっと奮発して7人乗りのワゴンタイプを借りたのでちょっと高めだったがすべての合計で114100円でした。これで6泊7日のうち5日を車泊で宿代を節約した。窓から摩周湖を見つけると北海道に来たと実感と感激がある。
中標津空港に2時過ぎに降り立ち空港で予約したレンタカーを受け取る。車泊できるようにシートをフラットにセットしてもらう。ガスボンベの調達をしたいことを告げると羅臼に向かう道筋のホーマックというホームセンターを教えてくれた。
そこでガスボンベを買い、隣のスーパーで食材と氷とビールを買い、ダンボールを4個頂戴した。靴入れ、物入れと整理するのに大変重宝島しました。持参した折りたたみの保冷バックに氷と食材を詰め込み出発した。
国道272で海辺まで出るとここからは知床半島の東側海岸線の335号を走る。
信号のない直線道は交通量もなくついスピードが出てしまう怖い道です。今回は市街地を走ることは少なくこんな道の連続だった。
 

知床峠での羅臼岳
 
途中、国後択捉の島が間近に見える。50年前に貧乏旅行で1ヶ月北海道を廻った時もこの風景を見たが、まったく違った感じを持って眺めた気がする。海岸を離れ知床峠で羅臼岳の雄姿を眺めて明日の活力とした。ちょうど、雲間に現れた夕日が海面も映され2個の夕日となるって輝く風景を望むことができた。この先でキタキツネとエゾシカの出迎えがあった。ナビのおかげで間違うこともなく岩尾別温泉のホテル地ノ涯に到着した。宿泊者以外はとめられないと思い裏の木下小屋の駐車場に止めたが翌日聞くと、ホテルにも登山者の駐車地があることを知った。小屋の駐車場は狭い上にやや傾斜地で車泊には不向きだった。
1台札幌からの単独者が止まっていて挨拶をする。この方とは翌日の斜里岳もご一緒することになった。
うす暗くなった中でお湯を沸かし明日のためにポットにつめ準備をしてから、冷えたビールと海鮮弁当で前夜を祝した。弁当はなかなか美味でした。
今回のためにカーショップで買ってきた窓の目隠し用カーテンを取り付けると落ち着いた感じになり役立ちました。
車泊にはちょうど良い気温で夏用シュラフでいい寝心地で、疲れていため傾斜地も気にすることなく熟睡できました。 

こんな道を行く
 
18日朝、4時起床、車外で朝食を準備していると早くも上り始める人がいた。その後5〜6人は出発して行った。5時過ぎようやく隣の人と一緒に出かけようと車の遠隔ロックをし、確認のためレバーを引くと5つのドアーの内どれかが開いてしまう 。
15分ほど繰り返した。ようやくしまったので歩き出した。下山してからレンタカー屋さんに問い合わせたところキーをもってドアーに近づくと自動で解錠される仕組みだとわかった。貸し出すとき教えてほしかった。
登山口の祠に手を合わせて登山道に進む。
稜線出るとオホーツク展望台の標識があるが展望はなく少し登ったところから曇りで視界が悪いが展望できた。ミズナラやシラカバの樹林を快適に行くと最初の水場「弥三吉水」についた。パイプから流れる水をエキノコックなど気にしながら一口飲んで先に進む。極楽平で羅臼岳の山中部を望み、仙人坂を経て銀冷水に着く、水は細く飲める感じはしない。
大沢入り口からは沢道の急登になるが、お花畑が続き写真鳥に忙しい。タカネトウウチソウが一面咲いていた。
チシマクモマグサは小さいが良く見るとかわいい花で形も面白いものでした。

 弥三吉水

大沢の谷を行く
 

山頂
 
羅臼平にはフードロッカーが設置されていたのであけてみるとザックが入れてあった。ここからはハイマツ帯を行く、イワブクラが良く見られる。岩清水は岩場からポタリポタリと落ちる。これは冷たくてとてもおいしい水だった。
最後の岩場を登ると山頂に着いた。ガスが立ち込めた山頂は何も見えません、時折吹く風が冷たい。ここで3日ほど前に斜里岳に登ろうとしたが林道が閉鎖されていたので諦めた聞く、明日登る予定なので心配な情報です。閉鎖されたところから2時間の歩きで登山口とのことでした。
展望を断念して下山をした。山頂であった2ヶ月前に広島を出た人、1ヶ月前に北海道に上陸した岐阜の人と一緒に下山した。途中、熊の仕業と思われる掘り返したあとがあった。登るときにはなかったのですぐ近くにいるようだ。周りに蜂が飛んでいて蜜を狙って掘ったものと思われる。ホテル地ノ涯の無料露天風呂に3人ではいるが熱いかぬるいでちょうど良いのがなかったが無料では文句は言えない。次々と人が通るのも気になるためそうそうに切り上げてしまった。
道の駅「パパスランド」に寄り一休みして、林道の閉鎖が心配なので登山口の清岳荘に向かった。途中、地元の人に道を尋ねると最近の大雨で通行止めだったが2日ほど前に開通したと教えてもらい、安心した。
橋の袂にゲートがあり清岳荘まで7.9kmと書いてあった。歩くと2時間はかかる距離です。
水害の場所は何処だったのかまったくわからないいい道でした。清岳荘の大駐車場には8台ほど止まっていた。車泊は500円と書かれていたので小屋に支払い車に戻ると今朝一緒に出た札幌の人がまた隣に駐車していた。今日は小屋に泊まるそうです。いいなーこちらは車泊です。