貫ヶ岳ー平治ノ段ー上倉ー浜石岳  平成25年3月3日ー4日

コースタイム
1日目 芝川駅9:35=タクシー下車9:55〜中沢公民館10:25〜焼山11;45〜12;00貫ヶ岳12:15〜焼山〜12;50晴海展望台13:10〜樽峠分岐14:20〜宍原峠15:00〜15:30テン場
2日目 テン場6:40〜上倉8:20〜浜石岳分岐8;45〜浜石岳坂本登山口8:55〜10:55浜石岳11:45〜13:15由比駅

 
登山口となる中沢公民館
 3月3日

東京駅、6;06発の熱海行きに乗るといつもとは様子が違う、乗客が多い、ほぼ満員状態です。若者、中高年とさまざまいる。そうだ、青春18キップの使える時期になったのです。すっかり忘れていた、今回も普通列車を利用するので知っていたら18キップを買ったのにと悔やむのでした。熱海で乗り換え、富士駅で身延線に乗り換えた。2両編成のワンマンカーで芝川駅で下車する。白鳥山に行く方が3名いました。ここから登山口まで歩くかタクシーに乗るか悩むところだ。駅前に芝川タクシーの電話番号が書いた看板があった。電話をしてみて直ぐ来るなら乗ろうと携帯を押した。
結果は直ぐ来るというのでここはタクシーでとなった。中沢公民館までは2500円ほどかかるというので2000円の手前で下ろしてもらう、少しだけ節約です。車道を歩き、内房境川を渡る橋にはここから山梨県南部町の標識があった。陵草古道を歩こうの手作り案内もあったがどうゆう古道かはさっぱり分かりません。南部町町営バスストップにも陵草線と書いてあった。(平日のみ、一日3本だけ運行)
30分ほど歩いて中沢(なかっさわ)公民館についた。
貫ヶ岳登山案内板には貫ヶ岳ー焼山ー平治ノ段ー中河内峠とルートと時間が書かれていた。お茶畑、竹林越しにその山並みを眺めるが里山の感が深い。この付近はタケノコの名産地だとタクシーの運転手さんに聞いたばかりです。民家裏の墓地を過ぎると直ぐに貫ヶ岳中沢登山口の標識が立っていた。杉林の中を登る、今回のルートのほとんどが植樹林で退屈な歩きでした。降りてきた人に会う、山頂は何も見えなかった、と残念そうに降りてゆきました。


中沢公民館で
貫ヶ岳の山並みを眺めて
歩き出す
 

貫ヶ岳山頂
 
陵線に出たところが焼山か?標識は見なかった。右に15分で貫ヶ岳と案内されていた。笹薮の切り開かれた尾根道は明るく快適です。2回ほど小さくアップダウンすると貫ヶ岳の頂上に付きました。カヤトの踏まれた広場は薮で囲まれ展望はよくない、東側が開けるがガスがかかって山は見えません、ゴルフ場を薮間から眺めた。北側に道らしきものがあったので福士川方向へ伸びている物と思われる。
焼山に戻り、平治ノ段に向かう。晴海展望台に着くと雲の上に頭だけ出した富士山が見えた。
樹脂パイプのベンチで昼食を済ませる、十国展望台ではもう富士山を見ることとが出来なかった 。
T字路で樽峠との分岐点意つく、ここには平治ノ段と書かれているが単なる分岐点です。中河内峠方向に進むと直ぐに鉄製テーブルが置かれている。見ると南貫ヶ岳眺望之図が描かれていた。小さいが立派なものです。ここが南貫ヶ岳ということかも、この先が開けていて食事休憩の人が一人休んでいました。駿河展望台の案内で少し下るとやや開けたところにでた、ここが駿河展望台なのかな?
笹薮を少し取りぬけると中河内峠(中沢峠)に降り立った。林道の終点であった。周回ルートはここで左に下り、中沢集落へと戻る。


晴海展望台
 
 
十国展望台
 
三角点のある倉骨山
林道を右に見て杉林を急登する、高河内峠を直進して穴原峠に向かう。今までの道は怪しい踏み跡の道に変わり、慎重にテープを追うようになった。 笹薮の中に360度展望台の手書きがあたが展望は無理なようです、以前は切り払われていたのかもしれません。その先、小さなピークには倉骨山と書かれた三角点の山頂があった。展望はなく通過した。
杉林を急下降すると新しい林道が見えてきた。倒木が放置され道が行方不明です。尾根を忠実に拾い進むと林道に降り立ちつと宍原峠でした。
重機一台放置され、そのそばにお地蔵様がひっそりと祀られていた。
テン場によさそうだがなんとなく陰気な雰囲気デッタの出もう少し進んだ。左下の林の中に仕事小屋が見える、テン場にはよさそうとインプットした。
なだらかな尾根が出てきてテン場によさそうだがバラが多く生えている。その先の商ピークは杉林だが平地があり今晩の宿泊地と決めた。
久しぶりの山中泊、とても暖かく快適でしたがヤマヒル1匹を見つけました。3月の始めでも活動しているようです。
今回2lの水です、夕食はおにぎりを雑炊にして食べた。7時には就寝です。
 
宍原峠
左の植樹林を直登する
 
杉林のテン場
 
椿峠のお地蔵様
3月4日
昨夜は暖かく快適な目覚めです。6;50テン場を発つ、植樹林の下道は踏み跡が薄くその気になるとなんとなく道に見えてしまう。薮道より手ごわい、ルートを見失いそうになる。そんな時清水和田島自然少年の家の杭が頼りになる。椿峠にはお地蔵様が一体祀られていた。
宍原と桑又の案内があるが上倉へのものはない、地蔵の後に向かって直進する。
尾根を東に帰ると619.2mのピーク付近に沢山の黄色杭が散乱していた。
その先で上倉への尾根は南に下るが直進して戻った。最終の尾根に乗ると後は尾根を外すこともなく、道もしっかりとし安心になった。
モノレール、茶畑が現れると上倉の集落にたどり着く。第二東名の高速道路下に上倉のバス停があった。国道52号を歩き、
坂本温泉バス停を過ぎ、坂本バス停の手前の橋で東海静清庵自然遊歩道の案内板に従い左の側道に入った。
農作業に出かけるおじさんにお願いして道端の水道で顔を表せてもらい、水ノ補充もした。このあたりは湧き水が豊富で水が美味しいところだと自慢してました。美味しい水でした。


 
 
坂本 浜石岳へ
 
浜石岳 坂本コース登山口
 小河内浄水場の先に東海静清庵自然遊歩道、坂本コース浜石岳まで3,3kmと書かれていた。杉林の急騰が続く、さほど歩かれている様子がないが手入れはされている道です。草花の絵が書かれた標識が励みになる。馬場山分岐に着く、馬場山に寄り道してみたい気分だが、浜石岳に直行する。
一寸下ると車道に出た。正面伊は浜石岳の目標となるアンテナが2本見えてきて近いことを知る。
右への階段で頂上を目指す、杉林の登り道で下って来る人に会いました。今回の山行で山中であったのは昨日が2人、今日が1人と静かな歩きが出来ました。
明るく広い山頂は誰もいません。丁度1年前に来たときは賑やかで寒い風が吹いていたのを思い出した。
ベンチでノンビリと富士山を眺めながら昼食をとった。1時間滞在したが誰も来なかった。
歩いた尾根を眺めなおして下山した。
みかん畑、穏やかな駿河湾、霞む伊豆半島を見ながら下る。由比で桜海老を土産に電車に乗った。
桜海老は3月15日解禁とのこと今買ったものは1年前の物だろうか。残り物には福があるだろうか、お好み焼きにでもしよう。
久しぶりに山中のテント泊で縦走でした。充実した山行でした。帰りも鈍行の電車旅でした。

広い浜石岳
 
 
富士山バックに