恵庭岳   平成24年7月30日  曇り   TOP  BACK

コースタイム
登山口駐車場6:20〜第一展望台8:00〜8:25山頂(暫定8:35)〜10:20登山口


登山口の広場
 
北海道も最終日となった。前夜は予定外のテン場で、そこは 徳舜瞥山とホロホロ山の登山口だった。ここに泊まったのも何かの縁と登りたい気持ちが大きいがレンタカーの返却時間もあるし下調べのない山ということもありパスした。
予備日のためにと考えていた恵庭山に登って帰ることにした。昨日の道を引き返して支笏湖のほとりに出る、美笛から湖畔の道路を走るが樹林が邪魔でで湖面は見えない。湖畔の駐車場まで来ると開けて湖面が見渡せるようになった。車泊の人が顔を洗っていた。
静かな湖水を眺めながら進み、樹林に入ると丸駒温泉の分岐に着く、ここを右にカーブすると恵庭山登山口の標識があった。先客は1台だけだった。車を止めて、近くの岩の上に濡れたテントを広げてから出発した。
最初は平坦な道を少し歩く、枯れ沢を渡り、やがて本格的に登りになってくる。
ガクアジサイの青みかかった花が妙に新鮮見えた。
 
ガクアジサイ
 
土壁の道
樹林の道をひたすら登る。荒れた急登にはロープもつけられている。崩壊の進む土壁道は急登でずるずると滑るためなかなかの難所です。
樹林が切れて岩場に飛び出した。第一展望台だ。
風が吹きぬけ気持ちの良いところで先行者が休憩していた。見上げると山頂はガスで見えないが鋭い岸壁は威圧感がある。

地元の方で下山してきたところだった。登山道は再度樹林に入る。左側は切れ落ちた絶壁だが樹木のおかげで怖さはない。
覗き込むと切れた谷間は硫黄で白茶けていて煙も立ち上っていた。
尾根の途中、8合目付近の岩場に恵庭山の山頂標識があり、この先は危険のため立ち入り禁止となってロープが張られていた。
昨日、樽前山で眺めて鋭い岩峰はこの先に聳えるようだがガスに隠れていた。イワブクロの花が多いがすでに終わりに近くちょっと寂しい。

しばらく待つが次々と昇るガスは途切れそうもないので引き返して先ほどの岩場で休憩した。
一瞬、ガスの切れ目に山頂のが岩頭部が見えた。今日の展望はここまで、支笏湖を眺めることもなかった。
 
  
第一展望台で
一瞬見えた山頂部
 
暫定の山頂
 
風不死岳と左の奥に樽前山
下山開始、5人ほど登ってくる人とすれ違う。
登山口ですっかり乾いたテントをたたむ。丸駒温泉方向に進み、手前の伊藤温泉に入った。
洗剤が使える内風呂で汗を流してから、服を着て外の露天風呂に入った。支笏湖の湖面と同じ高さで水位も支笏湖と同じに変化する。地元の常連さんに聞くと丸駒温泉は最近改造して料金も高くなってもっぱらこちらを利用しているとのことでした。
風不死岳が湖面に浮いている。奥に樽前山が潜んでいるのだ。
風呂の淵の岩を跨ぐと支笏湖で恐る恐る入ってみた。冷たくて気持ちがいい。二度湖水に浸かった。
帰り道、進むにつれて風不死岳の左側に樽前山が見えるようになってきた。
 
 
千歳空港内の
スーパー銭湯「万葉の湯}
千歳のレンタカー屋さんへ向かうが直線道路で眠気がピークになった。パーキングを見つけて1時間寝てしまった。
とおりのコンビニでごみを捨てさせてもらう。北海道はごみ捨てに苦労する。道の駅はゴミ箱が設置してない。コンビニ山で買い物をして捨てさせてもらう。レンタカーを返却、空港まで送ってもらう。出発まで2時間半ある。幌尻小屋で一緒だった方に聞いた空港ビルの4階にスーパー銭湯があると教えてもらったことを思い出し、行ってみた。 (1500円)
風呂はきれいで感じがいい、レストルームも広くリクライニングシートにはそれぞれにテレビがついている。
休憩というよりぐっすりと眠るのに快適なところだった。