笹子雁ヶ腹摺山ーお坊山   平成24年11月16日 晴れ TOP  BACK

コースタイム
笹子駅7:45〜登山口8;20〜9;35笹子雁ヶ腹摺山10;25〜12;00お坊山12;25〜景徳院14;15〜14;40甲斐大和駅

 
電柱のところが登山口
本日は快晴、お出かけ日和り、明日の土曜日は雨で荒れた天候という予報にあわてて出かけることにした。一昨日は奥多摩で見事な紅葉を見ることが出来た。今日は天気が良いので展望が良いところと思、い笹子の滝子山辺りをと中央線に乗った。平日だがハイカーが多い、乗ったのは八王子発6:30の松本行きのだったためかもしれない。
車窓からも山々の色合いを楽しみながら、退屈もなく笹子駅に下りた。駅前の見ごろのモミジが出迎えをしてくれた。

滝子山へ行くつもりだったが、なぜか急に笹子雁ヶ腹摺山に行って見たくなった。
20号国道を歩き出すがお茶を買い忘れたため駅に戻り、自販機で購入をして歩き出す。
山腹の紅葉はやや色がくすみ、見ごろは終わっている。
交通量の多い国道沿いは歩きたくない、新中橋を渡ると登山口につき、車道ともお別れです。
 
笹子雁ヶ腹摺山で
北岳、間ノ岳、農鳥岳
 登山道に入ると直ぐに送電線の下に出る。ダンコウバイの黄色い葉がとてもきれいだった。葉の根本にはもう新芽が膨らんでいる。自然林と植樹林の境界尾根を急登する。
落ち葉道に晩秋の寂しさを誘うようにパラパラと残り葉が舞い落ちる。
大きな反射板が見えるともう山頂です。山頂には一人先客がいた。挨拶をするが無視されたので再度声をかけてみたが反応がなかった。まあ、話すのが嫌いな人もいるだろう。

予報どおりの好天の展望は最高です。金峰山、八ヶ岳、南アルプスが連なる。御坂黒岳、富士山、三ツ峠と親しみのある顔が勢ぞろいしてうれしくなる。勝沼の町が眼下に見える。やっぱり目線は真っ白になった北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、荒川岳の陵線に向けられる。
八ヶ岳の南側に見える白い山は北アルプスの穂高岳だろうか?はっきりと見えている。
40分ほど山頂にいると、地元の若者2人が笹子峠から登って来た。少し話をしてから米沢山に向かった。
 
定番、富士山


笹子雁ヶ腹摺山で
八ヶ岳
 

左から米沢山、お坊山
 
米沢山は薮で展望がないため通過する。お坊山まで見た目よりアップダウンがある。大菩薩より延びる小金沢連嶺を裸木の向こうに覗きながらお坊山に着いた。
八ヶ岳、南アルプスが展望できるが笹子雁ヶ腹摺山には劣るようだ。
山頂で昼食タイムをしていると笹子雁ヶ腹摺山で無視された方がやってきて、いきなり話しかけられた。
返答をするが応対はない、どうも耳が不自由のようで、一方的に話をしてくれた。

その方も食事休憩を始めたので手で挨拶をして歩き出すと「お気をつけて」といってくれ、初めて会話が成立しました。
後で思ったがこんなとき携帯で筆談すると、もっと簡単に会話が出来ただろうと反省する。
 

景徳院に向かう
下山道で
 
棚洞山と大鹿峠の分岐の小ピークは小金沢連嶺の見晴らしが良い。
湯ノ沢避難小屋に泊まってノンビリと歩いて見たいと思いながら眺める。
大鹿峠に向かって一気に急下降します。大好きな雑木林の落ち葉道です。落ち葉の上に延びた自分の影を何とか踏みたいとするが出来ません。影を踏みあい走り回った子供のころを思い出す。

大鹿峠から道を景徳院に進めた、峠から少しだけ階段を登り、左の尾根を下る。ここも落ち葉の快適道です。
コシアブラの仲間のタカノツメが透き通るような淡い黄色の葉をつけている。
下から見ると青い空が透けて見える気がする。

下るにしたがって色とりどりの紅葉が見られ、あでやかな衣装を着た広葉樹の晴れ舞台です。
そうそう、針葉樹の唐松も負けていませんでした。
田野の集落から見える山は一面に燃え立ち自慢げな表情でした。
景徳院の駐車場のモミジも派手な衣装を見せてくれました。
 
田野集落
里山
 
おまけ
勝沼ぶどう郷駅のホームで
ぶどう畑
 車道を歩き、甲斐大和の駅に着く、近くのコンビニに急ぎビールを買って、駅に戻る。停まっていた電車に飛び乗ったところ甲府行きだった。次の勝沼ぶどう郷駅で降りて時間をする。高台の駅は目の前が開け眺めがいい。
線路沿いの桜並木の紅葉と、黄色のぶどう畑を眺めながら時を過ごす。
日当たりの良いホームのベンチがこんなにも居心地のいいならここで降りてみるの悪くない。
偶然の間違いに感謝することにした。
今日も下山後のビールは美味しかった。