大菩薩南端 小金沢連嶺縦走 平成25年4月28日ー29日 晴れ
コースタイム
一日目 上日川峠9;15〜介山荘10;30〜小金沢山12;40〜16;15湯ノ沢峠(テント泊)
二日目 湯ノ沢峠6;20〜ハマイバ丸7;40〜10;40滝子山11;00〜13;50初狩駅
上日川峠 マイクロバス、1000円と高いが便利 |
1日目 久しぶりにテニス仲間の小笠原氏との山行です。中央線立川駅で甲府行きに乗り換える、すでに電車が入線していた。山登り、ハイキングの専用列車の感じです。甲斐大和で下車し、今月20日から季節運行の上日川峠行きのバスに乗り込む。マイクロバスは乗客の様子で臨時が出るようで、いて立つ人はいませんでした。 9時に上日川峠につくと人も車もいっぱいです。ロッジ長兵衛の庭先で南アルプスを眺めると、青空に浮かぶ白い陵線が気分を高揚させます。天候も保障してくれているようです。 湯ノ沢避難小屋がいっぱいのことを考えてテントを担ぎます。早くも、福ちゃん荘で熱いコーヒーを飲み一息入れます。 車道のような道で介山荘に着くと予想通り、人がいっぱいでした。順番待ちで記念写真をとる。ドーンと居並ぶ南アルプスの帯が白く中空に浮かび、日川のダム湖の青さとマッチしている。最高の天候に恵まれたようです。早々に熊沢山に向かうとこちらは嘘のように静かになりました。 樹林帯を過ぎると突然と開けた笹原に代わりなんとも爽快な気分になります。迫り来る富士山を眺めながら笹原で昼食をとる。 気持ちよい笹原でこのままいたい気分です。 |
大菩薩峠 ここから縦走が始まる |
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笹原を石丸峠に下る |
ちょっと下ると大岳山、御前山、山頭山の奥多摩三山とそのおくには鷹ノ巣山が見える。狼平の標識はなぜか寄り道にありパスして直進です。 南下するに従い、熊沢山に隠れていた八ヶ岳、金峰山が見えてくると間もなく小金沢山です。倒木の散乱する広場で5−6人の若者たちが食事中でした。倒木はいいベンチになります。 ここが今回の最高峰、2014mで、これは来年の西暦山だと気が付きました。 カヤトに立ち枯れの大木や、ダケカンバの白い樹間より眺める富士山は一段と風情があります。小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山には秀麗富嶽十二景と書かれていた。川胡桃沢ノ頭の富士山のほうがも見事だと思いました。何年か前にここにテントを張った覚えがある。 時々、登山道に倒木が横たわり道を遮るため巻き道を強いられたりするが快適な陵線歩きが続きます。 |
倒木が時々邪魔をする |
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切り開かれた黒岳山頂 |
黒岳山頂はあまり展望はない、依然に来たときより周囲が伐採されて広場になっていたのに驚いた。 黒岳を少し下ると落ち葉の敷き詰められた明るく広いくぼ地にでます。山梨の森林100選、黒岳の広葉樹林の案内があった。 テン場に最適と思いながら通過しました。 樹林帯が終わると、大岩が転がるカヤトの原の上に飛び出す。岩の配置が人工的に作られた庭園の感じがする不思議なところです。本日の最後の展望台で、明日、歩く予定の滝子山への陵線が見渡せます。白ザレの崩壊地の脇を急下降し、笹野トンネルをぬけるtと湯ノ沢峠の十字路に降り立ちました。 湯ノ沢避難小屋を覗くと若者2人が食事中でした。まだ余裕があるが、天気も良いし、何より重いテントを無駄にしたくないこともあり、駐車場の隅にテントを張りました。水は十分に持参したので水取りはしませんでしたが、細い流れで取るのに苦労すると話しているのを聞きました。 アルファー米にカレーの定番夕食を済ませて早々とシュラフにもぐりこみました。 |
黒岳広葉樹林は癒しの空間 |
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湯ノ沢峠お花畑で 南アルプスのライン |
2日目 朝方の冷え込みが厳しくテントには霜が出来ていました。 テン場を出たのは一番最後でした。日陰には霜柱が出来て予想外の寒さでした。3年ほど前に歩いたときには見られなかった獣避けの扉が出来ていました。 湯ノ沢峠のお花畑からは金峰山、八ヶ岳、南アルプスが一望できる好きなところです。ここにテントが張れたらと、いつも思います。 冷え込みが厳しかったため陵線がすっきりした一段といい眺めです。今日も一日期待できそうです。 大蔵高丸山頂も富士山の展望がすばらしいところだ。名だたる山々を従えて聳える富士山はやっぱり横綱の風格です。 |
大蔵高丸の富士山 |
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米背負峠 |
ハマイバ丸で桐生からの2人連れが追いついてきた。避難小屋をベースにして歩き回っているようでほぼ行きつくしたようでした。滝子山までピストン出そうでせ。私には不向きなピストン山行を主流に歩かれている模様です。 展開しを過ぎて下りきると米背負峠に着きました。 この付近から相棒の足取りが急変しだしました。立ち止まることが頻繁になり目に見えてペースダウンしました。 昨年の10月以来の山行とのこと、ブランク明けがいきなりのテント泊縦走で少々ばててきたようです。 大谷ヶ丸を過ぎて笹子駅からの道が合流する。笹子駅から来た若いカメラマン氏に抜かれた。 小さな社が立つ鎮西ヶ池は池といえるものはなく、水溜りがありました。 |
鎮西池 |
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滝子山まで 縦走してきた尾根を見つめる |
初狩駅への分岐からやや急登を一登りすると滝子山の山頂に着きました。連休でにぎわっている物と思いきや3人が休憩していただけで静香でした。そのうちのご夫婦は夕べテン場でご一緒だった方でした。 気温の上昇でさすがに富士山も雲の帽子を被りはじめています。 八ヶ岳方向を除くとほぼ360度の展望は十分意に満喫できました。10分もしないうちに次々とやってきた人たちで満員になってしまいました。それでも何人かが西峰に向かったので休憩が出来ました。 歩いてきた山並みを見つめなおして初狩駅に下山を開始しました。 女坂を下ったがジグザグ道で、男坂のほうが歩きやすいと感じた。降りた檜平には山桜が丁度見ごろになっていました。 下るに従い芽吹きが進む様子を感じることが出来る。 最後はつらい車道歩き、駅前のコンビでアルコールを調達して初狩の駅に着きました。 2日間天候に恵まれ |
檜平の山桜 |