浅間 黒斑山ー蛇骨岳  平成25年1月6日ー7日

コースタイム
車坂峠駐車場7;55〜9:30トーミの頭9;50〜黒斑山10;10〜10;45蛇骨岳11;10〜無名峰11;20〜12;45トーミの頭13;00〜中コース〜13;40駐車場

 
あぜ道で朝日を拝む
昨年、といってもまだ3週間前ですが、松井さんと八ヶ岳の天狗岳に登り、あまりの展望のよさに気をよくして翌日の帰り道に浅間の黒斑山に登った。しかし、山はそれほどやさしくはなく、濃いガスのためトーミの頭で敗退した。その時、黒斑山の先に蛇骨岳があるのを思い出し、来年は巳年で登り初めには最適だと、初山行に決定して帰路に着いた。
例によって東所沢駅に前夜の7時に集合して松井さんの車に乗せて頂く。渋滞もなく、湯の丸SAに着く、ここで前夜泊をする。このSAは24時間営業しているため非常に便利です。

翌朝、車坂峠に向かう途中の田んぼのあぜ道で朝日を拝んだ。八ヶ岳、浅間山には雲もなく期待できる空模様です。
階段状の田んぼに朝日の陰が徐々に差込み、霜がキラキラと輝き始めた。久しく見ない光景に寒さを忘れ立ちすくんだ。
車坂峠の駐車場には数台がとめられていた。3週間前より積雪が多く雪山の気分を楽しめる。
乾燥したサラサラ雪は足に軽い。鞍部に一端降りて登り返すと、
カラマツ林の切れ間より八ヶ岳連峰、中央アルプスが目に入ってきた。陵線はすっきりとした最高の出迎えです。
霧が峰の平坦な峰は白さが目立つ。
 
 
車坂峠の登山口
 
高峰山、東篭ノ登、水ノ塔
少し高度を上げると高峰山、水ノ 塔山、篭ノ登山の全体が眺められる。水ノ塔〜篭ノ塔の中腹に林道が白い筋になって伸びている。
その右奥には四阿山がこちらは残念ながら山頂は雲に被われていた。
浅間山の一部が見えるとその先に避難豪が建つ。樹林が切れるといよいよ浅間山が姿を現す。
トーミの頭に向かう急登は崖の淵だ、3人ほどが登っているのが見えた。

このコース一番の急登でトーミの頭に着く。南側から西側が開けている。北アルプスー中央アルプスー八ヶ岳ー奥秩父連山が見放題です。富士山もしっかりと頭を出しています。申し分ない展望に感激しながらシャッターを押しまくった。

蛇骨岳ー仙人岳ー鋸岳の荒い尾根と穏やかな浅間山
湯の平、賽の河原の平原と、雄大な景観

 

左の崖淵にトレースが
登りきるとトーミの頭です
 
 
浅間山は真っ白、ミニモンスターがVサイン
 トーミの頭を後にすると、草すべりへの分岐につく、ここを上り下りしているトレースがありビックリする。秋に下ったことがあるが崖のような道だった。雪道はとても降りる気にはなれません。
火山警報のスピーカーと監視カメラの鉄塔を過ぎたころより突然とガスが湧き上がり一瞬で浅間山が隠れてしまった。
黒斑山では全く浅間山が見えませでした。雪を被ったミニモンスターが微妙な形を作り出し見ていて面白い、
蛇骨岳へのトレースもしっかりとあり、難なく進めますがすべて爆裂で出来た外輪山の崖っぷちを歩きます。薮があるところはいいのですが、なくなると切れ落ちた怖い道です。

蛇骨岳は小さな岩の塊があるだけ、見方によってはヘビのウロコのように見えなくもありません。
蛇骨岳の山頂標識のところに出たとたん強風が吹き抜けます。北側の展望を期待していたが何も見えませんでした。巳年に因む山頂で記念のシャッターを押す。
岩陰で風を避けながら昼食を取りました。


 
今回の目的地
無事に巳年が過ごせますように
 
蛇骨岳の手前

崖の下にカモシカを見つけた
ラッキー!!

 
その先にもトレースがあるし、裏コース道も分岐しているはずなので少し進んでみました。岩場を注意深く降りたところで2人が戻ってきました。仙人岳の先まで行ったが寒さと強風で戻ってきたと言っていた。我々も蛇骨から200mほど先の細い棒の立つ無名峰で引き返した。

裏コースの道は蛇骨の岩の裏側にあるようだがトレースは見つからず来た道を引き返しました。
帰ってから調べたら蛇骨の岩場の北側にロープがあり、それを跨いでいく道が裏コースのようです。確かに雪の中にロープが一本張られていました。今は廃道になっているらしい。 
黒斑山に戻ると、朝は誰もいなかったが4−5人がいました。相変わらず浅間山は見えません、一瞬だけ煙の立つ山頂が見えたので急いでデジカメの電源を押すが間に合いません。

警報スピーカーの立つ手前から崖の途中にカモシカ君を発見、懸命にアップで撮ってみましたがピンボケでした、この下はカモシカ平と言われ沢山生息しているようです。
不思議なことにトーミの頭に着くと、ガスは突然と消え均整の取れた姿を眺めることが出来ました。煙も出してくれました。中コースを快調に下り駐車場に戻りました。

明日、浅間山に登る予定もあるので登山口の浅間山荘に下見に寄った。
下山してきた人は強風に悩まされたとの話でした。
山荘の天狗温泉出汗を流し多、(入浴料500円)鉄分の多い赤い温泉で、タオルが茶色く染まりました。
町に下りて夕食を食べ、明日の朝食を調達して道の駅「くるみの里雷電」で車泊をした。

浅間山荘の天狗温泉