川俣ー栃本ー一里観音  平成24年12月9日 晴れ

コースタイム
三峰口8:50=川又バス停9:25〜9:55栃本関所跡10:05〜山ノ神峠10:40〜一里観音12:25
〜12;35伐採地13:00〜栃本関所跡14:15〜14:30林平バス停15:35=16:01大滝温泉16:15=17:00西武秩父駅

 
川又バス停
11月に甲武信岳に登ったとき、あまりの展望のよさに山頂でノンビリしすぎて十文字峠に行かなかった。
次回は十文字峠を通り、秩父と川上村を繋ぐ歩きをしてみたいと思いがわきあがった。
その下見のため白泰山まで行ってみようと出かけたがバスの時刻が気になって一里観音で戻ってきた。
秩父鉄道で三峰口まで熊谷駅を経由で行ってみたが、やはり西武秩父駅からが便利で時間、交通費供に安上がりだと分かりました。

高崎線は暖房が弱く寒い思いだったが秩父鉄道は暖かく快適で、居眠りをしながら三峰口駅に着いた。
ホームに降り立つと空気が冷たく一気に目が覚めてしまった。
数少ない中津川行きのバスに乗る。このバスは西武秩父駅が始発でそこから乗った方がとても便利なことを知った。
滝川ダムをループ橋から眺めながら川俣バス停で下車した。
ここには湧き水がホースからほとばしり水の調達はここで十分できる。
バスの時間を確認してから栃本の集落に登ってゆく。 
 
栃本関所跡
斜面の集落と雁坂嶺の方向
かなり登ると集落が現れ、急斜面に張り付くように民家と畑が作られている。日本の原風景を感じる。
谷の奥は雁坂嶺だろうか、山また山に囲まれている。
栃本関所跡には良く管理された屋敷がある。江戸時代の出女、入鉄砲の取り締まりに設けられたと記してあった。栃本公園と案内される方向に進んでみたが車道を行くのは面白みがないので戻って、直ぐ先の民家の間から歩き道を登った。
車道を横切る、再び車道に出たところが栃本広場駐車場でした。

山ノ神峠で尾根に着く、大峰ハイキングコースの道が下っている。車道は中津川の塩沢に向かって下っていた。
峠には猟師のものらしい、3台の車が停まっていたので、用心のため熊鈴をつけた。
熊除け出なく猟師避けのためです。ここから山道に登りだす。
 

山ノ神峠
ここから山道
 
 
大滝ダム湖を見下ろす
 10号送電鉄塔の下に着く。伐採のため見晴らしが良い。大滝ダムと湖、バスで通った道とトンネル出口で中津川に分岐するのが見下ろせる。ダムの先には武甲山の峰が見えている。
北側には両神山の陵線が怪しい雪雲に霞んでいた。

吹きぬける風は冷たい。階段を登り、道がなだらかに下るようになると足元はフカフカの落ち葉が深く足元を隠すようになる。小さな小屋が建つ雑木林の広場に出た。何のため小屋だろうウッディーハウスには鍵がかけられていた。

ここには栃本尾根ハイキングコースの案内板があり、山ノ神峠〜一里観音を結ぶ八の字コースの分岐点と記されていた。
分厚い枯葉布団の上にテント泊が快適な空間です。泊まりたい!
丸太の木段があったりするがほぼ緩やかなのぼりが続く。スズタケの薮の中に分岐標識とベンチが置かれていた。
スズタケの薮に直進すると直ぐに道は獣道状態になったがしばらく尾根道を行ってみた。

 
何かの管理小屋
明るく雰囲気が良い、テン場にしたい
 
一里観音
右の棒杭のところに石仏がある
 薮を避けて歩きやすい道を拾うと突然広い道に飛び出し、すぐに伐採跡に出た。
見晴らしがいいので昼食休憩をしたいがもう少し先まで行ってみようと進んだ。平坦な巻き道の先に案内標識が見えてきた。近づくとそこは石仏が一体置かれた一里観音でした。白泰山まで行きたいが小雪の舞いそうな寒さと帰りのバス時間の心配もあってここで引き返した。先ほどの展望良好な伐採地で昼食をとる。真新しい切り株に腰掛けると木の香りがして落ち着き、いい気分になる。
雁坂嶺-笠取山ー唐松尾山の陵線が近い、和名倉山がどっしりと大きい、雁坂は雪雲で薄暗くなっている。
雁坂嶺に伸びる棒小屋の尾根は気になる存在だ。
昼食後は整備された道を下って見た。15分もすると車道に出た。ここまで車で来ると白泰山は近い。
 
伐採地の展望
正面が笠取山、左が和名倉山

s展望のよい伐採地
切り株に腰掛けて昼食
 

両面神社
 
 車道を横断して杉林の道を下ると休憩舎に着く、そこには十二天尾根という標識が倒れていた。
まもなくすると、両面神社という小さな建物が出てきた。鳥居は金属のポールで補強されていた。
再び車道に出るとお墓があり民家は近い。
集落の愛宕地蔵尊に手を合わせる。その先はもう今朝、少しだけ入り込んだ栃本関所跡の裏だった。
一里観音から1時間20分ほどだった。この道を使うと白泰山は近い。
急に冷たい風が強くなって非難するところもない、トイレの案内で二瀬のほうに歩くと林平バス停にトイレがあった。
きれいなトイレで車椅用の個室で1時間ほどバス待ちをした。この間1台の車も停まらなかった。
トイレをこんな使い方をしたのは初めてでした。きれいで外の強風を聞きながら快適でした。

秩父市営のバスがここで待機していた。このバスが二又に行き引き返してくるのに乗せてもらい、大滝温泉で降りた。
15分ほどの待ち合わせで三峰神社からの特急バスに乗り継ぎ西武秩父駅まで直通でした。
5時の駅前は薄暗く、なんだか、やり残したような短い一日だった。
川又の最終バスが16時36分、これに乗るにはマダ2時間行動できたことになる。
初めてのところは時間が予想できないためつい早めに下山となる。
次回は白泰山の日帰り目標、
 
強風退避でお世話になった
林平のトイレ