粟ヶ岳   平成25年7月1日

コースタイ
登山口5;00〜薬師の水場6;00〜牛ノ背7;25〜7;50山頂8;20〜10;30登山口

 
八木鼻温泉付近で
粟ヶ岳を見る
昨日、守門岳を下山して、栃尾の町のスーパーで買出しをして、道の駅漢学の里しただに移動した。粟ヶ岳の登山口を視察して道の駅で車泊した。
道の駅から289号線を東に5分も走ると八木鼻温泉いい湯らていの立派な施設に着く、この手前の橋から5個の峰を持つ粟ヶ岳の全容が眺められる。堂々たる容姿だ。対岸には八木鼻の岩峰が盛り上がる。南には昨日登った守門岳が横たわる。雪渓の模様が美しい山だ。
粟ヶ岳登山口の案内で集落から橋を渡って農道を行くと間もなく駐車場があった。

登山口から林道を歩くと、補修工事中の崩壊地を通過する。林道が山道に変わる。沢沿いの道にはアジサイ、シモツケの花が咲いていた、
枝沢から小さな滝が流れ落ちる。その中でも比較的大きい猿飛滝の滝上を渡ると登山道は沢を離れるようになる。

 
林道を歩く

薬師の水
 
尾根道に出ると樹齢400年の大ブナの木が出迎えてくれた。
三合目は若いブナ林が、4合目を過ぎると岩道が現れてくる。コメツツジが岩に張り付くように咲いていた。
南が開けて守門岳が見渡せる。手前にも形良い山が幾重にも重なるが守門岳の大きさにやや影が薄い。
薬師の水場でのどを潤す。
  

5合目手前
若いブナの道
 
若ブナの美林も、尾根筋のは素直に伸びるが斜面の木は 一様に根元が曲がる。積雪の多さを実感する。粟薬師の奥ノ院が建つ5合目の広場に着いた。
避難小屋があるが鍵がかけられていた。避難小屋の意味がないと思う。直ぐに尾根に着く。ここでブナの道というルートが分かれていた。右の山頂への道を行く。

クサリ場があったりするが必要がないような登りです。6合目の天狗の水場は水場の確認はしないまま直登した。
樹林が潅木に変わるとヒメサユリが時々その可憐な姿を見せてくれたがシーズンは終わりのようです。
8合目に出ると前方が開けて目指す粟ヶ岳も望めるようになる。


 
5合目
粟薬師の奥ノ院
 
残り少ないヒメサユリ
牛ノ背の狭い岩道、その上から見下ろすと谷間にはまだ雪渓が残っている。斜面にピンク色が見えている。目を凝らすとヒメサユリが10本ほど固まって咲いている。9合目を過ぎると雪渓が近くにあった。ヒメサユリに雪渓とその先に守門岳が眺められた。
もう少し早い時期にはヒメサユリも沢山咲き眺めもいいだろう。 
 
馬の背を行く
 
山頂と釣鐘
 山頂には釣鐘があった。叩いて見るとビックリするくらい大きな音がした。澄んだ音色も良かった。
360度の展望です。磐梯山が見えているような気がするが定かではない。日本海も霞んでいた。
残雪の時期、水源地へ縦走をしたいと思いながら下った。
下山で2人にお会いしただけのとても静かな山旅でした。
 
山頂で
水源地へ尾根