苗場山  平成25年7月28日

コースタイム
みつまたかぐらスキー場登山口5;00〜下ノ芝6;05〜神楽ヶ峰7;10〜苗場山8:40〜9;05赤倉山分岐9;45〜下ノ芝12;15〜13;30駐車場


和田小屋せスキー場を横切る
 
10年前に小赤沢コースで登り、草紅葉の静寂で広大な平原に強烈な印象を受けた。そのときは草紅葉がきれいだったが今回は花に会うのを楽しみに 出かけました。前夜、車で上越高速道路の谷川岳パーキングで仮眠をした。
翌朝、越後湯沢ICで降りて、国道17号を左折してコンビニに立ち寄る。朝食をたべ、行動食を買って、17号を南下して苗場山登山口の案内で右に折れた。町営スキー場駐車場にはすでに3台ほど止まっていた。

祓川コースはノリウツギの花で出発する。
しばらくは車道を歩き和田小屋前に着く、スキー場を斜上して登山道になる。間もなく5合目半に着くがまだ先が長いのに五合目は早すぎる気がする。何処が基点なのだろう。このコースは沢状の道が多く、水辺の花キンコウカが目立つのもうなずける。大好きなダケカンバの巨木も見られると気分は上々。スキー場の管理道路らしき道を横断する。

下ノ芝には立派なベンチがあります。それにしても木道が立派です。中ノ芝は踊り場の広場が作られている。振り返ると逆光と霞の中に幾重にも山並みが見えるが山名は分かりません。ニッコウキスゲは早朝のためか開花してるのが少ないのが残念です。
上ノ芝と順調に高度を上げる。
記念碑があったが登山道を外れたところだったので素通りした。


上ノ芝
休憩ベンチが立派です
 
 
尾根を回り込むと
苗場山が
釜川を遡行して小松原湿原登ったことを思い出しながら小松原分岐で休憩した。
神楽ヶ峰は何もないと思ったら三角点が薮の中にあった。
登山道を覆うようにヤマブキショウマが一面に咲き、その中にニッコウキスゲとクルマユリが程よいアクセントに、花が多くなってきました。

尾根を巻くと苗場山が見えるはずだが突然のガスに覆われてしまった。富士見坂を過ぎたところでそのガスが消えて下山中のグループの列が見えました。 なだらかな山頂のイメージとは違う急登の先に瘤が見えます。
雷清水の冷たい水でのどを潤し休憩しているとご夫婦が登ってきました。

鞍部に降りるとお花畑になります。下山した団体さんがそれぞれ写真をとっていて渋滞です。
オタカラコウ、ウスユキソウ、クガイソウ、ニッコウキスゲ、ミヤマシャジン、マルバタケブキ、キンレイカ、シモツケソウ、キオン、コゴメグサ、クルマユリ、アザミ、ウツビグサ、
などのお花畑があり楽しませてもらいました。
最後の急登です、雲尾坂、九合目、目の前に別世界が開けます。この山の醍醐味はこの一変する景色でしょう。

山頂は標識があるだけです。遊仙閣は取り壊されていた。

 
味気ない山頂
 
山頂に飛び出すと
別世界が
 
コバイケイソウが満開です
 
自然交流センターによってから小赤沢へのルートで湿原を横断する。大小無数の地塘が点在するその広さは圧巻です。コバイケイソウが多く、白い穂は良く目立ちます。地塘の周りに群生もしています。一部残雪が木道を隠していた。
小赤沢と赤倉山の分岐で雷清水で汲んだ水を沸かして熱いコーヒーを飲んだ。鳥甲山、岩菅山、横手山が雲の切れ間から見え隠れする。早立ちの余裕で大休憩をしていると小赤沢からの人が何人も通り過ぎていった。

この先に苗場神社があると聞いたので寄ってみた小さいが立派な祠が祀られていた。このまま進むと佐武流山に続く、そして白砂山への魅力あるルートだ。
ここで、予想外の雨です。交流センターまで急いで戻り、雨宿りしながらズボンをはいた。
小降りになったところで下山をした。急に大粒になったと思うと明るくなったりする。山の天気は気まぐれです。

 
苗場山神社

下山後の温泉
街道の湯
 
沢山尾花に合えたし、壮大な平原と地塘も見られたので良い山行でした。早立ちの恩恵も受けられたようです。
街道の湯で汗を流して越後湯沢ICで高速道路に乗りました。関越自動車道は大渋滞でパーキングで2時間ほど寝てから帰りました。見事、渋滞解消で、スイスイと海中でした。