摺古木山ー安平寺山   平成25年5月27日

コースタイム
休憩舎4;40〜6;00摺古木山6;15〜7;50安平寺避難小屋8:00〜安平寺山8;50〜11;20摺古木山11;35〜12;25休憩舎


林道には通行禁止の札がある
この先が悪路
 
昨日は中央アルプスの北の端、経ヶ岳に登った。今日は南端の摺古木山ー安平寺山に登ります。経ヶ岳を下山して中央高速道で60kmほど南下する。 飯田ICで高速を降りて大平街道で飯田峠ー大平宿へと移動した。ここまではヘアピンカーブが連続するが舗装道路でした。
大平宿は居住者は居ないらしいが持ち主と有志で建物の管理をしているそうです。
ここからはダート道ですが広い道です。しばらくするとこの先は道路整備のため通行できませんの手書きの注意がありました。
通行している雰囲気だったので行かれるところまでと先に進むと悪路ではあるが休憩舎までたどり着きました。歩いたら1時間半ほどはありそうです。小さな羽根虫が飛び交うため車の中に避難です。朝になると虫は全く飛んでいません。
登山道は良く整備された良い道です。バイカオウレンとイワウチワの花が沢山見られます。
小さな沢をいくつか通り越す。直登コースと周遊コースの分岐では直頭を選びました。
 
直登と周遊コースの分岐
 
摺古木山で南駒ケ岳、空木岳
笹原に出たところで雲海に浮かぶ恵那山が見られました。残雪が出てくると、間もなく摺古木山に着きます。
誰居取りいない摺古木山山頂からは中央アルプスの連山が見事です。昨秋に松井さんと登った百越山ー仙涯嶺ー南駒ケ岳ー空木岳は身近に感じる。主峰の木曽駒ケ岳、宝剣岳がお国つながると中央アルプスの勢揃いです。カールもまだ真っ白です。
ひと時の展望を楽しみ安平寺山に向かった。山頂より下降して鞍部を過ぎると残雪が目立ってくる。やがてはところどころに夏道が見えるだけとなった。

 
摺古木山で木曽駒ケ岳、宝剣岳

 安平寺山へは残雪が多い
雪と薮のシラビソの樹林が続き、歩きやすいところを拾って歩いてゆくとシラビソ山を通り過ぎてしまった。少し戻ってシラビソ山頂上の標識を見つけた。標識がないとただの雪道で見過ごしてしまうところです。なだらかな雪原で道を見失い、うろうろしたりしながら漸く、暗かった樹林の先が明るくなると安平寺避難小屋が下に見えてきて気持ちも明るくなってくる。小屋の周りには雪も残るが日当たりが良く気持ちの良いところです。

泊まってみたい、こぎれいな小屋です。安平寺の山頂を眺めながら一休みした。 
安平寺に向かうと水場の標識が出てきた、沢は雪で埋もれてその様子は伺えませんが小屋からはかなり遠い気がする。
雪が消えて処は笹が茂り、雪の上を歩くと踏み抜きがあり、なかなかすんなりと歩かせてもらえなかった。

 
安平寺山避難小屋
安平寺山も見えています
安平寺山で
南駒ケ岳が樹間に見える
 
安平寺山頂はシラビソの樹林に覆われ展望はなく、小さな虫が顔も周りを飛び交いノンビリと休憩するような環境ではありませんでした。
樹林先に百越山、南駒ケ岳を見つけると、この先奥丈念岳〜百越山に繋げたいと思いを馳せるのでした。

写真を撮って直ぐに引き返しました。なだらかな道は時々ルートを見失うが行くときに比べると気軽です。避難小屋の広場でまた一休みして、暗い樹林帯に突入しました。
途中で単独のカメラマンに会いました。展望のよいところで写真を撮って引き返すそうです。
摺古木山頂には犬を連れた家族連れが食事中でした。
昨日が授業参観日で今日は振り替え休日とのことでした。下山後の温泉などを教えてもらいました。
休憩舎まで来た道を戻りました。
悪路と格闘して飯田に戻る、教えていただいたお風呂に行こうと思ったが諏訪SAに温泉があることを思い出し高速に乗った。
諏訪SAで温泉に入って人眠りして帰宅しました。
中央アルプスの北端の山と、南端の山を楽しんだ旅でした。
 
 
癒しの花
イワウチワ

 安平寺山
虫に攻撃されながらセルフで撮った