荒沢岳　　　平成24年10月14日　　晴れ時々曇り　　ＴＯＰ　　ＢＡＣＫ

コースタイム
登山口5;50〜前山〜7;20これより岩場7;35〜前�ｰ標識8:35〜10;05山頂10;45〜11;50前�ｰ標識12;00〜前山14;00〜14;30登山口

船着場 一夜の宿にした	10月13日 今週火曜日（10月19日）に松井さんから週末のお出かけのお誘いメールでがあった。新潟に所用があって出かけるついでに山登りをしたいということで1日目が荒沢岳、2日目が未丈ヶ岳と決めた。銀山平付近は車がないと不便な山域のため空白地帯だった。ありがたいお誘いでした。 前日の土曜日、2時に東所沢駅に待ち合わせる。駅前のモスバーガーで昼食用にモスライスバーガーきんぴらを初めて買ってみた。おにぎりにきんぴらをサンドしたハンバーガーは初めて食べました。 関越自動車道は渋滞もなく小出インターで下りた。近くのサカキヤスーパーで買出しをして一路、銀山平を目指した。 シルバーラインのトンネルを走って、途中で銀山平へ別れた。日光橋を渡ると352号国道に出て、荒沢岳登山口行ってみた。トイレの建物がある広場が登山口だった。もう一箇所登山口があるはずだと湖の方へ戻って探すがそれらしき物は見つからなかった。翌日、地元の方に聞くと、50ｍほど上流に伝之助小屋がありそこから登れることが分かった。すっかり暗くなったのでテン場を探す、登山口はテント禁止だったので船着場のトイレ前を宿に決めた。トイレもきれい、水もあります。 本来禁止だろうがそっとテントを晴らせてもらった。 牛タンをツマミに前夜の乾杯をし、冷凍の海鮮丼を夕食とした。3日ほど前築地で買ってきたものでなかなか美味です。
朝霧が奥只見湖を埋める	10月14日 軽く朝食を済ませて登山口に移動すると、夕べは1台だけだったのがほぼ満車です。何とか一番端に止めた。路肩に止めた人ももあるくらいの混雑でびっくりするくらい人気の山のようです。 5時50分に歩き出す。広場の奥に進むと取水施設があり、なぜか蛇口が付いている。ここから尾根に向かって登る、ブナ、ミズナラの巨木が多い、キノコが気になるが本日はロングコースのためひたすら登る。 奥只見湖には朝霧が広がり幻想的な眺めです。前山に着くと薮越しに越後駒ケ岳が見える。荒沢岳も見える休憩に丁度よい。少し下ると伝之助小屋からの道が合流した。 この付近になると紅葉も始まっている。 小さな上り下りでやがて、これより岩場注意の札が付けられた所に付いた。左の高みで休憩をして、岩場の道に取り掛かる。 鎖場、ハシゴが続く、前後に登山者があって時々渋滞をする。
これより岩場の案内を見て
痩せ尾根に出ると この光景、前�ｰの絶壁 岸壁の基部まで下って垂直壁をくの字に登る	大きな岩を回り込むように通過、ブッシュからいきなり痩せ尾根のピークに飛び出すと 前�ｰの絶壁が眼前にそそり立っていた。一瞬、これを登るのかと思うが左側を巻くようにして登っている人が見えた。それでも切れ落ちた岸壁をトラバースするので、見るだけでも緊張する。気持ちを集中するため小休憩をしてから歩き出す。先ずは、下る、2箇所のスラブ岩には鎖があるが滑りやすい。 下りきって、水平に少し移動すると今度は切り立つ岩場を直登する。長い鎖場は高度感でかなり緊張する。渋滞で絶壁の途中で止まるためさらに怖い。 この登山道の岩場ではかなり危険度が高く、厳しいルートだと思う。 難所を登り終えて、前�ｰの標識が立つ平らなピークになって緊張から解放される。 奥只見湖と奥会津の山並みを落ち着いて眺められる。明日登る予定の未丈ヶ岳のピラミッドが美しい。 山頂に向かうやせ尾根も一望でき、登山者の姿が見えたりしている。 。 荒沢岳に向かうやせ尾根     三角のトンガリが美しい 未丈ヶ岳
垂直壁のくさり場が始まる
山頂直下の瘤	仕舞っていたストックを延ばして、痩せ尾根歩きを始める。全山紅葉とはいかないが、彩りも豊富な陵線は気持ちがいい。山腹も程よく紅葉が色づき、陵線歩きを満喫できる。鋭く抉れた谷間には雪渓も見られ山の深さを感じる。山頂の手前で瘤が3個ほど出てくる。 1個目は巻くように、2個目は岩の斜面をトラバースする、ここは鎖無しです。 最後の瘤は鎖で乗り越えると、鋭い三角錐のピークに沢山の人が見えてきた。いよいよ山頂に到着です。 さほど広くない岩場に20人ほどが休憩していて、山頂標識と記念写真を撮るが人様の映らないようにするのが困難なほどです。絶好の展望日和に恵まれて360度の眺望を楽しむことが出来ました。 先ず、駒ケ岳、中岳その背後に八海山の頭が少しだけみえる。荒沢岳から兎〜中ノ岳〜越後駒を周回するルートが意欲をそそる。 巻機山の奥に谷川連峰も同定が難しいがはっきりと見えている。 平ヶ岳がどっしりと大きく、特徴ある日光白根山、双子峰の燧ヶ岳の2山が続く。 会津駒ヶ岳は判別がしにくい、浅草岳、守門岳も見える。 春に挑戦した五頭山塊とその先には越後平野が広がっている。   兎岳に伸びる陵線 遠くには谷川連峰   中央に燧ヶ岳その右に日光白根山 左側に日光連山
ついに荒沢岳が見えました
登った痩せ尾根と奥只見湖を 見ながら下山する	しばらく、展望のあとコーヒーブレイクをして、次々とやってくる人に山頂を後にした。 明日の予定になっている未丈ヶ岳を正面に見ながら痩せ尾根を下る。前�ｰの標識のあるピークまでは展望も楽しめるがここからが最大の難所です。一休みして気合を入れなおして岩場にい向かう。 切れ落ちた鎖場は登りよりずっと怖い、その上、先行者がつながっていて、鎖のあくのを待つため高度感が押し寄せてくる。最初の一歩が怖い。 長い長い、鎖場とハシゴを終了すると登りにも休憩した岩場の始まりにつき、一安心です。 気持ちには余裕が出来たがひざ廻りは悲鳴を上げている。 前山で荒沢岳を振り返って、登山口まで無事に下山できました。 白銀の湯で汗を流して、温泉前の名水を汲んで明日のために泣沢へと移動した。 トンネルのシャッターを持ち上げて出ると快適なテントサイトが何箇所かあった。 先客がテントを張って寛いでいた。明日は我々と同じ未丈ヶ岳に登るとのことです。 牛タンの残りとマカロニ、きゅうり、ツナ缶のサラダで無事下山を祝した。 ビールと白ワインの豪華な宴会が出来ました。
登りより怖い 下りのクサリ場