笹子駅ー御坂黒岳ー大石峠  平成24年1月4日ー5日TOP  BACK

コースタイム
一日目 笹子駅8:05〜清八峠11:15〜八丁峠12:15〜御坂山14:00〜15;20黒岳手前ピーク(テン場)
2日目 テン場7;00〜7:40御坂黒岳8;20〜11:00大石峠11;15〜大石プチペンション村12;30〜13:25河口湖自然生活館

 
清八峠へ登山口
1月4日
平成24年の初山行は辰年にちなみ、竜ヶ岳のダイヤモンド富士をと思っていましたがネットで見ると大変な人出のようで一気に熱が冷めてしまった。 
出来るだけ静かな歩きで富士山を拝めるところということで御坂黒岳を選びました。前日はテニスの初打ち大会と新年会があり体調不良ですが暮れから10日も歩かないとややストレスが溜まってきた。京浜東北線に乗ろうと駅に着くと上野駅で火災があり現在消化中のため復旧にはしばらく時間がかかるとアナウンスされた。仕方なく迂回して中央線に乗ったが予定の電車には乗れませんでした。笹子駅で降りたのは二人だけ、ご挨拶をすると笹子雁ヶ腹摺山に行くということで、途中までご一緒した。笹子駅前に公園らしき物が出来ていた。前からあったのかな?
甲州街道を西へ進み清八峠への分岐でお別れし、一人旅になりました。
味気ない舗装道路を1時間以上歩く、それも結構な登りです。変電所を過ぎ橋を渡ると舗装はなくなる。この先、車なら100mも悪路を突破すると通常の林道になって終点の登山口まで入れる。登山口には平成22年百万本植樹運動の杭が立ち登山届箱がある。植樹されたばかりの山腹を登りきり、振り返ると笹子雁ヶ腹摺山の展望がいい、山頂の反射板もみえている。その先ベンチのあるところでは小金沢連嶺ー大菩薩の眺めがよく、一休みするのにいいところです。
 
振り返ると笹子雁ヶ腹摺山
 
清八山から
左黒岳中央が釈迦が岳
清八峠で陵線に出ると、三ツ峠を拝むことが出来る。清八山 では甲府盆地が見え、八ヶ岳も見えそうだがあいにく雲がかかっている。笹子峠から大洞山ー大沢山の陵線は魅力的だ。その先の小ピークも見晴らしがよく、御坂山ー御坂黒岳が正面に大きくなる。御坂釈迦ヶ岳の尖頭が鋭くかっこよく見えている。富士山は頭を雲の中に隠し裾を大きく広げている。
階段を降りたところが三ツ峠との分岐で2年前には女坂峠の木札が置かれていたと思うが今回はありませんでした。
穏やかな陵線を行くと女坂峠の分岐に着く、女坂峠には1時間10分と書いてある。鉄塔に着くとそこは八丁峠でした。
鉄塔下で昼食休憩をする。昨日のテニスの疲れがどっと出てきました。食後はペースダウで立ち休みの繰り返しとなりました。
漸く天下茶屋からの道が合流する鞍部に着いた。ここからは道は快適道ですが足は限界になっていた。
薮にきれいな鳥を見つけ写真を撮ったがピンボケばかりでした。帰ってから調べるとカケスという鳥でした。見た目はきれいですが鳴声はうるさく品がない。



カケス
 
 
八丁峠への分岐
以前は女坂の案内もあったが」?
 
御坂山山頂の夫婦ブナ
御坂山は平坦なやや広い山頂でテン場にはいいのですが展望がありません。2本のブナの大木の間を抜けて山頂を後にした。
鉄塔を過ぎ、クヌギの美林を下ると古びた小屋が建つ御坂峠に着いた。ここは十字路で左は御坂トンネルへ、右は藤野木に通じている。テン場を探しながら歩くと黒岳の手前のピークが薮が薄く富士山も見られるのでここにテントを張った。
食事を作り食べ始めたころより雪がちらつき始めた。1時間ほど激しく降っていたがまもなく小降りになった。代わって北西の風が激しくなって気温が一気に下がってきました。強風のため熟睡はできずに、うとうとするだけの一夜でした。

テン場
日が暮れたころより雪が振り出す
 
 
黒岳展望台で
節刀ヶ岳の陵線と奥には毛無山塊
 1月5日
朝になっても風は治まることなく、下山するまで吹き荒れていました。樹間より朝日を眺めてテン場を後にした。ひと登りで黒岳の山頂に着きました。200m先の展望台ですっきり富士山と河口湖の眺めを堪能した。逆光だが山中湖の後には箱根の山塊が金時山の特徴ある姿です。節刀岳への陵線と御坂毛無山へと下る尾根と湖畔の集落が箱庭のように見える。その奥には暮れに歩いた毛無山塊ー天子ヶ岳を懐かしく眺めた。風が強いが歩きやすい道をすずらん峠ー破風山と進む、河口湖の眺めのよいところがあり休憩する。新道峠ー中藤山と同じような雰囲気の道が続いた。いたるところ富士山の展望台です。不逢山の手前の岩陰で大休止をする。風さえなければ日差しは強く、暖かい日です。

 
黒岳山頂

 
黒岳展望台で
河口湖と富士山

大石峠
カヤトの広場
 
  大石峠はカヤトの広場で富士山方向の眺めはすこぶるよく、今度はここにテントを張りたい気分です。節刀ヶ岳までを予定していたが疲れと強風に負けてここでプチペンション村に下山しました。車道に出てまもなくすると新しい道とトンネルが出てきました。若彦トンネルというトンネルは芦川に通じる道のようです。バス停に着き、時刻を確認すると16時までありません。
近所の人が通りかかったので、一番近いバス停の河口湖自然生活館と教えてもらい強風の車道を歩きました。
自然館発のレトロバスに乗ることが出来、無事に河口湖駅に着きました。
出だしの電車の遅れと2日目は強風でエスケープとちょっと難儀をしましたが終わってみると気持ちよい富士山見物が出来た初山行でした。御坂山から下山してきた一にあっただけとても静かでした。
 プチペンション村バス停