子ノ権現ー大高山ー大覚山 平成24年12月7日 晴れ
コースタイム
吾野駅8:25〜10;00子ノ権現10;20〜大高山13;00〜14;15天覚山14;55〜15;40東吾野駅
ルート地図
出だしは吾野駅 |
奥武蔵は久しぶりです。天気が良いとの予報に手軽に歩けそうなところに出かけました。西武秩父飯能駅で乗り換えると通勤通学の混雑も嘘のようになくなって4人掛けの一画を独り占めに出来る。車窓から見える紅葉は茶色く変色し見ごろは終わったようです。 吾野駅に降りると寒さが身にしみる。 31番札所の法光寺と線路の間にハイキング道があるらしいが国道を歩いた。直ぐに、子ノ権現への道が分かれて西武建材の事務所前の道を登ると民家の庭先のイロハモミジが鮮やかな赤色に染まっていた。 西武鉄道を見下ろすように進み高麗川のほとりに出ると、ヤマモミジの真っ赤な葉が朝日に照ってまぶしい。よしのべ橋の袂で秩父御嶽神社の鳥居をみて、左に曲がる。 小川に沿って歩くと、前方にカメラマンが2人見えた。野鳥の撮影かと思いそっと近づくと紅葉の撮影でした。 イロハモミジが赤、黄色、緑とグラデーションに程よく小川を覆うように枝を伸ばし、川面には落ち葉が一面に広がっていた。 「岩ヒバ民家」と書かれた別荘のような建物を見ながら登ってゆく。廃屋の軒屋根にイチョウの落葉が積もり、真っ白になった落ち葉に冷え込みの厳しさを知る。 |
廃屋に落ち葉 |
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あの赤い不動尊の方丈 つい振り向いてしまう |
赤く塗られた、ただ不動尊と書かれた方丈と、脇の欅の老木が佇み、妙にひきつけられる。つい振り返ってしまった。 車道ですが往来は少なく実に長閑な歩きです。浅見茶屋といううどん屋さんは古い建物に惹かれて入ってしまいそうです。 本日休業でした。土壁が剥がれ落ち哀れな土蔵がその裏の明るく輝くモミジの山溶け込んでいた。 降魔橋という小さな太鼓橋を渡ると参道になって車道とわかれた。 杉の木立の道、前方に籠を背負った人が歩くのが見えた。追いつくと子ノ権現の門前に店を出す、うどん屋さんということで、話をしながら山門まで歩いた。毎日この道を登ってくるそうで背負った籠に年季を感じます。 子ノ権現天竜寺と刻まれた、赤い仁王様の建つ門をくぐると、立派な萱葺きのお寺さんが建っている。 上の段には大きなわらじと下駄が奉納されています。第2番札所で足腰にご利益のあるお寺だそです。念入りにお参りをしました。 |
子ノ権現 門前のうどん屋さんのご主人 ここまでごご同行した |
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シンボルの大わらじ |
ご住職が屋根に上って落ち葉掃除をしていました。落ちないようにと声をかけた。 庭先から名栗の方向の山が見えていましたが何山か分かりません。誰もいなかった境内に4人ほど登ってきました。 門前のうどん屋さんの親父さんが開店の準備中で、まだ食べられないようなので、親父さんの写真だけ撮らせてもらって別れました。 来た道を戻り、大きな屋根の下を抜けるとヘアーピンカーブでスルギへへ下ります。 ここは前方が開けて、都心のビル群、スカイツリーもはっきりと見えています。スカイツリーが高い! これから行くさきには石灰石の採掘場が目印となります。 スルギねの分岐の案内は見なかったが踏まれた山道を下る。 スルギのピークを巻くと吾野への分岐が出てきた。分岐の朽ちかけた標識にスルギと書かれているような感じです。 左に下りると青場戸自治会館、あの赤い不動尊の方丈付近に出るようだ。 |
足腰の守り神 わらじに願い事 |
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黄色いモミジ 大木です |
小さな社を通り過ぎると杉林の中に見事な黄色や赤のモミジを見つけることが出来る。 堂平山分岐を示す手書きの案内があり、私の知る堂平山とは全く別物でした。カーンカーンと、不思議な音が聞こえていたが鉱石の調査をしている人でした。 板谷ノ頭から子の権現が裸木の向こうに見えている。 子ノ権現唐良く見えていた石灰石の採石場を見下ろしながら急下降すると、まだ見ごろの紅葉に会うことが出来ました。 お地蔵様をみて下ると、空き地にヘリコプターが置かれていた。車道に下り、少し車道を歩くと左に小さく前坂の案内があり薮の道に入った。 直ぐに前坂の十字路に着いた。左が吾野、右が竹寺へと分岐している。 車道を横断して大高山の山頂に着く。御影石の立派な標識があったが展望はほんの一部だけです。 通過する。 |
大高山の山頂 |
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紅葉、見ごろです |
大高山から大岩までは紅葉が丁度見ごろ、色の種類も多く、女性の2人組が大はしゃぎでシャッターを押していました。 天覚山を守る会の標識が現れ、天覚山東陵の手書きの案内で直ぐに山頂に着きました。 ベンチもあって休憩には丁度よい、奥多摩の大岳山、三頭山、川乗山方向が良く見えている。スカイツリーもしっかりと見えていたが気温の上昇で霞んでいた。寒い朝はもっとはっきりと見えるだろう。 飯能駅に向かって歩きたい気分だが、次回のお楽しみにして東吾野の駅に尾根道を使って下りました。 小さなアップダウンの連続に飽きてくるが時折すばらしい紅葉に出会うこともあって退屈もしません。 子ノ権現からは3人にあっただけと、平日のおかげでとても静かな歩きが楽しめました。 何より電車の駅から歩き出し、終了できるのが何よりもありがたい。 |
天覚山 |