三岩岳 平成24年6月21日 晴れ 金環日食の日 TOP BACK
コースタイム
駐車場4;40〜登山口4;45〜沢道合流6;40〜8;25三岩避難小屋8;55〜9;35山頂10;00〜12;25駐車場
登山口 国体のコースと記してある |
今日は金環日食が見られる日です。昨日、駒ケ岳から下山するときに会った3人は小屋に泊まって明日は天体ショーを見るといっていた。天気もよさそうです 4時前、薄くらいうちに起きて、朝食を済ませて早めに出かけた。スノーシェードの切れ目から伊南川を見下ろす雪代の水で水量は豊かだが青くきれいだった。 支流から豪快に滝が噴出している様子を真上から眺めることができる。 シェードを抜けてとすぐに左側に第50回国民体育大会「山岳競技コース」の標識が立つところが登山口となっている。立ち木に赤ペンキで山と記してあった。 20mも行くと左に急な階段がありそこから登ると立派な登山道です。いきなりハードな登りです。尾根の小ピークに東日本電電のアンテナが立つところに着きます。急登は続きますが足元にはかわいいイワウチワの花が元気をくれます。花はピンク、うすピンク、白と同じ場所にあっても色がちがって面白い。 石楠花、ミツバツツジ、ムシカリ、タムシバと思わぬ花街道にカメラタイムで立ち止まることが多くなります。 淡い新緑 のブナが立ち並ぶ爽やかな道でもあります
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ブナの新緑で明るい |
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窓明山の陵線が見えてきた |
樹間より左に白い陵線が見えている。ピークに大きな岩が乗るのが三岩岳かな?三個には見えません。登って分かったのですがこの岩から50mほど高度を上げたところが山頂でした。知らないためこの岩を目指して登りました。 残雪も中途半端で薮が倒れたりするため歩きにくいところもあるがそこを過ぎると雪道になって歩きやすくなった。 沢コースが合流する手前、1300m付近平坦部に出ると前方の見晴らしがよくなって窓明山とその陵線が見えてきた。 沢コースが合うところに旧道分岐の案内がりまだ山頂までは1時間20分かかるらしいので、休憩をする。 急登のヤセ尾根になったところでアイゼンを付けた。薮の中に夏道が見えたりするがアイゼンをつけると雪の上の方が歩きやすいため斜面の方を注意深く登った。滑ったら止まる所なく谷まで落ちそうです。 この付近まで高度が上がるとブナも芽吹き前で、ふくらみは赤っぽく見える。これも雪の白さで結構目立ち美しいものだった。 朝から何回も太陽に向けて撮ってきたが変化している様子はなかった。帰ってから映像を見ても分かりません。 直接、見るのは極力避けたがカメラも傷むらしい。その後カメラも目も異常はなさそうです。
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沢コースの合流 |
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山頂直下 |
森林限界と思わせた急坂 を超えると、また樹林が目立つようになってきた。その樹林のなかに小さな小屋を偶然見つけた。ほとんど見逃してもおかしくないような目立たない小屋でした。 入り口を力任せに押すと、漸く半分ほど開いたので中に入って食事をした。昨日の残った梅シラスのおにぎりを雑炊の素で炊き、熱々で食べると梅の酸味がなかなかの、いい味を出してました。 小屋には断熱マットが2枚ほど置いてあり、2階は登ってみませんでしたが上下で10人ほどは寝られそうです。 食事の後、熱いコーヒーを飲み小屋にザックをデポして山頂にむかいました. 、暖かさで解けてしまったのか、はっきりしないトレースがいくつかある。上部に見える岩をめざして直登する。樹林帯を過ぎるとトレースは右上に向かっている。その後を追うと岩より高度で50mほど右上に山頂があった。 |
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山頂です |
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中央奥が会津駒ケ岳 |
雪もなく笹とブッシュの狭い山頂には小さな山頂名の標識があった。2065mの立派な山です。 まずは、会津駒ケ岳方向が気になります。陵線は馬蹄形に曲がり、その先には昨日登った駒ケ岳が見えました。 。中門岳への陵線は真っ白に伸びています。思いのほか近くです 時間的にはこれからでも歩ける距離です。燧ヶ岳、至仏岳は駒ケ岳で隠れています。 反対の方向は窓明山を見下ろすようになりました。坪入山、梵天岳、丸山岳へと山並みが続く、魅力ある南会津の山稜です。 さらに会津朝日岳も見えるようだ。左にふれると浅草岳、守門岳、未丈岳と越後の山が並んでいます。その奥の白い山塊は飯豊連峰らしき雰囲気です。 展望の撮影中にバッテリー切れです、予備電は小屋にデポしてきた。大失敗です。でも電池を取り出してポケットでしばらく暖めてその後10枚ほど撮影できました。ホッとしました。展望を楽しんだ後は一気に小屋に向けて下りました。雪山の下りは夏より楽チンです。 駐車場で健気に帰りを待つ愛車に、ただいまの言いたくなります。 本日は誰にも会わない静かな山行ができました。次回は縦走しよう、残雪の季節がいいな。 アザレ尾瀬の湯に入って帰路に着きました。
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右の山塊が坪入山、梵天岳、丸山岳 への魅力ある尾根 |