篠井山   平成23年11月21日TOP  BACK

コースタイム
駐車広場8;00〜8:50渡り場ノ頭9;00〜9;55南峰10;40〜北峰10;46〜12;00駐車広場


車中から篠井山を
 
昨日の夏沢鉱泉ー峰ノ松を下山して身延線井出駅の近くの「道の駅とみさわ」で車泊した。タケノコのオブジェがあるのできっとたけのこが名産地かな?夕べは暗くて気がつきませんでした。
天気はよさそうです。登山口までも近いしゆっくりと朝食を済ませてから奥山温泉に向かった。集落の橋のところからどっしりとした篠井山が眺められた。温泉手前の渓谷は紅葉の色好きもよくいい雰囲気です。もっと山深いところと思っていたが民家集落からさほど入ることもなく温泉着いた。温泉に寄ってみるが、まだ開業前で誰もいません。駐車場の脇に足湯とおぼしき物、なんと犬の温泉でした。犬用は初めてお目にかかりました。玄関に11月23日8Th紅葉祭りと書かれているのを見ると今が見ごろの最盛期らしい。
林道に戻りさらに登ると奥山グリーンロッジという立派な建物があり、周囲のモミジは今が盛りの色合いを見せています。橋の袂に駐車広場と使えそうもないトイレがあり篠井山登山口の標識が立っていた。ここに駐車して歩き出すがまだ車道です。無理をするとまだ走れそうです。歩き出だして1分、不撓不屈の滝、5mの2段滝がナメとなって落ち、水量もあり紅葉と相まって美滝です。


 
登山口
 
不撓不屈の滝
 
奥山温泉手前の渓谷
 
 
明源の滝
この登山道は沢沿いを登るため、沢山の滝がたのしめます。スギの人工林で暗い道が続くが滝と紅葉のおかげで退屈することなく歩けるのがいい。歩き出してまもなく3kmの案内があった。山頂まで100m刻みで立てられているがちょっと親切すぎて嫌気が差すこともある。枝沢を何回か丸太橋で横切る。渡り場ノ頭が1.6kmとちょうど半分でナメ滝の上で休憩をすると、青笹山付近かなだらかな山並み見えていた。600m付近から沢を離れて植樹林の退屈な登りになるがすぐに雑木の自然林に飛び出して明るい道に変わる。陽だまり山行には雑木林がいい、500mでデジカメのバッテリーを交換し、水分補給をしていると若い女性が追い越して行った。三脚を片手に足取りも軽く一気に視線から消えた。
軽やかな足取り山慣れした方と見た。

 
渡り場の頭
中間点で休憩によい
 
見ごろの紅葉
 
富士山を背にして
500m以後この標識が見られないまま山頂に着いてしまったが帰りに北峰周りで降りた道につけられていて北峰の分岐点を見逃して登ってしまったのです。山頂には先ほど追い越された女性が一人いました。富岡から来たそうで富士川沿線の山並みに興味があるようでした。私もこのところお隣の安倍川の奥の山域をつついていたので話が弾みました。山頂には立派な方位盤がありました。富士山の山頂は雲もなくきれいに見えているがびっくりしたのはまったく白い物が見られないことです。南斜面とはいえ11月半ばを過ぎています。駿河湾の切れ込みの先は先週行った伊豆半島が薮の間より見え隠れする。富岡の女性が北側の樹林越しに尖ったかっこいい山は北岳でなないですか?と言われ、方位盤で確かめると北岳のようです。布引山、笊岳の右に北岳、左には赤石岳が白くうっすらと見える。手前は去年の5月縦走した七面山〜八紘嶺、一昨年雪の中を歩いた大谷嶺〜山伏の懐かしい陵線が見えるが木々が邪魔ですっきりとした眺めでないのが残念です。
 
 
右奥に北岳を見つける
この後雲に閉ざされた
 
奥山温泉
富岡の女性と意気投合して北峰に行ってみようとまったく逆の南に下ってしまい二人で苦笑いしながら戻り、改めて北峰に向かった。北峰はお社があるだけで展望はありません。通り過ぎて奥山温泉の標識に従い下ると200m、300mの案内がありこのコース北峰周りが順路らしい。来た道に合流するところに右矢印で山頂の案内があり、だれもが右の道を取ってしまいそうです。
下るころには明るさもまして紅葉が朝より鮮やかに見えます。
駐車場までご同行してもらった女性と別れて奥山温泉に立ち寄り汗を流してから毛無山塊と富士山、八ヶ岳の山並み茅ヶ岳、金峰山、国師岳と身延線沿線からの山並みを眺めながら甲府南IC で高速道にのった。都内もスムースに通過して予定より早めに帰宅した。
ヤマヒルにも悩まされることなく楽しい紅葉狩りハイキングが出来ました。