筑波山ー加波山ー吾国  平成24年3月11日ー12日曇り夜雪と雷、翌日強風TOP  BACK

コースタイム
1日目 つつじヶ丘=女体駅9;35〜きのこ山13;00〜足尾山14;00〜加波山15;20〜16;00NHKアンテナ(泊)
2日目 NHKアンテナ6;30〜林道丸山線7;50〜1035吾国山11;00〜12;15福原駅

 
ロープウエーから見た
霧氷の女体山
3月11日、
東北大震災が起きて1年目です。笠間市の友人が被災したらしいが身内などが手痛い災害にあっていたためお見舞いにも行くことができなかった。今回は筑波山神社ー加波神社にお参りをして吾国山へ縦走し、友人宅に立ち寄ることにしました。
筑波エキスプレスに乗り、筑波に向かった。初めて乗る路線です。快適な車両で早い、筑波がとても近くになりました。筑波駅前よりつつじヶ丘行きのバスに乗った。車窓から見える筑波山は山頂付近がなんとなく白い。昨日の午前中まで雪がふっていたと運転手さんが話してくれた。梅祭りも開催中ですが紅梅が5分咲き、白梅は1分咲きとのことです。今年は寒い日が続いていて何処も遅れているようです。
筑波神社で半分以上の方が降りました。昨日はこの先は雪のため通行止めだったそうです。つつじヶ丘に着くとロープウエーの先の女体山は真っ白に光って見えています。今日は先が長いので9時20分の始発を待ってロープウエーに乗る。山登りスタイルは私だけほかは観光客でした。
女体山駅で足回りの支度をして歩き出す。見事な樹氷の林の下を歩く、雪は日陰に残るだけと思っていたのでこの景色にはびっくりすると供に得をした気分です。。
女体山山頂の岩場は凍結しているところもあって慎重に歩く、生憎の天気で下の方は明るいが山頂付近はガスがかかっている。

 

女体山頂
 
 
キャンプ場への下山道
思わぬ雪道でした
 女山山頂の神社に手を合わせて、階段を下りた。筑波高原キャンプ場への道に入る。すでに何人かの足跡が見られた。ここからはあまり歩いていないと予想したが意外と多いので安心しました。樹氷の雪も暖かさのため落下してきます。首筋にも飛び込むこともあります。
樹氷のトンネルを楽しめたのも早い時間に登ったおかげでしょう。キャンプ場につくころは足もとの雪はぬかるみの一歩手前、滑りやすくなっていました。キャンプ場で車道に出ると左に下るのが関東ふれあいの道湯袋峠へ、右側には筑波高原キャンプ場へと記されていた。高原キャンプ場に向かった。上りだった車道が下りだした先で、先ほど見た関東ふれあいの道、湯袋峠への案内がまた出てきた、休憩していた人がいて加波山に行くにはこの登山道を下ると良いと教えられて下りかけたがなんとなく離れてゆく感じがして戻って車道を歩いた。500m下った付近に湯袋峠への山道があるだろうと注意して歩くと標識はないが立ち木に赤ペンキが塗られたところから薮道があったのでそこに入った。薄い踏み跡だが赤テープもあるのでそのまま尾根筋を下ると残地ロープのある土壁を下り、林道を横切ると県道に出た。左に50m下るとT字路でそのまま進むと真壁駅、右の林道は上曾峠と記されていた。土地勘がなくはっきりとしないが方向は上曾峠です。
T字路で右の林道に入るとすぐにゲートがあった。登り坂の舗装道路を登り十字路に出たところが上曾峠らしい。
右には西光寺、直進がきのこ山と記されていて通過するキノコ山の名前を見て一安心する。上りきると右の岡に東屋があってきのこ山の標識がありました。左側はハンググライダーの離陸バーンになっていた。まもなく前方に加波山らしき姿を確認すると尾根の両側が切り開かれてハンググライダーのスタート地になっていた。5人ほどの若者がグライダーを組み立てていた。
 

ハンググライダー
足尾山への入り口
 
立ち木の赤マークで薮道に突入
 
足尾山
ハンググライダーのスタート地から10mも行くと足尾山と足尾神社の分岐だった。小さな鳥居 をとおりその先に小さな祠が祀られていた。大谷石で囲まれているが屋根はなく崩壊したままなのかつくり賭けなのかが分からない。裏の急階段を上りきると城址のような石垣の小広場に小さな神社がぽつんと建てられていた。加波山を眺めながら休憩していると単独者がやってきた。加波山は積雪10cmだと教えてくれた。
一本杉峠で車道に出た。日本の杉とベンチがあった。ここでも休憩をする。自転車と単車が通り過ぎていった。
丸山は林道で巻くと風力発電が2基立つところに着く。ウインドパワーつくば発電所とたて看板があった。
その咲き道路は通行止め、脇にモニュメントと自由民権の発祥のちの火があった。
ここから階段の苦行道をひたすら登った。眺望、ぶなと記された案内を通過足もとに行きが多くなると加波神社の社に到着です。手を合わして
岩場の狭いところに無秩序に立てられた石碑と社の前を通過する。自由の魁と書かれた石碑があった。自由民権運動の拠点でも在ったのかと見つめた。滑りやすい石段を下ると立派な加波神社と社務所があった。もう一度手を合わせて下り、駐車場への道を分けて直進する。この付近をテン場にと考えていたが良い場所ではありません。林道を少し登るとアンテナが見えてきたその先にもう一基アンテナがありそこには東屋が建っていて一人用テントを張るスペースもあったのでここにテントを張った。
6時大相撲の放送を聴いてシュラフに入った、何時だろうか雷が鳴り出し、やがて2回ほどアンテナに落ちたらしい地響きがした。風が強まりテントを振るわせた。
 
加波山の山頂
 
テン場

一本杉峠 
 
雪に見舞われたテン場
撤収後
 3月12日
早朝暗いうちに人の声がした、夕べの落雷で様子を見に来たNHKのアンテナの巡視員のようです。テントから出てみると雪化粧していた。テントにも薄く雪がついている。東屋の下で良かった。昨日の残りのおにぎりを雑炊にして朝食を済ませた。
風が強くテントの撤収にてこずる。少しの降雪だが新雪の道がうれしい、足取り軽く階段を下り上り返すと燕山の山頂です。
急斜面の階段道を下る途中、ショートカットの道があるだろうとしたが見つからない、地形図で見ると燕山を過ぎたピークで東北の尾根に乗ると近道だ、もう一度燕山に戻って分岐を探すが乗り込めるようなところはなかった。この上り返しの高度100mは朝一の足には厳しかった。
燕山から250m下ったところで標識はない分岐があった。雨引山へ向かう関東ふれあいのみちはしっかりとした道で続いているがこの分岐から右に折れるのは標識がナイトかなり勇気がいる。少し先まで下ってみたがそれらしき道がなかったので引き返してこの道に入った。崖マークに総並行道で荒れてはいるが歩いている道だった。まもなくすると幅も広がり作業道kら林道の様相を見せるオフロード車の轍が新しいものだった。やがて車道に出るとそこには林道丸山線と書いてあった。昨日丸山の風力発電で2台のジムニが休んでいて若者が廃道を走ってきたといったのを思い出した、轍は昨日のものだった気がする。

 
階段道も
すっかり真っ白です
 
板敷山道の火で右に曲がった
 車道に出て20m左に行くと民家のところに親鸞聖史跡、板敷山道と書かれた大きな石碑が建つT字路に着いた。ここを右の道に折れると、
工事中通行止めだったが通り抜けて先に行かせてもらった。
坂道も急になり路肩にブルーシートがかけられたところで振り返ると加波山が見渡せた。
さらに上るとあちこちが崩壊している。大覚寺に下る分岐は開けていた丸山の風力発電機、テントを張ったアンテナが良く見えるところだった。大覚寺に降りる道は崩壊が激しく道がゆがんでいた。さらに上ると工事中の場所に出た。聞くと地震で崩壊したとのことです。
吾国山フライトエリアと書かれたハンググライダーの離陸バーンを右に見てさらに上ると切通しの標識のところについた、林道はここから下る、吾国山は杉林の階段を上ってゆく福原駅とかたくりの群生地への道が左に分かれるて胸突きの斜面となる。這うようにして上りきると平地になって神社のような建物が建っている。木の柵で周りを囲み城砦の様子が伺える。説明版があるるが疲れて読む気がなかった。石塔はすべて倒れていたこれも地震の仕業だろう。
もう一登りしたところが吾国山の山頂で神社が建っていた。ここも石垣があり城址の面影が濃いところでした。
風が強く休憩もままならない。神社の裏の石垣に建つと筑波山と加波山が一望できた。昨日から歩いた山並みを眺めて下山を開始した。当初の計画では難台山ー愛宕山の陵線を歩いて岩間駅に下るつもりでしたが。疲れと強風に負け、福原駅に下りました。
 
吾国山山頂より
加波山と筑波山
歩いた山並みです
 
吾国山山頂

切通し
吾国山登山口
 
 
カタクリの群生地
吾国山頂を素っこ視下り福原への分岐で右に下るとブナの巨木ヶ現れた。
イチョウの古木がある広場の先の斜面はカタクリの群生地です。よく手入れされた遊歩道は岳の柵で守られている。まだ少し早いようですが斑入りの独特の葉はいたるところに出始めています。一面が淡い紫色の花が咲き誇るのももうすぐのことでしょう。福原の案内し従い快適な落ち葉道で車道を横切る。まもなく小川を小さな橋でわたると、畑と民家がのどかに広がります。栗の木畑を通り過ぎて鳥居をくぐる。
民家の間をすり抜けて高速道路下を通過すると電車が走ってきました。いつの間にか駅を過ぎてしまったようで戻って踏み切りをわたって福原駅に付きました。水戸線で友部駅へ、乗り換えて岩間駅で降りた。駅前の食堂でハンバーグ定食とビールを注文してから友達に電話をした。
5分もしないでやってきてくれた。気になっていた地震のお見舞いを渡すことができました。
コーヒーを飲みながら地震の様子や近況の話して別れました。
近いうち、カタクリの花のころ難台山ー愛宕山のルートを歩いてみたいと思いながら各駅停車でのんびりと帰りました。
 
福原駅近く
地震の被害、屋根にはシートと砂袋