笹子峠ーカヤノキビラの頭ー大洞山ー御坂スキー場   平成25年2月24日 晴れ、冷たい強風

コースタイム
笹子駅7;40〜笹子トンネル9;35〜中尾根の頭10;45〜カヤノキビラの頭11;40〜12;00大洞山12;20〜12;35摺針峠12;45〜13;50御坂スキー場バス停

 
矢立の杉
先週に引き続き笹子駅に降り立つ、職人さんらしき人が笹子峠の団子を運んで来た。車内販売の物だろう、こんなに早い時間収めるには真っ暗な時間から仕込んだのだろうか。甲州街道を北に進む、晴れているが北風が強く寒い、うつむき加減で黙々と歩く。
矢立の杉の案内にしたがって歩くと笹子雁ヶ腹摺山への登山口を通り過ぎて民家が終わる。甲州街道の旧道でほとんど車に合うこともなかった。
笹子自然遊歩道の案内標から車道を離れて沢沿いの遊歩道を歩くと明治天皇が野点をされた記念碑が立っていた。

明治13年のことで当時はこの道が甲州街道で賑わっていたのだろう。
矢立の杉という巨木、幹の中は空洞だが立派に生きている。ここからは細い山道になり雪も目立つようになった。谷を越えて小さな尾根を登ると車道に出てその先が旧笹子トンネルです。昭和13年の完成だそうですがモダンな雰囲気があります。甲州街道を歩いたときこのトンネルを通った。
この付近は雪も多い、トンネルの上で笹子雁ヶ腹摺山と カヤノキビラの頭と甲斐大和駅へも道は十字に交差している。
雁ヶ腹摺山へはしっかりとトレースが出来ているがカヤノキビラの頭へは薄い物だけです。
いきなりの急斜面でアイゼンを着けたいが適当なところがなく膝まで潜らせながら、漸く、平坦なところにでて履くことができた。
予想以上の雪でビックリした。

旧笹子トンネル
右側が登山口
 
 
中尾根ノ頭の標識があるところから
右奥がカヤノキビラの頭
緩やかな尾根上からは本社ヶ丸の陵線、後には小金沢蓮嶺の山並みが樹間からちらほら見えたりする。
途中で猟師さん二人と犬4頭に出くわした。偵察で猟はしないと言われたが気持ちが引けた。笹薮の道になると間もなく中尾根ノ頭という標識のピークにでた。谷の向こうにカヤノキビラの頭が見えている。左から大きく回りこむ様子が分かり見通しが良い。
遠くの山はガスに隠れていた。次の小さなピークにはベンチがあり東側の尾根にトレースが出来ていたが進入注意の木が置かれていた。
さっきの猟師さんが登ったらしいが下ることが出来るようだ。後で知ったがこれが中尾根の分岐点でこの尾根を登る人も多いらしい。

痩せ尾根の一部が崩壊して谷が切れ落ちたところを慎重に通過する。
少しの急登で先が開けて広場に着いた。 カヤノキビラの頭だった。
ここで達沢山と大洞山が分岐している。達沢山方向は踏み跡が薄いが歩かれている。
お昼にしようと立ち土間手いると5人パーティーが追いついてきた。笹子駅を出発で中尾根を登ったといわれたがそのときは良く分からなかった。
帰ってから調べるとさっきのベンチのあったおところに上ったようです。大沢山に周回する予定だとのことでした。皆さん昼食休憩をするというので私は大洞山に進んでから昼食にした。雑木林の広い山頂は展望は望めないが御坂のスキー場が下に見えていた。
 
カヤノキビラの頭
ベンチのある広い山頂です
 摺針峠
食後摺針峠に向かう途中の小ピークから三つ峠方向の見晴らしが良かった。ここから東に向かう尾根に新しい足跡があったので少し下ってみたが間違った物で直ぐに引き返していた。
この尾根を下ると摺針峠から下った林道に出るので利用できると思う。
元に戻って摺針峠で休憩していたら5人組が下りてきました。
御坂三つ星へ1時間と表記している。始めても道を下ることにした。誰も歩いた形跡はありません、沢の源頭部は急斜面のトラバース道だが歩かれていない分かえってフリクションが良く下れました。
左岸を下るがいくつもの堰堤がいくつも作られている。一回だけ右岸に渡り、直ぐに左岸に渡り返すと間もなく林道に下りた。

一部薮もあるが問題ない道でした。林道にでたところでアイゼンを脱いだが車道は一部アイスバーンになっていたので国道に出る手前の橋までつけたままのほうが良かった。集落に出る手前でカモシカ君に遭遇した。こんな人間くさいところでお会いするとは驚きでした。
御坂スキー場前のバス停は吹きさらし、強風だった。一日中風に悩まされた。15分ほどの待ち時間で甲府行きのバスに乗る、甲府盆地に下るまで車窓の山岳展望がすばらしい、桃の花の咲くころもう一度乗りたい。石和温泉駅口で下車して石和温泉駅まで10分ほど歩いた。
 
 
カモシカ君にご挨拶
 
寒風のバス停
御坂スキー場前