富良野岳 平成25年8月27日
コースタイム
十勝岳温泉凌雲荘9;30〜11;55富良野岳12;20〜14;20凌雲荘
登山届け 作業道を行く |
北海道遠征も終盤です。ニペソツ山の停滞がなかったら芦別岳を狙っていましたが、思いもよらない天候不順に振り回されてしまった。ニペソツ山でご一緒だった地元の方に短時間登れて花が多く、楽しめる山、富良野岳を勧められた。 前夜の宿泊地、道の駅しほろ温泉から十勝岳温泉凌雲閣に移動したが遠かった。 登山口には着いたのは9時過ぎでした。通常は頂上付近にいる時間です。上ホロカメットク山に行くという高齢者グループが先に出発していった。 広い道路の脇にはリンドウが咲きていた。林道から眺める富良野岳の陵線もすばらしいが十勝岳の荒涼とした火山口に圧倒されてしまう。八ツ手岩、化物岩の岩陵が頭上に覆いかぶさり、すごい迫力で迫ってくる。 荒れた谷に降り、ここから登山道になる。登り始めたところに噴火口には不似合いなほどリンドウの花が咲いていた。さすが、花の名山です。 ナナカマドの実は真っ赤に、葉はまだ青々としてとても目立ちます。 この木は花より実ですね |
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十勝岳、安政の噴火口 |
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正面の富良野岳を目指す 左側の緑の斜面をトラバース 花が多い |
イワブクロ、シモツケソウ、ヨツバシオガマ、次々と出迎えてくれます。 行く手に、緑のどっしりとした風貌を持つ富良野岳を眺めながら歩く。硫黄の煙るが立ち上る山の隣にある とは思えない。 上ホロカメットク山への道を分ける。前方にはハイマツ、笹の山腹を斜上するように登山道が見えています。 水の流れる枝沢を2回と枯れ沢を1回、これを超えるのに若干のアップダウンをするがゆるやかな登りです。 目指すピークが見えているのになかなか近づかない。北海道の大きさによるものか。 ウメバチソウ、アキノキリンソウ、アザミ、ウサギギク、が次々と見られる。カメラタイムで前進が止まります。アオノツガザク、チングルマの咲き残り、隣にはチングルマの痩果が風に揺れています。 夏も終わりを感じます。 セリ科の白い花が一面に咲く。 階段で高度を上げる。振り返ると上富良野の町が、牧草地か、緑の区画まるで大きな池のように見えている。 十勝岳の尖頭を眺めながら階段道を登る縦走路に着く。 |
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十勝岳を眺めながら |
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富良野岳分岐で 十勝岳への縦走路、魅力があります |
三峰山ーかみふらの岳ー十勝岳への陵線は魅力を感じる。今まで見えていた十勝岳ががすで霞んでいた。 砂礫を階段で登る途中に一株だけコマクサを見つけた。 トリカブト、ハクサンシャジン、クロトウヒレン、アキノキリンソウの咲くお花畑を眺めながら痩せ尾根を行くと山頂に着きました。 先客が一人いました。 しばらく待ってみたが展望は期待できませんでした。それでも、十勝岳への陵線を眺めることが出来ました。 皮肉なことに天気予報は朝から雨模様だったのが雨に会うこともなく、今回の北海道遠征6日目にして雨無しの一日でした。
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富良野岳はガスです 痩せた陵線、お花畑が癒しです |
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自炊泊には最適 温泉も最高 |
下山後は、これもニペソツでご一緒した方に奨められた吹上温泉白銀荘に向かいました。 受付で知ったのですが白銀荘は温泉と宿泊も出来ます。泊まりは自炊だけで、食材を持ち込み料理することが出来ます。 2600円を払い宿泊しました。設備はすべてそろっていて冷蔵庫、氷、ガス(有料)と食器類はすべてそろっていました。食材は残り物を集めて料理していたら 枝豆、野菜どを頂き快適な食事が出来ました。インスタントのカップ麺やパンは売店で売ってましたが買うこともなく食材の整理がつきすっきりと致しました。 飛行機に持ち込めないカートリッジガス、殺虫用ボンベ、消臭ボンベなどを寄付することで、いつも悩むごみ処理も無駄なく処分出来たのも大変うれしいことでした。 温泉は広くきれいな施設で申し分ないところでした。男子露天風呂は駐車場から丸見えですがそれだけ開放的で北海道のおおらかさを満喫できます。 2段ベットが一部屋に10名ほど泊まれます。カプセルホテルのようです。 泊まったのはライダー2名と私の3人でした。 何日も連泊されている方も多いようです、連泊して十勝岳を縦走したいと思うのでした。 翌日は美瑛岳をピストンして帰郷しようと思いましたが。早朝から小雨で諦めて旭山動物園で時間を使いました。 久しぶりの動物園を楽しみました。 |
エゾオヤマリンドウ |
シモツケソウ |
ウメバチソウ |
アキノキリンソウ |
アザミ |
ヨツバシオガマ |
クロトウヒレン |
ダイセツトリカブト |
イワキキョウ |