未丈ヶ岳   平成24年10月15日  曇りのち雨  TOP  BACK

コースタイム
泣沢テン場6:25〜970mピーク8:20〜10:15山頂10:25〜13:30テン場

 
この案内で
沢に下りる
奥只見、銀山平の2日目です。昨日の疲れか快く寝込んでしまった。隣のテントの方の声で時計を見るともう5時過ぎていた。急いで起きて軽く朝食を済ませた。テントは乾かすためにこのままにしてフライは車に架けて出かけた。予定より30分遅れて出発した。

歩き出すと直ぐにこの先、黒又川本流の橋が流されていますの張り紙があって左に誘導されます。泣沢に下りたら丸太を踏んで対岸に渡り右岸を行きます。しっかりとした道です。やがて未丈ヶ岳の案内杭が倒れているところで右に降りて沢に出ます。ここには新しいクサリがありました。
降りた沢の正面にも新しいクサリが見えますがここを行くと流失した橋に出て苦労します。これは我々より先行していた二人が途中追いついたときに話してくれました。ここで靴を履き替えた方がよい、少し頑張ったらドボンしました。ネオプレーンの靴下にテン場サンダルです。松井さんはつり用のシューズを持参してます。正面クサリは見送り泣沢を下流に向かうとまもなく黒又側の本流に出会います。

本流をほんの僅か右に遡ると水頭沢出会いに着き、左の水頭沢に入ります。ここの渡渉が一番水量が多いですが、本日は膝下までもありませんでした。
水頭沢を15mも上ると右手に3本のテープがぶら下がり薮の中に踏み跡がありました。沢からあがり薮道を少し行くと決壊した橋からの道が右から合流します。ここで靴を履き替えて枝にぶら下げておきました。




 

ネオプレーン靴下とサンダル
 

降りた泣沢を丸太で渡る

このクサリで再び泣沢へ
 
 
泣沢が黒又川に合うところ
右に少し進むと水頭沢出会う
 
流失した橋の橋梁を覗き込む

 
越後駒ケ岳
尾根に出ると越後駒ケ岳が見えてきました。中ノ岳は山頂にガスがかかっています。970mの小ピークには先行していた2人組が休憩していて決壊した橋の下流まで行きそこから登ってきたとのことでした。大分、時間をロスした模様です。
昨日登った荒沢岳がくっきりと見えています。あの岩陵を登った鋭い峰には見えません。
ここから我々が先行させてもらいました。鞍部まで緩やかに下り登り返します。白砂のザレ道を行きます。
ミズナラ、アカマツの巨木が目立ちます。コシアブラ、タカノツメが多く、山菜好きにはたまらない尾根です。
コシアブラの葉が薄い黄緑にとてもきれいです。やがて透けるほどになると又趣がちがいます。
ヤマウルシも大変多く、鮮やかな赤が次々に出てきます。
高度1000mを過ぎた付近だったか急に冷たい風が吹き出して空が黒い雲に被われてきた。
 
 
未丈ヶ岳

紅葉の見所
 
やがて小雨が降ってきたので雨具の上だけを着る。山腹は程よい紅葉だが霞んでいて鮮やかさがない、しかし、これも風情があっていいものです。
先ほどまで見えていた荒沢岳は全く見えなくなってしまった。
さほどの急登ではないがひたすら登りが続く。黄色に色ずくカエデのトンネルを先行する松井さんが見えなくなる。急いで追うと山頂でした。
小さな山頂は笹、石楠花などの薮に囲まれていた。天気が良いと展望が楽しめただろうが視界に入るのは白いガスと霧雨だけです。
山頂コーヒーを味わって、直ぐに下山をした。
何とか小雨だった雨も本降りに変わり雨具の帽子を被るようになった。
途中で追い越してきた2人連れが登ってきました。一人は空身です。大分疲労している様子でした。
 

山頂
 
 
泣沢のテン場に戻りました
 沢サンダルのデポ地に着く、雨で濡れたので履き替えなくてもいいかとも思うが帰りにサンダルで歩きたくないので履き替える。
テン場に着いたころは雨はほとんど降っていなかった。
干すつもりで放置したテントとフライは雨で洗われていた。
帰り道に駒ノ湯によってみると日帰り風呂は工事中で仮設の小屋だった。諦めて、大湯温泉ユピオで汗を流した。
小出IC近くの松井さん行きつけのお蕎麦屋さん、そば処薬師でそばとうどんの盛り合わせを頂いて高速に乗った。
松井さんは新潟に立ち寄る予定だったが用事が出来て帰ることになり、おかげで東所沢駅まで送って頂いた。
先月まで不通だった尾瀬の御池への道も開通したようです。銀山平への路線バスも走っていました。枝折峠も通行可でした。2週間くらいで紅葉が見ごろとなるでしょう。