後方羊蹄山  平成24年7月28日 

コースタイム
半月湖キャンプ場5:00〜五合目6:35〜9:05幌尻岳9:25〜真狩下山分岐点10;00〜12:50真狩キャンプ場13:15〜13:55湧水地=半月湖キャンプ場


半月湖の登山口
ここにテント泊した
 
夕べは12時過ぎたころよりかぜが強まりテントが揺れた。テントを出ると相変わらず風が強い状態です。土曜日ということもあって。車も増え登山者がもう何人か登って行った。 カップ麺で朝食を済ませて5時に歩き出した。登山口の案内図で見るとこのコースの高度差は1500mほどと結構な登りです。曇り空で風が強い朝です。樹林帯は風も通り抜けないため蒸し暑い道です。
晴れていたらこの暑さは厳しい歩きとなるところでしたが天気の悪さが幸いしているかもしれません。それでも汗だくです。
ひたすら何合目の案内を目標に登り続けます。単調で退屈な登りです。7合目を過ぎると視界が開けるところでは風も通り一息つけます。町がガスで霞んでいます。オトギリソウ、オニシモツケ。など花も見られるようになってきた。
森林限界に出る手前で雨具を着け、一休みしてから歩き出した。岩場の吹きぬける風は強く、時々立ち止まる。
ここまで登ると沢山の花が咲いていて単調なのぼりから開放される。

七合目を過ぎ露岩を登る
濃霧です
 
 
お鉢の陵線
濃霧と強風
避難小屋との分岐は山頂の案内で左に進んだ。低潅木野中にお花畑が点在する。ウラジロタデとセリ科の大形の花(カサモチ?)が目立つ、紫のチシマフウロウソウが混在する。ガスはますます濃くなる。オトギリソウの群生に励まされたりしながら、 
お釜の淵に上ったときは視界3m強風と最悪の状況でした。前後して歩いてきたご夫婦が強風で進むのを躊躇していた。踏み跡と白ペンキマークを頼りにお鉢を左回りに進む。山頂と案内されているがどこか分からないまま歩くと南引火が同じように位置を確認していた。
漸く三角点を見つけ、その先が山頂らしい、不安げに岩場を歩いていると「山頂についた!」という声が聞こえた。
小さな岩峰が山頂だった。とおり過ごすところでした。
山頂に着くと昨日の幌尻岳の下山であった新潟の方が休憩していた。女性軍の登ってくるのを待っているとのこと。

 
オトギリソウの花壇

後方羊蹄山
 

真狩への下山分岐
 
ガスは切れそうもないので山頂の記念写真だけを撮って真狩登山口に向かって下山した。
こちらは岩場がやや厳しいが風避けになって、先ほどより歩きやすい。真狩下山の分岐からお花畑のザレ道を下り9合目で小屋分岐が出てきた。イワブクロの群生地があるがもう盛りが過ぎていた。
樹林帯に入ると絶妙に曲がった ダケカンバの巨木が面白い、濃霧の中に怪しく立つ姿も趣きのある絵柄でした。
2合目まで高度を下げるとガスはいつにの間になくなり蒸し暑く耐え難いものに変わった。ツガの林を少し歩くと登山口についた。
そこは、真狩キャンプ場でした。木立の下は緑の絨毯、見た目は爽やかfだが暑い、早速キャンプ用の炊事場で頭から水を被り汗を流す。
キャンピングカーが主体のテントサイトは山用テントを張っている人は見かけません。


 
五合目
ガスに霞むダケカンバ
 
濃霧の中にクルマユリが
鮮やか

変形のダケカンバ
こんなのが多い
 
 

五色温泉
ニセコ山の家
 
暑い車道を歩いていると子供用の公園がありそこに自販機が見えた。芝生の中に入って自販機で冷たいコーラを買い求め一気に飲み干した。下山したときになぜかコカコーラを飲みたくなるのです。
コーラで元気になって自然公園入口バス停まで歩いた。
バスは1時間半ほど待つので食事でもしようと100m先の羊蹄山の湧水地に行ってみた。野菜と豆腐を売っているだけ食事処はありません。それにしてもすごい車です、皆さんこの名水を組みに来ているのです。大きなタンクにつめています。多い人は20−30kgも持ち帰っています。バス時間まで長いのでタクシーを頼んだ。豆腐屋で枝豆の吹き寄せを買って食べながら待つと20分くらいでやってきた。
半月湖キャンプ場まで3400でした。運転手さんに温泉とキャンプ場を教えていただきました。
通り道のスーパーで今夜と明日の買出しをして、
お勧め温泉のニセコの五色の湯「ニセコ山の家」の温泉に入る。
硫黄泉の白濁湯はいかにも温泉らしい湯でした。何より人が少なくノンビリとできました。来た道を戻り、倶知安市営の旭ヶ丘公園キャンプ場でテントを張る。ここは奥は車が止められないので車の人は入り口付近で、ライダーは奥にテントを張っていました。
夕方、調子に乗って外でビールと食事をしたら虫に刺された。翌日、赤いボツボツが無数にあり、帰ってからもしばらく痒かった。

 

前日の夕方見た穏やかな羊蹄山