蒜山 平成25年6月14日
コースタイム
犬挟峠4;25〜5;40下蒜山5;55〜7;15中蒜山〜8;35上蒜山〜三角点8;45〜上蒜山8;55〜9;55牧場入り口10;05=(タクシー)=10;25犬挟峠
犬挟峠登山口 湿原です(前日の撮影) |
道の駅から犬挟峠に移動する、まだ薄暗い、歩き出しは懐電片手にですが、直ぐに明るくなってくる。湿度が多く雨の心配な空模様です。湿原を渡り、谷間の急登で五合目着くと見晴らしが良くなるが、行く手の下蒜山の山頂にはガスが出来ている。笹の中を進み雲居平でる。 青い笹の絨毯を敷き詰めた陵線はゴルフコースのようです。雲の動きが激しく気になります。 登山道にはイブキトラノオ、ヤマツツジ、タニウツギなどの花が見られます。 クサリ場の急登を超えると九合目です。 南側は雲海に峰が僅かに見える、隙間を空けてその上は雲が怪しく流れている。その隙間より朝日が強烈な光を放つ。 幻想的というより動揺を覚える激しさがある。そんな光にタンナサワフタギ、ヤマボウシの白い花が浮き立って見える。 この山域はタンナサワフタギ、ヤマボウシが非常に多かった。特にタンナサワフタギは帰ってから調べるまで、なんだろうと悩む花でした。 |
|
雲居平で 下蒜山に続く草原 下蒜山はガスです、不安です。 |
||
下蒜山で 大山と矢筈ヶ山、甲ヶ山 |
下蒜山に着くと、心配だった雲も北西側にはありません。中、上蒜山、大山がドーンと飛び込んできた。感激の一瞬です。 蒜山の陵線を境に雲の様子が違うのが良く分かります。一目瞭然とはこれか、 強烈なのは景色だけではありません。虫の多さです。カメラを構える顔の周りは虫だらけ、写真には虫が写ってました。 防虫スプレーは全く効果がありません。防虫ネットが一番でしょう。 特徴ある烏ヶ山、今回時間があったら登りたいと思う矢筈ヶ山〜甲ヶ山〜船上山の山並みをしっかりと頭に刻み込んだ。 これに中、上の蒜山を加えて大山の三役揃い踏みです。
|
|
下蒜山で 中蒜山、上蒜山の雄姿、まだ先は長い |
||
中蒜山 矢筈ヶ山をバックに 矢筈ヶ山に登りたーい |
ゆるやかな下りで中蒜山に向かいます、笹原の陵線は気分が爽快になります。谷間に山腹の笹の中に白い花の潅木が目に付きますがこれはタンアサワフタギです。フングリ乢を過ぎて、塩釜冷泉への分岐に着きました。薄い雲の帯と蒜山高原が眼下に広がります。 中国山地の峰々も姿を見せてきました。 中蒜山避難小屋の前を通り過ぎて山頂です。ここの山頂標識が一番立派です。上蒜山の陰になって大山は見えませんが矢筈ヶ山、甲ヶ山が存在感を示してます。 蒜山盆地の俯瞰を堪能できる。これから向かう上蒜山へ笹原の陵線には雄大で気持ちが良い。筋となって伸びるトレースは早く来いと言っているようです。 小屋の横から見晴らしの良い陵線をゆるやかに下る。 登り返して、ブナ林に変わると上蒜山の山頂です。 樹林で展望は出来ません、蒜山の最高点なのに期待はずれでした。 三角点は少し外れたところにあります。ちょこっと寄り道してみましたがやっぱり展望は出来ませんでした。三角点の写真を撮って引き返した。 |
|
上蒜山に続く気持ちの良い陵線 |
||
下山、五合目で 上、中、下の三山を振り返る |
、ヤマツツジ、ハナヒリノキ、シモツケソウ、ヤマボウシなどを楽沁みながら下山する。 五合目で中蒜山、下蒜山を振り返り、随分歩いたものだと一時の休憩をする。植樹林になり、牧場に飛び出した。 牧場を通り、柵を乗り越えると上蒜山登山口0,2kmの案内が立つところに着いた。 タクシー会社の電話番号が書いてあるので電話をすると5分ほどで行きますと返事があった。 そんなに早くないだろうと高を括ってパンを食べて、りコーヒーを飲もうとしたらやってきました。早!! 慌ててタクシーに乗り込んだ。ここで大切な物を置き忘れたのです。犬挟峠まで(3250円位) タクシーの運転手さんに教えてもらった快湯館に立ち寄り汗を流した。 早い下山だったのでノンビリとして明日の三瓶山へ移動する。高速道使用の3時間弱と余裕です。 途中、スーパーにて買出しをして、蒜山ICで高速に乗った。適度な疲れと温泉で眠気がピーク、PAにて1時間の仮眠などして三瓶山の北ノ原(姫逃沼)登山口の三瓶少年自館サヒメルに着いたのは 16時半だった。 携帯で天気予報をチェックすると朝から雨降りだった。 雨なら観光に変更しようと、25kmhぽど離れた道の駅とんばらに移動した。 食事をしようと車の中を整理していると、ストックがないのに気が付いた。 タクシーに乗るとき慌てて乗ったので置き忘れてしまった。 つい先日誕生日祝いに子供より送られた高価で大事なストックです。 明日は観光、今から取りに戻ろうと大急ぎ蒜山高原に戻った。 絶対ある、あってくれ、と念じながら走った。 置き忘れたのは牧場のところだがそこからタクシーに乗ったので全く道が分かりません。 上蒜山登山口駐車場から登山道を歩くことした。駐車場に着いたのが夜の10時ころだった。懐電片手に雨の中で登山道の入り口を探す。歩いたことのある道なら見当がつくが初めての道で雨降り、真っ暗、なかなか登山道入り口が分かりません。 漸く探し当てた。あり難いことに、車が走れそうな道でした。牧場の牛、ヒツジが怪しい物音に、あちこちで鳴き出す。暗闇で聞く鳴き声はやけに響き不気味です。 文句が出そうな雰囲気だ、急ぎ足になる。見覚えのある大きな農機具の置かれたところに着きました。休んだところを探すがありません。誰かがもっていったか? 登山標識とタクシー番号の書かれた標識のところを探すと、2本揃えて立てかけてあった。どなたかが拾って分かりやすいようにしてくれたようです。 夜中に戻ってきて無駄足でなかったこと、やったー!小声で言ってしまった。 車に戻ったのは11時少し前だった。 昨日と同じ、道の駅蒜山高原で車泊した。 下山で暗い道を歩いたことはあるがこんなに遅い時間、雨と暗闇は初めただと思う。 |
|
タクシーを呼んだ牧場地 夜、ここに戻ってくるとは、 探し物は中央の案内標識に立てかけて ありました |