幌尻岳  平成24年7月25日ー27日   TOP  BACK

コースタイム
7月26日 とよぬか山荘3:00=3:50第一ゲート4:00〜林道終点取水口6:00〜8:00幌尻山荘8:45〜10:00命の泉10:15〜幌尻岳〜幌尻山荘
7月27日 山荘5:45〜10:00第一ゲートバス停11:30=12::20とよぬか山荘

幌尻岳へ登ろう、難関はまず小屋の予約から始まった。4月に小屋の予約が開始される。幌尻小屋、とよぬか山荘、シャトルバスをパックとして4月11日に電話で申し込みをし、予約完了のファックスを受けてから飛行機の予約をする。この殿様商売には嫌気が差す。
お天気は神頼みです。
 
 
北海道だ!
キタキツネ様のお通り
7月25日 曇り時々晴れ
羽田空港を7;00発で千歳空港には8;30に着いた。予約したレンタカー回緒者に連絡して迎えを頼む、すぐに迎えの車がやってきた。1日4000円(保険料金を含む)と安いがそれなりの理由があった。日産マーチの中古車でした。
山登りんぽ場合移動だけで乗る時間はすくないのでこれで十分です。むかわの町のスーパーで買出しをする。道の駅むかわ四季の館で少し休憩をした。のんびりと走り、とよぬか山荘に着いたのは午後2時だった。
山荘は閉校された豊糠中学の校舎だった。駐車している車のプレートは広範囲で百名山の登山基地がうかがえる。受付をしたあと群馬県、岡山県の人と話しながら時間を過ごした。4時過ぎるとお風呂の準備ができ早速汗を流す。5時に夕食をとる。ジンギスカンの焼肉がメインだった。同じテーブルになった下山してきた方にいろいろな情報を教えてもらった。
明日は早いのですぐに寝る。
 
 
元、豊糠小中学の校舎が
とよぬか山荘
 
林道の終点
取水施設
7月26日 曇り時々晴れ
2時半起床、朝食のおにぎり4個を玄関の保冷ボックスを取り出してザックに詰め込む。2泊の食料と沢靴が加わると毛っこ名荷物になった。
3時のバスには17人乗った。 バスの終点の第一ゲートを歩き出したのは4時ですでに明るくなっていた。
取水施設まで林道を歩く。2時間かかった。ここから沢に沿った登山道を歩く。岩場のヘツリが2箇所あるが鎖があった。
渡渉地点には下山してきた人たちが靴の履きか江をしていた。沢靴に替えて渡渉を開始する。最近雨が降らないのか沢の水は少ない、ビーチ用のゴム靴で歩いている人もいた。沢歩きをすると期待してきたがこれは大きく外れた。浅瀬の渡渉がいくつもあるがほとんど巻き道の登山道がしっかりとあった。沢通しに言ってもいいが中程度のゴーロで滝もなく面白みはありません。渡渉箇所には丸ヒの赤マークがあって迷うこともない。
突然小屋が見えてきて沢からあがる。8時に着いた。予定では今日はここまでで、明日、幌尻ー戸蔦別岳の周回コースを登りもう一泊するつもりだった。こんなに早く小屋につくとは予定外です。時間をもてあますため今日、幌尻岳をピストンすることにした。
小屋の受付をすると寝場所を指定されたのでシュラフと着替えを置き、サブザックで歩き出した。



 
小屋が見えると
沢歩きも終わり

ここから渡渉が始まる
沢口に履き替える  

 
戸蔦別山が見えてくる
樹林の中は暑い、ダケカンバの林、風雪に耐えた 結果、芸術的に曲がった姿が美しい。時折、戸蔦別岳の陵線が見えてくると命の泉に着く、おにぎり2個を食べて大休止をする。急登を登り、小ピークにたつと北カールが眼前に現れ馬蹄形の陵線の先には幌尻岳のピークがあるはずだがは良く分からない。
圧倒的に戸蔦別山ー北戸蔦別山が際立っています。

大きなカールにしては雪渓は小さいです。先週五竜岳の雪渓を見た後で北海道はもっとすごい残雪があるものと思い込んでいたため意外な光景でした。
涼しい風が吹きぬけると一気に汗が引いてゆき、爽やかな気分です。
ここから山頂まではお花畑です。花の種類の多さと広さは今まで見たお花畑で最大最高の物でした。この景色が見られただけでも苦労して登った甲斐がある。カールの斜面は一面花は足を止めさせてなかなか進めません。朝のバスで一緒だった2人がもう下山してきました。5時の最終バスに間に合うように、日帰り登山だそうで急ぎ足で下りて行きました。この景色を楽しまないのがもったいないと思いながら見送りました。
山頂には4人が休憩していた。2人は伏美岳避難小屋からの縦走でした。
山頂に着くちょっと前からガスが湧き出し残念ながら遠方の展望はありませんでした。
今登ってきた陵線や新冠コースの陵線はしっかりと見えていました。



 
漸く、山頂に立てた


最初のピークに出ると
カールと雪渓
中央付近が幌尻岳
見栄えがない
 
 
カール一面が花畑
 
下山でも目立つ戸蔦別山
小屋に着くと朝は3人ほどだったのが小屋集へは人でいっぱいでした。 幌尻山荘は全予約でシーズン中はほぼ満員です。今日も50人弱で満杯です。この小屋は寝るもの意外は一切持ち込めません。ザックは外の物置か縁の下に入れます。食事の調理も外です。小屋前の広場にはグリーンシートが敷かれていてベンチかこのシートで夕食を準備します。
雨の時は大混乱するだろうと思います。幸い、雨の心配もなく助かりました。
夕食はアルファー米にする予定だったが朝のおにぎりがあまっていたのでこれと豚丼を温めて食べた。
管理人さんに予定を変更して明日下山することとシャトルバスの予約を変更してもらうようにお願いしてから寝た。
半畳分くらいの広さに一人、毛布一枚が支給された。
夏用のシュラフでも暑いくらいでした。
 
幌尻山荘

沢支度
 
7月27日
昨日、幌尻岳をピストンしたので予定を早めて下山した。11時半のバスに間に合うように早めに歩き出す。
沢靴で小屋前で最初の渡渉をする。冷たさは全くなくむしろ気持ちよい水温です。
昨日歩いたコースで気楽な足取りです。沢を下るのもいいと思うがそんなことは誰もしていません。沢仲間が一緒だったらそうしていただろうと思いながら歩いた。帰りは取水口の手前まで沢靴で歩いた。最後の河原で食事をしていたグループと話し込みながら沢靴を履き替えた。
新潟から来たグループで翌日、羊蹄山の山頂でもお会いしました。
林道は長くとても暑い、取水口までバスを入れてもらいたいものです。バス停には10時についてしまった。1時間半暑いところで待つことになったが30分前にバスが到着して早めに車内に逃げ込んだ。
とよぬか山荘でレンタカーに乗り換えて、一番近いびらとり温泉、平取町老人福祉センターで汗を流して羊蹄山の登山口を目指した。
真狩村の中心街でガソリン給油、コンビニで夕食、朝食、行動食と缶ビールを買って走ると、羊蹄山の湧き水の看板が目に入った。
湧き水を汲んで宿泊地の半月湖キャンプ場に向かった。途中、均整の取れた羊蹄山が夕日に光っていた。
キャンプ場は5張りのテントがあり、他にも車泊の人がいて結構な賑わいでした。無料だが水道、トイレもあり芝生のテン場は快適でした。やっとビールが飲めます。

 
 
びらとり温泉


カールに咲いていた主な花たち 
 
ミヤマアズマギク
 
ウサギギク
 
チシマフウロウソウ
 
ヒメクワガタ

ハクサンボウフウ
 
 
アオノツガザクラ
 
チングルマ
 
ミヤマリンドウ
 
クロトウヒレン
 
タカネバラ
 
エゾツツジ
 
イワブクロ

オトギリソウ
 
 
ミヤマシシウド

ハクサンイチゲ 
 
チシマキキョウ