浜石岳 平成24年3月25日 晴れやや風強し  TOP  BACK

コースタイム
由比駅8;30~10;00キャンプ場10;20~10;55山頂11;30~但沼分岐11;55~登山口13;15~薩埵峠13;35~14;30由比駅

 
新幹線を越える橋から
浜石山を眺める
青春18キップを使うため東京駅を5時発の沼津行きに乗った。沼津で乗り換えるが青春18キップの利用できる季節のためか乗客が多い。 何とか座ることができ、8時7分由比に着いた。普通列車でも3時間で着くのは東海道ならではの交通便の良さです。テント一式を預けようと思ったが駅にはロッカーなく、駅員さんに教えてもらった駅前の民家に荷物を預けた(300円)由比駅前の東海道を東に少し進むと浜石岳の案内が出てきて左折する。路地を抜けると車道を横断して西明寺の前を通過して新幹線を越える。橋の上から浜石岳の電波塔が見えるがきりっとしたピークはないようだ。
西山寺公民館を過ぎると上り坂も急になってきた。格子模様の板塀の民家が目に付いた。ちょっと一休みの標識が立つところにはテーブルと椅子があり伊豆半島の山並みが見渡せる。早春の日を受けて穏やかな海は光っている。
大分、高度を上げて民家も途切れるころ洗車をしていたおじさんに挨拶する。東海地震があってもこの高さなら津波の心配もないが下に見える集落は心配だと話していた。どうしても地震関連の話題になってしまう。。黄色に色付いたみかんを眺めながらの車道歩きに飽きたころ三本松を経て浜石岳への案内が出てきてやっと車道から開放された。杉林を上るとキャンプ場に着きました。炊事場のところで一休みしていると10名ほどのグループが登ってきました。

ちょっと一休みの展望台
 
 
広い浜石岳山頂
植樹林の中を巻き気味に道があるようだがショートカットして電波塔の下に出た。ここまで車道がきている。登山道をほんの少し上ると山頂広場に到着です。沢山の人が休憩をしている。やや風があるもののまずまずの展望です。富士山、愛鷹山、箱根連山、伊豆半島の達磨山の尖がりもはっきりと見える。暮れに歩いた毛無山塊と安倍川の東陵はなんとなく身近に眺めてしまった。
富士山を眺めながら昼食をしていると富士山と愛鷹山の中間から煙が立ち上がっているのに気がついた。焚き火にしては大きすぎると周りの人と話していると地元の方が演習場の野焼きの煙だと教えてくれました。一昨年は死亡事故があり、中止していたが今年は行われたとのことです。帰ってから新聞で知ったが今年も強風のため途中で中止したらしい。噴火でもしたような煙でした。
風も強くなってきたので下山を始めた。
山頂の降り口には但沼、立花、薩埵峠は倒木があって危険のため立入禁止と張り紙があったがその下のキャンプ場への分岐部の案内標識には何も書かれていなかったので予定通り薩埵峠に向かった。倒木の程度を心配しながら下ると山頂であったグループに追いついた。通行禁止だったが大丈夫ですか?と聞いてみるとやっぱり心配しながら下っているのだそうです。
 
 
山頂からの下山口にあった
通行禁止の張り紙
 
山頂標識と富士山
 
倒木のあったと思われる付近
 ヒノキ林の植樹林の道を急下降し、
但沼への分岐に着いた。まもなく、立花池の分岐に到着しました。倒木があったと思われる場所を通過したが歩くのには邪魔にならないように片付けられていた。承元寺への分岐を過ぎたころおじさんに追いついた。ヘルメットを被っているので作業の帰りかと話しかけてみると山芋堀の帰りだった。車道まで話しながら歩いた。分かれるときに山芋を一本分けてくれた。単車に乗って帰るのを見送り、もらった山芋を大事にザックの中に収めて急な階段でさらに下の車道まで下った。何台かの車が止められていた。
この登山口にも倒木のため通行禁止の張り紙があったが、整備が済んだらはがしてもらいたい物です。
心配しながら歩くのはハイキングの楽しみも半減すると思います。
崖の急斜面に付けられた車道からはいい眺めです。みかん畑といい車道といいよくこんな急斜面を開拓したものだと感心する。
車道を下り、薩埵峠の駐車場に着いた。単車のツーリング族の一団が休憩中で騒がしいため海岸に沿って高速道路と富士山の定番風景をデジカメに収めて、早々に由比の駅に向かう。、

 
山芋を頂きました

由比駅に下る途中からの
風景
 
  途中、雲が取れた富士山をゆっくり眺めて、旧道も町並みに下った。民家の軒先の無人販売所で百円均一の伊予柑を一袋買った。5個入っていて重いので歩きながらj後悔した。駅前で預けたテントを引き取るとおじさんがいミカンをくれたのでありがたく頂戴したが、荷物が増えてしまった。
静岡駅でバスに乗り換えて突先山登山口に移動してテントを張る予定だったがなんとなく億劫になってしまった。4000円以下で泊まれたらホテルにいよう、と観光案内所に寄ったところ駅から歩いて10分ほどのビジネスホテルマスターチが3900円だったので決定です。せっかくテントを背負ってきたのに意志薄弱は自分でもあきれてしまう。青春18キップを使ったので電車賃で得したからいいかなと納得するのでした。途中のスーパーで買出しをして宿に入った。
もらった山芋を千切りにしてオカカと醤油をかけ酒のつまみにする。自然の恵みと人のご好意を噛み締めながらビールを頂いた。
食後にはこれまた頂き物のミカンをありがたく賞味させてもらいました。人の触れ合いと暖かさをを感じた一日でした。
浜石岳は車で登れるし広い山頂と景色は家族向けハイキングに最適なところでした。
 
もらった山芋とビール