利尻山  平成23年7月22日ー23日   TOP  BACK

コースタイム
北麓野営場4;00〜五合目5;15〜第二見晴台6;40〜長官山7;05〜8;50山頂9;20〜13;30北麓野営場

 
最北端の線路
山登りを始めて12年ほど経ちますが百名山をあまり意識したことがありませんでした。去年の暮れに九州に初めてツアーで登山をしたおり、ご一緒だった人たちは全員が百名山を目指しての参加でした。自分も数えてみると九州と北海道に登ればほぼ達成しそうだと知り、5月の連休を利用して九州本土を終了した。
北海道はまだ手付かずです。
手始めに利尻山に行ってみることにした。海の日を使ってが仕事上では一番都合がいいのですが、航空料金が高い、少しずらすとびっくりするくらい安い、悩むところだが安いほうを選択した。
羽田を9時10分に立ち稚内には11時に到着する。鴛泊港に行くフェリーは16時5分で5時間もの待ち時間があります。
空港でフェリーターミナル行きに乗り、稚内駅前で下車し商店街のはせがわスポーツ店でガスボンベを購入する。下調べしてあったのですぐわかった。
少し戻ったところのスーパーで食材とビールを購入する。おやつにとトウモロコシを3本買った、これがなかなか美味でその上、翌日の夕方でも問題なく食べることができ以外でした。
稚内駅に立ち寄るが真新しい駅とその周辺は最北端の駅の感はなく普通のターミナル駅だった。駅前は今も開発中でした。交通標識にロシア語が併記されるのを見て最果ての地を感じるくらいだった。
駅の隣の北市場を覗くが買う気半句素通りした。
 
利尻山と飛鳥
 フェリーターミナルまでぶらぶら歩いて10分で着いてしまった。時間をもてあましレストランでラーメンとビールで時間を費やすし、さらにはベンチで昼寝をしてしまった。周囲が騒々しくなっておきると30分前に出る礼文行きに乗る人が改札待ちをしていた。この船が出港してそのあと利尻鴛泊の改札が始まった。ツアー客がほとんどで個人旅行は僅かな人でした。利尻島が近づくと島全体がひとつの山で形成されているのがわかる。山頂は槍のような先鋭な山です。
鴛泊港には旅客船飛鳥Uが寄港していた。白い巨体は6階建てのホテルだそうです。飛鳥と利尻岳のツーショットが撮れました。
下船すると客引きタクシーが寄ってきた。タクシーが少ないので奪い合いかと思っていたのが拍子抜けだった。
観光案内所で携帯トイレを購入しで北麓野営場に向かった。タクシー代は1200円くらい、キャンプ場は工事中でテン場が狭いらしいがこの日は4張りだけでした。1人300円です。下山後もう一泊するため600円を支払った。
明日に備えて、早目に就寝した。

北麓野営場
 

歩き始めてまもなく
名水があるのはありがたい
 
7月23日、4時明るくなるのを待って出発した。甘露水で水を補給、十分飲んでから歩き出す、3合目、ポン山分岐を過ぎる。薄暗い原生林を歩くほれ込んだ溝状の道は歩きにくい。5合目に到着する。6合目第一見晴台殻れし岬の奇岩が見下ろせる。第二見晴台で休憩をする。海岸線、その先には礼文島が見える。穏やかな天気で気分がいい。
長官山に立つと今まで見えなかった利尻山が全容を見せため感激します。 きれいなピラミッドが眺められる。

八合目、長官山
今まで見えなかった山頂が 

長官山、鴛泊港が小さくなりました
 
利尻岳山小屋に少し下ると、その先は急なのぼりが待ってます。シラカバの低木がトンネルになっているところを過ぎると頂上直下の崩壊地が荒々しく見える。草花はこの付近からいっぱい見られ、写真を撮るのでなかなか進みません。
九合目を過ぎるとお花畑と雪渓がきれいです。
赤ザレの急登を一登りすると沓形への道が分岐している。危険なのかロープが張られていた。
振り返ると、小屋、長官山、鴛泊港が小さく見える。
赤ザレの急騰をあえぎながら、右側にローソク岩の奇岩を見ると山頂の神社に到着した。
たくさんの人が休憩していて山頂写真がなかなか取れません。山頂にもお花畑ですさすが花の利尻の面目躍如問いところです。ここより3m高い最高峰の南峰は進入禁止です。
海の上に浮かぶ独立峰で天候不順なこと、風が強いことで有名だが今日は風もなく穏やかないい日和に恵まれ。360度の展望を満喫できた。
もしものことを考えて予備日を1日用意したが好転に恵まれ見事一発で登頂できました。
 

山頂の神社
 

最高峰の南峰は通行禁止
 

沓形港から見た
利尻山
 
 同じ道を下る。甘露水で顔を洗ってテン場に戻る。予定よりだいぶ早く降りた。フェリーの時間を調べると沓形港(15;10発)から礼文香深港(15;50着)がある。急いでタクシーに電話をすると十分間に合うとのこと、急いでテントを撤収してタクシーの待ち合わせた駐車場に向かった。管理等に下山届けを出し、今晩の泊まりは中止することを告げると300円を返金してくれた。タクシーの出費が予定外だったのでありがたくいただいた。
沓形港までタクシー代5500円ほどでした。1日早く礼文島に渡れたことで礼文島のハイキングが充実でき有意義な出費でした。沓形港より見る利尻岳は頂上が丸みのあり、鴛泊から見るよりやや穏やかな感じだ。
礼文島香深港の観光案内所で明日のためパンフレットと情報を教えていただき、漁協のスーパーで買出しをした。
バスにのり緑ヶ丘キャンプ場入り口でおろしてもらった。徒歩10分でテントサイトは広く、木製の高台があり快適なところでした。ここで2泊お世話になりました。

礼文島、緑ヶ丘キャンプ場
2日間使用
 

ノコギリソウ 

ミソガワソウ 
 
ミヤマアキノキリンソウ
 
イブキトラノオ
 
ミヤマアズマギク
 
シコタンハコベ
 
エゾツツジ

チシマフウロウソウ