横尾山ー飯盛山 平成24年1月15−16日 TOP BACK
コースタイム
1日目 信濃川上駅9:55〜原橋バス停10:30=信州峠10:45〜11:45カヤトの原11:55〜12:20横尾山13:10〜15:15三沢ノ頭(テン場)
2日目 テン場8:00〜見晴台9;45〜10:00飯盛山11:00〜12:35清里駅
信州峠の登山口 |
1月15日 大宮駅7時18分のあさま号に乗り佐久平で小海線に乗り換えて信濃川上で下車する。降りたのは一人だけ待合室のストーブだけが出迎えてくれた。駅員さんは見当たりません。 外に出ると風が冷たい、バスは1時間ほどありません、今日は時間的には余裕のコースで、信州峠まで歩いてもいいだろうとのんびりと車道を歩く。川上村の集落に入ると三九郎の祭りに子供たちが家々を回っているのに出会いました。村の中心街を過ぎると信州峠への分岐の三叉路に着いた。原橋バス停のところだ。交通標識に峠まで7kmと書いてある。登りの車道7kmはつらいと思い、タクシーがすぐ来るようならと電話をしたら、2分くらいでやって来ました。歩くと2時間弱を15分ほどで送ってもらった。タクシー代は2300円ほどでした。年とともに根性がなくなり楽をするようになってしまった。 峠に着くとマイクロバスが止まっていて運転手さんが一人休んでいました。静岡から来た23名グループのバスのようです。遠くから訪れる人気の山のようです。 階段を登り、松林の道を行く。緩やかだった道が急登に変わると裸木の隙間より瑞牆山、金峰山が見えてきた。瑞牆山のローソク岩がこんなにもはっきりと見えてうれしくなってしまう。 |
||
カヤトの原 見晴らし抜群 |
|||
お約束富士山、カヤトの原 |
急登を登りきると一気に視界が開けカヤトの原に着きます。予想外の展望のよさに、愕きました。八ヶ岳の南端、赤岳、権現岳、と南に下ると甲斐駒ケ岳、北岳の南アルプスと茅ヶ岳、曲岳の後に富士山が周囲を見下ろすように高くそびえている。東に目を向けると金峰山、瑞牆山と浅間山の名峰が一望できます。たった1時間の歩きでこの絶景に会えるのは人気があるのがよく分かります。。ここにテントを張りたいが今回は先に進みます。 今までと変わりヤセ尾根を歩く。山頂近くの笹の尾根でマイクロバスの静岡マウンテンクラブの方々とお会いしました。先週静岡に行ったばかりで、何か親しみを感じました。山頂は南側は開けているほかは薮が邪魔してカヤトの原のほうが展望はよい。 富士山を眺めながら昼食休憩をする。 |
||
横尾山 |
|||
木賊ノ頭の下 分岐案内 |
ここからが今回のメインに入る。今までの踏み跡は嘘のようになくなり、うっすらと雪が積もる獣道に変わる。前方の八ヶ岳が目標になるがいつの間にかガスで隠れてしまった。豆腐岩と呼ばれる四角い岩の脇を通り過ぎる。ネットで木賊ノ頭に踏み込み易いと書かれたところには塩ビ管の標識が立ち、飯盛山と鞍骨山の分岐になっていたので間違えることはなかった。この分岐も展望が良かった。 塩ビ管ふたに番号がふられた奇妙物が次々と出てきたがどうも小鳥の巣箱の番号らしい。不明な踏み跡が出てきたが忠実に尾根を行くと槍のピークに到着した。山頂は狭く補助三角点の杭がありました。ここも南と東の展望良い。三沢ノ頭も見えてきて先が見通せると一安心できるところでもありました。 少し下り、鞍部の笹原から見た三沢の頭は高い。そろそろテン場を探しながら歩くことにしました。 三沢の頭は平地の山頂で展望もよいのでここをテン場としました。 南アルプス、富士山、金峰山、瑞牆山を独り占めでした。朝方はかなり冷え込み空中の霧が凍りきらきらと光る現象を見ました。もしかしてダイヤモンドダストかな?
|
||
踏み跡の薄い笹道 |
|||
霜を解凍しています |
1月16日 テントは中も外もがりがりと凍り付いていた。日が昇るのを待って待って起き出した。寒さのおかげで、すっきり、くっきりとした山並みは神々しくみえる。 テントの氷が解けるのを待ちながら8時までテントサイトで過ごした。 テン場をあとにして10分も歩くと一気に開けて八ヶ岳が飛び込んできた。感激の一瞬、大声で叫びたくなるような眺めです。カラマツ林の霧氷、牧場のカヤト原、先には八ヶ岳の白い峰と中間にたなびく雲海をみる。昨日、通過していたら見られない光景だ。 テント泊して良かったとひとり悦に入るのでした。 カヤトの原を下ると金網の柵にぶつかり柵に沿って歩くと、やがて網がコーナーで行き止まると「開けたら閉める」のプラスチック版を見つけて中に入った。正面に八ヶ岳、左手に南アルプス眺めながら牧場の中を下ると今度はバラ線に阻まれてしまった。飯盛山ハイキングマップの大きな案内板のところでバラ線をくぐりハイキング道に出た。
|
||
いきなり開けて この風景 |
|||
飯盛山、茅ヶ岳、富士山 揃い踏み |
階段を登ると小さなピークに出てここも展望が良い。もう飯盛山は近くだ、山頂のポールも見えてきた。 見晴台に立ち寄る。360度の眺めです。飯盛山と茅ヶ岳、富士山の並びが面白い。 飯盛山に歩を移す。山頂は誰もいない、寒いが風がなく過ごしやすい。360度の展望をひとり静かに堪能する。ここから百名山がいくつ見られるだろうか?10座は楽に見えそうだ。昨日から歩いた尾根も見渡せて感慨深く見つめた。 下界の温度が上がってきたか南側が霞んできたのを機会に下山した。およそ1時間、だれも来なかった。
|
||
階段を登ると飯盛山の山頂 |
|||
清里駅に着きました |
南牧村の集落に着くとそこには飯盛山南登山口の標識があり無料の駐車がありました10以上は楽にとめられます。車だと利用価値がありそうです。 飯盛山まで最短距離とも書いてありました。 平日の清里駅はひっそりとしていた。待ち時間があり清里高原観光案内所で時間を過ごした。 佐久平駅のプラザ佐久で鯉の旨煮を土産に新幹線に乗った。 横尾山と飯盛山どちらもも人気の山だがつなげる人は少なく、静かでいいルートです。健脚なら一日で通過できるが展望を楽しむには余裕があるほうが楽しいと思います。 |