三本槍ヶ岳ー茶臼岳  平成25年4月15日

コースタイム
北温泉駐車場7;45〜スダレ山10:04〜10;50三本槍11;25〜朝日岳分岐12;25〜茶臼岳13;30〜14;40ロープウエーバス停14:55
=北温泉入り口バス停〜15;20北温泉駐車場
ルート図

 
道の駅
「那須高原友愛の森」 
右の奥に茶臼岳
早朝に東北自動車道を走る、風が強いのが気にかかる。天気予報は9時ころまで強風のマークが付いていた。那須ICで下り、道の駅「那須高原友愛の森」 で仮眠しながら天候の回復を待った。桜の花が満開の見ごろ、その下に止めて花見をしながら休憩をする。
最初はロープウエーに車を止めて茶臼岳ー三本槍ー北温泉の予定だったが避難小屋付近の風を嫌って北温泉から登ることにした。
北温泉入り口バス停から茶臼岳、朝日岳の眺めが良い、風のためか山はすっきりとした姿を見せてくれ、風のない車中から眺めると期待が膨らんできます。

北温泉駐車場は5−6台が停まっていた。準備をするが風は相変わらず強い、9時には止むという天気予報を信じてあるきだした。
大きな露天風呂の裏側のアルミ橋で登山道に入る。
清水平の案内に従うと雑木林に笹のすっきりした道で手入れも良く歩きやすい。
林道を渡り、樹間から茶臼、朝日が見え隠れするのを励みに歩を進めた。

北温泉
登山道はここを右に下る
 
 
スキー場分岐を過ぎると雪が現れた
 樹林のため風はさほど気にならないのが助かります。スキー場への分岐ふきんは五葉ツツジの木が目立つようになる。
看板の写真も五葉ツツジの花が書かれていた。花はいつ頃だろう。くぼ地に出ると一面の雪景色に変わりビックリする。
この先は雪道と普通道が入れ替わり出てくる。雪中のダケカンバ、ブナはいつ見ても感動する。

高度が上がり笹の原になると見晴らしはすばらしい、心配していた風もおさまって穏やかな登山日和になりました。
茶臼岳、朝日岳、熊見曽根、清水平と陵線が迫る。朝日岳の尖峰と茶臼の台形が見ごたえがある。
ここは那須の絶好の展望台だと思う。茶臼岳はまだ白いところが多いようだ。
最後は雪道を急登してスダレ山に到着です。陵線にはほとんど雪がありません。

那須連山、迫力があります
 
 
これから向かう三本槍ヶ岳
泥濘に足をとられながら進む、展望が開けると朝日岳への分岐に着きました。
三本槍ヶ岳がどっしりと構えている。登山道に一人歩く姿が見えていました。
泥濘を避けるようにして歩きます。先行者の足跡を追うと途中から夏道を外れて薮を直登して仕舞った。

山頂には若者が一人いて、記念シャッターを押してもらう。
パンを齧りながらしばらく話をする。山レコに記録をアップしていると聞き、自分のHPを教えて別れました。
360度の展望を独り占めです。昨年5月に歩いた会津駒ケ岳ー三つ岩の陵線は真っ白で穏やかな尾根です。燧ヶ岳、日光方向、磐梯山は霞んでいました。一番気になったのはまだ行った事のない粟ヶ岳、守門岳、御神楽岳の山塊です。
 
 
流石山をバックに
 
朝日岳分岐より一気に下ります
茶臼岳が立派です
まだ先が長いので長居は出来ません、来た道を戻り、北温泉の分岐で朝日岳方向に向かいます。
起伏の少ない陵線からの展望を楽しみながら、そして足元の泥道に悩まされながらも気分爽快の歩きが続きます。

朝日岳の分岐で360度展望を満喫する。朝日岳はパスして下ります。
急斜面のザレ、岩陵、雪のトラバースと危険がいっぱいの道を慎重に下ります。
避難小屋の、手前のトラバースが本日一番の危険地でした。急斜面の雪面に付けられた足跡をしっかり踏みながら渡ります。
下を見るとゾクゾクとして足の運びが鈍ってしまう。渡り終えてホット一息つけました。

避難小屋にザックが置かれていた。ピストンしているものと思ったがそれらしき人には会いませんでした。不思議な荷物でした。
茶臼岳の登りにかかると雲行きが怪しくなってきた。山頂に着くころには雹が降り出したのにはビックリです。

急いで下山するが、雷が鳴り出し焦ります。大雨が降るなかロープウエー駅に着いて一安心です。
バスが待機していて15分ほどで出発した。乗り継ぎはバッチリでラッキーでした。
北温泉登山口で下車して雨の中駐車場まで、ふきのとうを収穫士ながら歩きました。
北温泉に寄りたい気分は雨降りでテンションが下がり帰路に着いた。
展望は雪山が良いと改めて思うのでした。
 
 
避難小屋へのトラバース
危険がいっぱい
 
雹が降った
茶臼山頂