大石峠ー節刀ヶ岳ー十二ヶ岳ー毛無山   平成24年2月19日  TOP  BACK

コースタイム
大石峠バス停7;20〜大石峠9;20〜金堀山10:05〜11;05節刀ヶ岳1155〜金山12;10〜十二ヶ岳13;10〜毛無山15;05〜16;15文化洞トンネル毛無山登山口バス停=16;40河口湖駅

 
河口湖自然館
夕日の富士山
2週間前、ガスカートリッジを忘れるという失態で退却したため再度のチャレンジです。今回は前日、仕事の終了ごすぐに新宿から高速バスで河口湖駅まで行く。高層ビルの立ち並ぶ雑踏から2時間で河口湖に着く。河口湖周遊レトロバスに乗に乗り換え終点の自然生活館降りた。 この施設は6時ころ閉館するのでテン場にいいだろうと思ったが民家が近くにあり、湖畔の風が吹き抜けるため適当な場所ではなかった。湖畔からの夕暮れの富士山は風情がある。カメラに収めた。
テン場を探しながら歩き、大石ペンションに来てしまった。登山口の手前の河原が広場になっているのは知っていたので芦川に通じる新しい道をトンネルに向かって歩いていると右側に工事中の山を切り開いたところを見つけた。高台に平地がありうまい具合に衝立のようなコンクリートが置かれているところが風除けになって快適そうなので早速テントを広げた。
一人用テントがちょうど入るくらいの間隔でコンクリート塀が立っていて、人目にもつかない良いテン場でした。
この夜はとても寒く山中で寝ないでよかった。
 
テン場
コンクリート塀が風除け
 
大石峠
翌朝、日が昇る前に車が止まる音がしてテントから出てみると猟師さんの軽トラが2台やってきてすぐに出て行った。猟も早朝がいいのでしょうか?急いで、結露したテントをたたみ、朝食を済ませて歩き出すとすぐに白石峠入口バス停です。前回はここまでバスに乗ったので同じコースを歩くことになる。トンネル手前で左の下りて林道を登山口分岐で歩き、登山道に入った。ここからはジグザグ道をひたすら登り続ける。登山道の雪はほんの少し残るだけでした。
大石峠に出ると前回は一面雪だった原っぱがあちこちに土が見えていた。富士山は朝の冷たい空気に引き締まった顔を見せていた。
とこれから歩く十二ヶ岳ー毛無山の尾根を眺めて先に進むことにした。
この尾根が見た目より厳しいアップダウンであることをあとで思い知らされるのでした。
 

大石峠
富士山と十二ヶ岳の尾根
 

節刀ヶ岳
樹氷がきれい
 
金堀山に向かうと先行者の長靴の跡がありとても歩きやすい。第一ピークを過ぎると笹薮の道が出てくるが少しで通り過ぎる。樹林の道で展望は少ないが時折、富士山、河口湖が眺められる。金堀山で休憩をする。
節刀ヶ岳の分岐に着く、山頂まで僅か高度を上げるだけだが樹氷が見られる。樹氷越しに王岳への尾根と毛無山が見ごたえがある。
山頂に着くと先行していた青年がいました。地元の方で芦川から登ったので、これから戻るとのこと、しばらく話をして分かれました。一人静かな山頂で穏やかな日差しを浴びながら展望を楽しむ。白石峠ではすっきりとした富士山もいつの間にか機嫌が悪くなって顔を隠していました。南アルプスは薮が邪魔ですが、大菩薩ー甲武信岳ー金峰山の陵線はいい眺めです。これから行く十二ヶ岳の尾根の瘤も迫力があります。少し戻った岩の上からは八ヶ岳が良く見えました。北アルプスも見えている感じです。分岐まで戻るが気温が上がり、ぬかるみは滑りやすくなっていました。

 節刀ヶ岳
八ヶ岳
 
節刀ヶ岳
南アルプス
 
十二ヶ岳
金山山頂から十二ヶ岳へ向かいます。ヤセ尾根の岩場から鬼ヶ岳雪、頭ヶ岳の鋭い切れ落ちを眺める。鉄梯子とロープのアップダウンで十二ヶ岳二到着しました。
ここから毛無山は初めて歩く道です。いきなり鎖場と吊り橋が出てくる、予想外のアップダウンと岩場の連続でアスレチックなコースでした。中途半端な雪で、柔らかなところと凍ったところが入り混じりアイゼンを着けるか迷いながら、ないまま歩き通しました。登りはともかく下りは着けるべきだったと反省してます。急下降の岩場にはすべてロープが残置されていました。十一ヶ岳、九ヶ岳、七、六、五、四、三、二、一ヶ岳とピークごとに立つ札を数えながら毛無山に着いた。毛無山には休憩中の方が一人だけいました。
下山は淵坂峠ー天神峠の尾根を下る予定でしたが十二ヶ岳ー毛無山の緊張の連続だったのに十分満足したので文化洞トンネルに下りました。
雪解けの斜面に足を取られて2度ほど尻餅を撞かないように下りました。
毛無山登山口のバス停で時間を確認すると予定していた16時47分のバスは季節運行で運休です、1時間以上待たなければいけません。
寒い中で1地時間の待ちは辛い、どうした物かと思案していると毛無山で休憩していた方が下りてきました。河口湖駅まで送っていただけることになり助かりました。河口湖駅から大宮行きの高速バスで池袋に帰ってきました。
今回の山行で御坂山塊が全部繋がりました。
 
 
ロープと岩場
写真で見るより急坂です
 
ピークには番号がついている

吊り橋