礼文岳、桃岩展望コース、林道コース  平成23年7月24日−25日  TOP  BACK

コースタイム
内路バス停6;50〜8;40山頂9;05〜10;10内路バス停

 
キャンプ場をあとに
7月24日、礼文岳

緑ヶ丘キャンプ場は静かでぐっすり眠れたが、早朝にカラスとユリカモメの大声で起きてしまった。
テントはそのまま、身軽にして歩き出す。
管理棟の広場から利尻山を眺めて、昨日,バスでおろしてもらった場所に向かったが早めに着いた。海岸線をぶらぶらと歩くと、昆布漁の小さな船と利尻山が静かな海に浮かぶ。海岸に下りてみるとハマベンケイソウの薄紫の花、シロヨマギ、ハマハコベ、があった。ヤドカリと遊ぶ。駒谷崎付近でスコトン岬行きのバスに乗った。バスは手を上げると何処でも乗せてくれる。内路バス停で降りると礼文岳登山口の大きな看板が立っている。広場の奥の階段で登山道に入る。
民家の裏の笹道を登る、シラカバの林そして、針葉樹林と変化のある道です。チシマザサはところによってはかなり太く立派なのでシーズンはいいたけのこが取れそうです。少し登りると利尻山が見えた。巻き道の平坦なところを通過する。ニッコウキスゲがちらほらと残っている。


内路バス停
民家の裏に登山口がある
 
 
山頂が見えてきた
ハイマツが出てくると前方に山頂が見える。500mに足らない山ですがハイマツです、緯度の高さを感じる。花はあまり多くなかった、山頂近くシロバナイチヤクソウ、ヨツバシオガマが咲く、山頂に到着する。誰もいません。昨日の利尻山は盛況だったが、、日曜日なのに静かなこと。島全体を見渡せる絶好の展望台に満足する。テン場、一緒に出発した2人は8時間コースでスコトン岬に向かった。まずスコトン岬を眺めた。南は桃岩らしき瘤と利尻山、まさに360度の展望です。
下山を始めて半分ほど下ったころから登ってくる人に沢山会いました。家族ずれが多いようでした。
バス停着くと自転車を止めている人がいた。バスがあまりないので行深港でレンタしたそうで、いい選択だと思った。ちょうど観光シャトルバスが来て乗せてもらいフェリーターミナルに早めに着いた。
ターミナルの観光案内所でハイキングコースを教えてもらう。桃岩展望台コースに行くことにした。
ターミナルの2階の武ちゃん寿司でお弁当を作ってもらう。これも観光案内所の方が教えてくれた。このおにぎり抜群意おいしかったので帰ってから夜食にも作ってもらいました。



 
 
ヨツバソガマ
 
イチヤクソウ
 
ニッコウキスゲ

スコトン岬
 

山頂
 

ここでバスを降り
左に登る
 
桃岩展望台コース

桃岩登山口まで元地行きバスで行く、バスに乗ったのは一人だけでした。桃岩トンネルの手前でバスを降りて遊歩道に入る。まず出迎えたのはオオシモツケの花が斜面一面に先さわやかな風にそよいでいた。
次に多いのがエゾイブキトラノオの棒状の花です。 オオカサモチはその大きさで存在感が大きい。
展望台に着くと穏やかな起伏の草原が開け西の海岸線が目に入ってくる。、観光客が多くパスして先に進む。
桃岩を回り込むように進む猫岩は良くわからない。谷間が滑り台のよう斜面は引き込まれそうな感じです。。遊歩道の脇にレブンウスユキソの名札を見つけた。真っ白の星型の花は名札がなかったら見過ごしてしまいそうです。前方から団体さんが降りてくるのが見えたので展望用の歩道にそれた。桃岩と元地の港とを眺めながられ海岸線は平地はなく元地より先には道路もない、厳しい環境を示している。、武ちゃん寿司で作ってもらったおいしいおにぎりを食べながら団体さんの通り過ぎるのを待った。







ノコギリソウ 
 
オニシモツケ
 
レブンウスユキソウ

桃岩コース
こんな感じ
 

元地海岸
 

終始、こんな利尻山が見える
 
次々と行きかう人がくるが狭い歩でとすれ違うのが難しい 。ガイドさん付きの人たちとすれ違う。ガイドさんがエゾノヨロイグサと指差したが確認できなく残念でした。
元地灯台と利尻山の絵葉書的な風景を眺め、灯台に寄り道した。現役の灯台でした。
ハイキングの終わりにオニシモツケソウの群生地越しにみる利尻山も癒しの一景でした。
知床の集落に着き、バスは1時間以上待つので通りがかりのおばさんにターミナルまで歩くとどの位か聞くと50分ほどだと言われ、歩くことにした。はじめてみた丸い波消しブロック、昆布を干した砂浜、興味深く眺めながらのんびり歩いて50分でフェリーターミナルに着きました。
武ちゃん寿司でウニ丼と刺身でビールを飲む、うまい!!
仕上げは礼文島温泉「うすゆきの湯」で汗を流して緑ヶ丘キャンプ場に戻った。一日早く礼文島に渡ったため登山とハイキングを満喫できました。しかも天気に恵まれ最高の一日でした
テントサイトで焼酎のウーロン割を手に一人悦に入るのでした。










とにかく海鮮物はうまかった
 

元地灯台と利尻山
 

フェリーターミナルへ
東側の海岸から利尻山 
 
ウエンナイ分岐
7月25日 林道コース

ガスのかかった薄暗い朝です。テントを撤収し管理棟の料金箱に2日分の使用料1200円を投入する。
木の葉きれいに見えて利尻山はまったく見えません。キャンプ場を出て車道を右に進む、「林道入口、元地出口まで7km」案内板を見るとすぐにウエンナイへ3kmの標識が出てきた。地図にない地名だ、何処に行く未知だろうと良く地図を確かめると「宇遠内」の字を見つけなるほど感心した。8時間コースの分岐点だったがあまり踏まれてない藪だった。
車道を進むと天気がいいと両側には海岸線も見えるらしいが霧の中です。礼文滝の分岐転移着き一休みする。三角山を経由する道の分岐を過ぎる。


まさに林道コースです
 
 
虎刈りの斜面
暗部に監視所が見える
虎刈りのような丘陵地が目立つ、植生管理で植林をしたようです。前方に小屋が見える。レインジャーハウス、高山植物監視所でした。
レブンウスユキソウ群生地と書かれていた。最初あまり咲いていない用でしたが先に進むと斜面いっぱいに小さな白い花が点在していた。期待していなかったので感激です。夢中で写真を撮りまくるがカメラの電池切れ、最悪です。かすかに残った予備電池を駆使してシャッターを押した。そんな時、エゾノヨロイグサの声を聞き、確か昨日聞いたがわからなかった花だと、いそいで近寄り聞き返した。やっと確認でき写真も撮れました。
香深の集落に出て、厳島神社の本殿前で朝食休憩をさせてもらった。ランドセルをしょった小学生が階段を降りていった。まだ夏休み前だろうか、東京はもう夏休みだった気がする。

 
 
レブンウスユキソウ
 
エゾノヨロイグサ?

レブンウスユキソウ群生地