川又ー白泰山ー十文字峠 平成25年11月17日ー18日
コースタイム
1日目 西武秩父駅8;25=川又バス停9;28〜栃本関所跡9;55〜一里観音11;55〜白泰山13;25〜13;55白泰山避難小屋
2日目 白泰山避難小屋6;00〜四里避難小屋9;05〜十文字小屋10;20〜毛木平駐車場12;00〜13;40梓山バス停14;35=15;05信濃川上駅15;51=佐久平
川又バス停、水豊富 |
11月17日 2週続けて奥秩父を訪ねる。先週は信州川からでしたが今回は地元武州から信州へと乗り越えたいと思います。 池袋で特急ちちぶ号に乗り、西武秩父へ、ここで中津川行きのバスに乗り換える。このバスは西武秩父駅で乗れるのは土日に一便だけの貴重な路線バスです。駅前のイチョウはもう半分は落ちていたが朝日に光って見えた。 20人ほどの乗客のの大半は秩父御嶽山へ登山者で落合で下車した。 川又バス停でパイプからあふれ出す水を1Lほど補給をして歩き出した。 栃本関所跡まで登ると見晴らしも良い。甲州街道の間道で十文字峠越えの信州道と雁坂峠越えの甲州道が分岐している。 今日は信州道を歩きます。
関所裏のモミジはグラデーションに、今が見ごろです。 車道を緩く登り栃本広場への道を分けると民家も終わり、登山道の入り口に着いた。 |
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栃本の関所跡 |
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十二天尾根の標識があった東屋 |
杉林を歩くと両神神社の鳥居をみて、その先に東屋が建っていた。 十二天尾根と記された古びた案内板が置かれていた。林道を横断するところに車が一台、停まっていた。 登山者の物と見られる。 ここまで車でのアプローチが可能ということです。 植樹林が終わると雑木の道となって明るくなる。まだ紅葉の赤、黄色を楽しむことが出来る。 四里観音避難小屋に泊まったという5人のパーティーとすれ違った。 途中の伐採された跡地は和名倉山、唐松尾山、笠取山の絶好の展望台で切り株に腰掛て休憩をする。
笹薮の切り開き道、その脇に全身に日を浴びて小さな石仏が目を細めていた立っている。 往来する人をやさしく見つめ続ける一里観音です。。 |
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伐採地は展望良し 切り株は天然の椅子 |
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白泰山避難小屋 窓は開きません |
落ち葉のフカフカ道、生活用の峠道はピークは巻くようにして付けられているのでとても歩きやすい。 白泰山のピークもちょっとだけ寄り道をしている。山頂には三角点があるだけの樹林の中でした。 鹿避けのネット出てきてやや踏み跡が不明瞭になったりする。
白泰山避難小屋に到着した。ちょっと早い気がするがきれいな丸太小屋で今晩の宿としました。 のぞき岩には丸太の腰掛も置かれ、そこにはちょっとした詞が書かれたりして、小屋を管理している方の情熱が伝わってきます。 南側の入川谷の筋がよく見て取れる。西奥には八ヶ岳がやや霞んで見えていた。 小屋には窓がないため真っ暗です。明るいうちはのぞき岩で過ごした。 日が沈むと急に気温が下がってきた。寒さをしのぐ為に小屋の中にテントを張ると 快適な空間が出来た。
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のぞき岩で西方向を見る 八ヶ岳がうっすらと見えていた |
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うっすらと白い道とコメツガ 奥秩父の雰囲気 |
11月18日 6時、ヘッドランプがいらなくなるのを待って出発する。のぞき岩に立つと八ヶ岳方向に満月がまだ白く残っていた。 歩く人が少ないのか斜面に付けられたトラバース道は薄く消えるところもある。 赤沢山は見逃したか、三里観音が出てきた。奥秩父林道への分岐案内を過ぎると直ぐ四里観音避難小屋です。 立ち寄ると、まだお休み中の方が一人いました。そっと戸を閉めて立ち去った。 股の沢ー柳小屋ー川又への道が分岐すると日陰の道には白い物が目立つようになった。 シラビソ、コメツガの向こうに十文字小屋が見える。 煙突から白い煙が立ち昇る。テーブルと丸太の椅子は霜の化粧をしていた。 長閑だが初冬のうら寂しさが漂う空間だ、空の青さが助長する。 |
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煙が立ち昇る、初冬の十文字小屋 |
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カラマツ |
カラマツの落ち葉道で信州に来たのを実感する。針葉樹で唯一つ落葉する木で信州を代表するものだと説明版に記されていた。 先週、天狗山で見た景色はカラマツの黄金色が一面広がっていた。 まっすぐに伸びた大木を下から見ると意外なほど細い枝が広がっていた。 毛木平駐車場には5−6台が駐車していた。 農道の直線道、吹く風は冷たい、前方には八ヶ岳が逆光に霞んで見えていた。周辺のカラマツは一週間で茶色に濃さをましたようだ。 梓山バス停の前は工事中で重機と人が忙しく動き回っていた。 カップ麺を食べ、コーヒーで時間をつぶした。幸い、風もなく日向ぼっこをしながらバスの来るのを待った。 信濃川上駅で先週とと同じ電車で佐久平駅に向かった。 |
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車窓で 天狗山かな? |