有明山  平成25年8月13日

コースタイム
中房温泉4;30〜有明荘4;45〜北峰7;20〜7;30中峰7;45〜南峰8;15〜北峰8;40〜10:50有明荘11;45〜12;00中房温泉

 
中房温泉
西日が厳しい
8月12日

お盆休みの真っ最中は山も混むだろうと、人の少ないところを狙って北アルプスでもマイナーな有明山に行って見ました。新宿から特急あずさ号に乗り松本で大糸線に乗り換える。大糸線は大変込んでいた。穂高駅で中房温泉行きのバスに乗るが待ち時間に駐車場まで行ってみた。

夜遅くに来たときにどこかいい寝場所を探すためだが駐車場はキャンプ禁止となっていた。一晩、過ごすだけならよさそうにも思われた。
車窓より 有明山を眺めると、信濃富士と呼ばれる通りの容姿をしています。
中房温泉のテン場は登山口の下にある。

テン場代500円です。温泉も別料金で入れます。木陰に設営したが5時を過ぎるまでは暑いので外で食事とビールを飲む。隣の女の子は福岡の出身だが山好きで専門学校は長野にして、休みは山登りだという。
燕山荘でテントを張りたかったが大変混雑しているとの情報で、明日、燕岳をピストンだそうです。

直進してしまった標識
 
 8月13日
テントをデポして明るくなり始めたのを待って歩き出した。車道を下り有明荘の裏の駐車場の登山口から登った。
刈り払われた道は歩き易い、三段の滝分岐を過ぎる。いかにも手作りという丸太の梯子が出てくると急登が始まる。

有明山神社登山道の標識がある休憩によさそうな広場に着く。標識には右への矢印がついているのにも拘わらず直進してしまった。
5分も登ると急に薮道になったので変だなと思い地図を見ると右下の沢に沿って登るようになっていた。少し下って登山道に出た。
山は登るという思い込みが間違えの元でした。

岩のヘツル、クサリで急登、丸太梯子の直登と両手をフルに使って登る道が続く。なかなか手応えのある道です。
樹間から表銀座の陵線が見えたりもするもののほぼ展望はない。

 
こんな梯子やクサリでアップダウン

北峰手前で
鹿島槍ヶ岳、五竜方向を
クローズアップ 
ややゆるやかになったところに八合目の石碑が建っていた。
9合目の石碑を過ぎると陵線に出て展望が開ける。鹿島槍ヶ岳、五竜、爺ヶ岳と見渡せる。
一ヶ月前に登った餓鬼岳と剣ズリの険しい陵線が目の前に飛び込んでくる。雨と風の洗礼を受けながらあのギザギザ尾根を下ったのです。

北燕岳、燕岳、大天井岳、常念岳の陵線はなんとなく穏やかで表銀座にふさわしい。次々とガスが湧き立つ、急いでシャッターを押した。

ピカピカの金属製の鳥居が建つ北峰に着きました。
祠に手を合わせてさらに先に進んでみます 

 
餓鬼岳と剣ズリの尾根
 
中央が大天井、左に常念岳

中峰の社越しに
燕岳
 
  。
中峰に到着する。ここは展望が良い。大きな石が点在する広場は日本庭園の雰囲気がある。
社の赤い屋根越しに表銀座を眺めるのも面白い、中峰の社が一番立派です。15分ほど展望を楽しんでさらに先に進みます。
壊れかけた社の立つ峰を通過する。

南峰には石柱の囲む社が立っている。展望はありません。北峰に戻って記念写真を摂ってから下山した。
 
北峰
 


表参道はかなりの急角度の道が見えてました。表参道ー裏参道に繋ぐのも面白そうですが交通手段が難しい。
来た道を下るだけですが気が抜けません。有明荘で日帰りお風呂を使わせてもらった。きれいな施設、お風呂もきれいでした。

先客は一人だけとてもノンビリできました。中房温泉よりいいですね。
湯上りの汗を拭きながらテン場まで少しだけ登ります。
テントを撤収してバスで穂高駅に戻りました。

バスは臨時が出るほど満員で大きなザックを抱えながら1時間は大変です。
路肩にはびっしりと駐車されていた。皆さん燕岳方向に登ったのでしょう、有明山では誰にも会いませんでした。
 
有明荘、立派です